馬の楽園。宮崎最南端の都井岬に住む、野生馬に会いに行こう!

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馬の楽園。宮崎最南端の都井岬に住む、野生馬に会いに行こう!

馬の楽園。宮崎最南端の都井岬に住む、野生馬に会いに行こう!

更新日:2015/04/02 10:28

青空のプロフィール写真 青空 元添乗員、旅の演出家

宮崎と言えば太平洋に面した温暖な土地で、日向灘の絶景をイメージされる方が多いでしょう。その日向灘の更に南の美しい岬に、野生の馬たちが住む楽園がある事をご存知でしょうか。今回は、その宮崎最南端の都井岬でしか会えない、珍しい野生馬・御崎馬をご紹介します。

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野生馬「御崎馬」の来歴と、その暮らし。

野生馬「御崎馬」の来歴と、その暮らし。

写真:青空

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都井(とい)岬に住む馬達は御崎(みさき)馬と呼ばれ、堂々として大人しく、人間が近寄っても怖がる様子もありません。海を見下ろす岬で静かに草を食む様子は、穏やかそのもの。

彼らがここに住むようになったのは、およそ300年前。この地を治めていた藩主が軍馬を育てるために放牧した事がきっかけで、その後、ほぼ人の手が入らずに繁殖を繰り返し、野生化したと言われています。昭和28年(1958年)に純粋な日本在来馬として、国の天然記念物に指定されました。現在約80数頭が、半分人間に守られながらここで暮らしています。

都井岬は南国・宮崎の最南端に位置しますが、やはり冬は寒く、御崎馬たちは森の中で寒さをしのぎます。毎年一月下旬に野焼きが行われ、春から初夏にかけて緑の草原が再生されます。これから暖かくなるにつれて御崎馬たちは、草が豊かな丘で過ごすようになり、春には仔馬(春駒)の姿を見かけるようになります。仔馬はふかふかで、一際可愛らしいのです!

「駒止の門」を抜けると、そこは御崎馬の楽園!

「駒止の門」を抜けると、そこは御崎馬の楽園!

写真:青空

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都井岬へ向かう途中には「駒止の門」(馬を止める門)があり、その先に御崎馬たちが自由に暮らす楽園が広がります。御崎馬は道路を自由に歩いていたり、丘や広場でのんびりしたり、草を食んでいたり、広大な岬で自由を満喫している様子。母馬は仔馬の傍から離れず、仲間たちもそれを優しく見守ります。

道路からも御崎馬たちの様子はよく見えるのですが、ぜひ御崎馬たちが草を食む丘へ登ってみましょう。間近で見ると意外なほど小柄に思うことでしょう。日本古来の馬である御崎馬は、小型で頭が大きく、斜面が多い岬に適合した強い後ろ脚をもつ所が特徴です。

のんびりとして俊敏さは感じませんが、野生なので触れたりちょっかいを出したりするのは絶対に駄目。驚かせないように少し離れた所からそっと見守りましょう。
また、道路では馬がいきなり飛び出してくる事もありますので、車で来られる方は十分注意して下さい。特にカーブなどは最徐行で。岬内は「車優先」ではなく「馬優先」です。

※駒止の門を車両で通行する場合は、車400円・バイク100円/1台、の協力金が必要です。

青い海と壮大な景色が広がる岬の先端!

青い海と壮大な景色が広がる岬の先端!

写真:青空

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御崎馬たちが暮らす丘から更に岬の先端の方へ向かうと、ぐるりと周囲を見渡せる爽快な場所があります。遮るもののない景色を見下ろし風を浴びると、ほんとに気持ちいい〜!

都井岬は宮崎市から南に約90kmと距離がある為、宮崎観光から外してしまう方も多いようですが、日南海岸を南下しながら、青島や鵜戸神宮などの見どころを巡り、太平洋を望む海岸線のドライブを楽しめば、それ程遠くはありません。

車が運転できない方は串間からバスで行くといいでしょう。バスは串間駅から約45分、一日4〜5本の運行です。(MEMO よかバス時刻表参照。)目的地が都井岬なのであれば、宿泊施設もありますので、岬に宿を取って夕日や朝日を眺めるのはいかがでしょう?
都井岬は夕景が大変美しいです。ここは馬だけではなく、風景も素晴らしい場所なのです。

日本の灯台50選に選ばれた、白亜の灯台「都井岬灯台」

日本の灯台50選に選ばれた、白亜の灯台「都井岬灯台」

写真:青空

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都井岬で絶景を楽しみたいなら「都井岬灯台」へ上ってみましょう。
この灯台は、外観もきれい、眺めもきれい、更に内部に上れる!国内に15基しかない見学できる灯台なのです。周囲にはこの地に自生する天然記念物の「ソテツ」が茂り、南国気分を盛り上げます。

内部を見学したら、灯台の展望台に立ってみましょう。目の前には全面パノラマの太平洋が広がります。左手には日向灘、右手には大隅半島や、天気が良ければ遠く種子島まで望めます。
都井岬へ来たら是非この場所に立ってみて下さい。潮風に包まれて開放感いっぱいになること間違いなしです!

灯台観覧:大人200円(中学生以上)・子供無料(小学生以下)
参観時間:9:00〜16:30 無休

御崎馬をもっと知りたい方は「都井岬ビジターセンターうまの館」へ。

御崎馬をもっと知りたい方は「都井岬ビジターセンターうまの館」へ。

写真:青空

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馬は古くから人間と暮らしてきた大切なパートナーですが、現代では飼育者や乗馬をする人くらいしか馴染みがないのではないでしょうか。
「都井岬ビジターセンターうまの館」では、都井岬や御崎馬の事はもちろん、人と馬の歴史・食物連鎖などが展示され、自然の営みから馬の一生までを学ぶことが出来ます。御崎馬を見て穏やかさに触れ、生態も知りたいと思った方はぜひ訪れてみてください。きっと馬に親しみが湧いて見る目が変わるでしょう。

「都井岬ビジターセンター」
見学料:大人300円・小中学生200円
開館時間:9:00〜17:00 月曜休館(月曜が祝日の場合は火曜休日)

おわりに

都井岬は40年ほど前にブームが起こり、一年で68万人が訪れたと言います。新婚旅行で行った!若いころに行った!という年配の方も多いのではないでしょうか。両親の新婚旅行先だという方もいるでしょう。

ここがわざわざ来る価値がある場所だという事は、以前のブームが示す通りではないでしょうか。一度は行ってみたいという方や、再訪を願う方!ぜひ今年こそ、御崎馬に会いに訪れてみて下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。

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