京都の路面電車「嵐電」で巡る!春の花の名所と世界遺産

京都の路面電車「嵐電」で巡る!春の花の名所と世界遺産

更新日:2014/03/11 16:20

LUIのプロフィール写真 LUI アマチュア写真家
寒さが揺るぎ始め、春を感じ始める京都。その中でも春にぜひ訪れてほしいのが京都の嵐電の沿線の名所の数々です。
椿、梅、桜といった花と歴史的な寺社仏閣を同時に楽しめる名所が嵐電沿線には数多く広がっています。
旅情あふれる京都の嵐電に乗って花の名所と世界遺産を旅してみませんか?

京都の路面電車 嵐電

京都の路面電車 嵐電

写真:LUI

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京都の嵐山と大宮、北野白梅を結ぶ京都で唯一の路面区間を持つ京福電気鉄道。愛称を嵐電(らんでん)と言います。京都の町の中を走り、地元京都の人や観光客に愛される電車です。行く先々の駅名が京都を感じさせる旅情を高めてくれる京都の交通手段のひとつです。
また、四月初旬には嵐電北野線「鳴滝」駅から「宇多野」駅間の"桜のトンネル"を楽しむことができます。
嵐電天神川で京都市営地下鉄、西院、四条大宮駅で阪急電車に乗り換えできます。また、人気観光エリアの嵐山にも行くこともできます。
お得な乗車券、嵐電1日フリーきっぷ(大人500円、子供250円)を使うのがオススメです。

梅と学問の名所 北野天満宮

梅と学問の名所 北野天満宮

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言わずと知れた学問の神様、菅原道真を祀った北野天満宮。有名なのはご利益だけではなく初春の梅の花も同じです。梅のシーズンには広大な境内のいたるところに咲いた約1500本の梅の花やその香りを楽しみにきた観光客でにぎわいます。
「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな」 と菅原道真が詠った梅の花からの香りは安らぎと春の気配を感じさせてくれます。
見ごろは2月中旬から3月下旬ごろまでです。

椿の名所、等持院

椿の名所、等持院

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等持院は等持院駅から歩いて5分ほどの所にあります。
足利尊氏の菩提寺として知られています。庭園は夢窓国師作と伝えられ、衣笠山を借景にした池泉式回遊庭園です。その庭園の中でも魅力的なのが椿。有楽椿といい樹齢約400年の古木が美しいピンクの花を咲かせます。散り椿と苔むした緑の色合いもまた美しいです。
見ごろは2月中旬から3月中旬です。

花咲く枯山水 龍安寺

花咲く枯山水 龍安寺

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枯山水の名庭園で知られる世界遺産の龍安寺(りょうあんじ)。石と砂であらわされた枯山水庭園の小宇宙はそれだけでも一見の価値があります。
いつもは落ち着いた雰囲気で悟りや瞑想を促す庭園ですが春になると塀の後ろに咲く桜の花がアクセントになりぱっと明るく彩られます。春の桜の時期にしか見られない季節限定の眺めです。また敷地内には立派な桜が何本も植えられた場所があり、桜の花が視界一面に広がり、迫力があります。
桜の見ごろは京都各地と同じぐらいで例年4月初めごろです。

桜と五重塔 仁和寺

桜と五重塔 仁和寺

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仁和寺(にんなじ)は御室仁和寺から歩いてすぐの京都の世界遺産の一つです。
徒然草にある一節「仁和寺にある法師」で、その名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
仁和寺では御室桜と呼ばれる遅咲きの桜が咲きます。桜林を通り抜ければいかにも古都らしい五重塔と一面の桜の組み合わせの景色が見ることができます。例年の見ごろは4月初旬〜中旬で過去の見ごろシーズンが仁和寺HPに掲載されています(下記MEMO参照)。
また、他にも見所として立派な仁王門や五重塔が借景になっている庭園、花びらが緑色に咲く御衣黄 (ぎょいこう)という珍しい品種の桜があります。

おわりに

春の花といえば桜という方も多いですが京都は桜以外にもきれいな花の名所があり、それらの花が彩りを与えるいつもと違う一面を楽しむのもオススメです。ぜひ京都の路面電車「嵐電」で旅情を高めながら春の京都の花めぐりにでかけてみませんか?

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。

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