シカゴ「ウィリス・タワー」上空412mで浮遊体験!?

シカゴ「ウィリス・タワー」上空412mで浮遊体験!?

更新日:2018/07/12 12:59

トラベルjp 編集部のプロフィール写真 トラベルjp 編集部
21世紀突入前後から、世界各国でその高さを競うように建設されている高層ビル。世界一高いドバイのブルジュ・ハリファや、近年高層ビル建築が進んでいる中国など、世界の高層ビル事情には常に一定の注目が集まっています。
そんな高層ビル建築の先駆けであり、「摩天楼発祥の地」とも呼ばれるアメリカ・シカゴで1位の高さを誇る「ウィリス・タワー」。その高さを利用したここでしかできない驚きの体験があなたを待っています。

シカゴで1位、アメリカ国内でも2位の高さを誇るタワー

シカゴで1位、アメリカ国内でも2位の高さを誇るタワー

写真:トラベルjp 編集部

地上高442m。ビルの頂上に立つアンテナまでを含めると、全高527mもの高さを有する「ウィリス・タワー(Willis Tower)」は、ミシガン湖畔からダウンタウンをぐるりと囲むように走るローワー・ワッカー・ドライブ沿いに位置しています。この高さは、2017年現在でシカゴ市内1位、アメリカ国内2位、そして全世界で9位の高さを記録。

シカゴのダウンタウンに林立するビル群の中でも、一際その存在感を放っているウィリス・タワー。頂上の2本のアンテナが角のようで、なんとも言えない愛らしさを感じます。

シカゴで1位、アメリカ国内でも2位の高さを誇るタワー

写真:トラベルjp 編集部

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現在では主にオフィスビルとして使用されていますが、1973年の完成当時は、世界最大の百貨店であり、世界一の高さを誇っていました。その名称も、当時は「シアーズ・タワー(Sears Tower)」と名付けられていました。しかし、シアーズ社の不景気によりタワーは売却。その後、保険関連企業であるウィリス・グループ・ホールディングスが命名権を取得したことにより、2009年、現在の「ウィリス・タワー(Willis Tower)」に改名されたのです。

観光スポットとしての「ウィリス・タワー」の誕生

観光スポットとしての「ウィリス・タワー」の誕生

写真:トラベルjp 編集部

そんな歴史を有する同タワーですが、1973年の完成以降、ここダウンタウンのシンボルとしてシカゴ市民をはじめ観光客から親しまれているのは、今も昔も変わらずのこと。

連日多くの訪問客で賑わい、休日ともなればテーマパークの待機列のごとく行列が出来ています。彼らの目的は、ビルの103階にある展望室「スカイデッキ・シカゴ(Skydeck Chicago)」。そして何を隠そう、スカイデッキの一画にある「ザ・レッジ(The LEDGE)」と呼ばれるアトラクションなのです。

ハラハラドキドキ!驚きの絶景がここに

ハラハラドキドキ!驚きの絶景がここに

写真:トラベルjp 編集部

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まるで宙に浮いているかのように見えるこの写真こそが、ウィリス・タワー1番人気の「ザ・レッジ(The LEDGE)」で体感することのできる風景。ザ・レッジとは、地上412mのスカイデッキ西側面に設置された、ガラス張りの小部屋のことです。
アトラクションと言っても、観光客はこの小部屋の中に入るだけ。……なのですが、そのハラハラドキドキは、写真を見ればおわかりのはず。ガラスの上に一歩を踏み出すことをためらってしまいそうなほど、足がすくむ景色と体験がそこに待っています。

ハラハラドキドキ!驚きの絶景がここに

提供元:Adam Alexander Photography

https://www.choosechicago.com/

しかし一度勇気を出して足を踏み出せば、左右そして上下180度に広がるシカゴならではの美しい景色に、感嘆の溜息が漏れること必至です。

ハラハラドキドキ!驚きの絶景がここに

写真:トラベルjp 編集部

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ザ・レッジは全部で4ヶ所設置されており、訪れた人は、この非日常的な体験を今か今かと待ちわびながら列を成しています。
勿論、写真撮影だってOK! 摩天楼の上空で寛いでいる写真や寝転んでいる写真など、工夫次第で色んな面白い写真が撮れることでしょう。

上空から見渡すシカゴ360度

上空から見渡すシカゴ360度

写真:トラベルjp 編集部

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スカイデッキの見どころは、勿論ザ・レッジだけではありません。快晴の日には、なんと周囲4州にわたる最大80kmもの眺めが楽しめるのだから驚き!

見る方角によって様々に表情を変えてくれるシカゴ360度の街並みは、見る者を飽きさせない魅力を秘めています。
北に広がるのは、シカゴならではの摩天楼の景色を形作る高層ビルの数々。地上から見上げる高層ビルジャングルも、このスカイデッキから見下ろせば、まるで小さな模型かなにかのよう。

上空から見渡すシカゴ360度

写真:トラベルjp 編集部

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東には、湖とは思えない程の広さを有する、世界最大の淡水湖・ミシガン湖のある景色が広がります。ネイビーピアをはじめ、たくさんのボートが停泊する湖畔沿いの景色は、美しい自然と街並みが融合した市民憩いのエリア。運が良ければ、湖越しにミシガン州側の対岸が見えることも。

上空から見渡すシカゴ360度

写真:トラベルjp 編集部

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南に広がる景色は、フットボールチーム「シカゴ・ベアーズ」のホームスタジアムである「ソルジャーフィールド」や、「フィールド自然博物館」をはじめとする、人気のスポットが集まったエリア。
そして西は、ザ・レッジからも眺めることのできる、国際空港やイリノイ大学などが立つエリアとなっています。美しい夕焼けを見ることができるのも、西側の眺望きってのもの。

時間帯、そして季節によって刻一刻と表情を変えるシカゴの街並み。
是非、ザ・レッジのドキドキの体験とあわせて、お気に入りの景色を探してみてください。

賢く巡って、素敵な思い出を……

賢く巡って、素敵な思い出を……

写真:トラベルjp 編集部

展望台スカイデッキへの一般入場料は、大人$23.00、子ども$15.00。時間指定のあるファストパスは、$49.00となっています。

大人気の観光スポット&アトラクションのため、前述の通り休日は長蛇の列を覚悟していく必要があります。しかしそんな時におすすめなのが、シカゴ・シティパス。スカイデッキのファストパスもついており、その他4ヶ所のスポットへの優先エントリーなどがついて大人$99.75なので、スカイデッキ単独のファストパスを購入するより断然お得!

賢く巡って、素敵な思い出を……

写真:トラベルjp 編集部

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ビルの中をぐねぐねと続く長蛇の列を横目に、ファストパス専用の通路をスイスイ進むことができるのは、なかなかに爽快……!? 
シカゴに数日滞在する予定の方は、是非このお得なシティパスを活用してみてください。

賢く巡って、素敵な思い出を……

提供元:Adam Alexander Photography

https://www.choosechicago.com/

シカゴの代名詞である摩天楼。
その景色を楽しむ方法は数あれど、上から見下ろすことができるのはここウィリス・タワーと、シカゴで2番目に高い「ジョン・ハンコック・センター(John Hancock Center)」の2ヶ所だけ。
何も視界を遮ることのないこのウィリス・タワー「スカイデッキ」&「ザ・レッジ」からの眺望は、絶対に忘れられない感動と興奮を、シカゴの思い出として刻んでくれることでしょう。

ウィリス・タワー「スカイ・デッキ」の基本情報

住所:233 S Wacker Dr, Chicago, IL 60606 アメリカ合衆国
電話番号:+1-312-875-0066
アクセス:Quincy/Wells駅から徒歩2分程
営業時間:10:00〜20:00(イベント時等を除く)

2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材・文・写真/ホリタナツミ

【取材協力:Choose Chicago】

掲載内容は執筆時点のものです。

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