世界遺産・十二湖を一望!青森県の「大崩展望所」

世界遺産・十二湖を一望!青森県の「大崩展望所」

更新日:2017/10/20 14:23

伊都 をかしのプロフィール写真 伊都 をかし 旅ライター
青森が誇る世界遺産・白神山地の一角にある「十二湖」。透き通ったコバルトブルーの「青池」をはじめ、たくさんの個性豊かな美しい湖で有名ですよね。点在している湖をめぐる観光がポピュラーですが、十二湖を一望できるビューポイントがあることをご存じですか?

ちょっとハードな山登りになりますが、汗をかく価値は絶対にあります!!足腰に自信のある方、人気の観光地を独り占めしちゃいませんか?

目指すは「大崩展望所」!

目指すは「大崩展望所」!

写真:伊都 をかし

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青森県の世界遺産・白神山地の中でも、神秘的なコバルトブルーの水をたたえた「青池」や淡いブルーの湖面が印象的な「沸壷の池」など、美しい大小の湖が点在している「十二湖」は、もっとも人気のある観光スポットです。そして、これらの湖を見てまわる湖めぐりがもっともポピュラーな観光です。いつ行っても、人気のある湖の周りは観光客でいっぱい。特に、行楽のシーズンは写真を撮るのも一苦労なんてこともあるかもしれませんね。

でも、これからご紹介するビューポイント「大崩展望所」は、そんな心配は絶対ありません。連休のど真ん中でも、誰にも出会わない可能性があるほどの穴場スポットなのです。

目指すは「大崩展望所」!

写真:伊都 をかし

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「大崩展望所」へのスタートポイントは、「十二湖」の中でも最も有名で人気のある「青池」のすぐ横にあります。案内図にもあるように、「青池」から「大崩展望所」までの所要時間は1時間15分。急な上り道が続きますし、足場の悪いところや滑りやすいところもありますので、登山靴かスニーカーがお勧めです。軍手や水筒も用意しておくと安心ですね。そうそう、トイレもありませんので、先に済ませておきましょう。

ピンクのテープが案内人

ピンクのテープが案内人

写真:伊都 をかし

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「大崩展望所」に向かう道に一歩足を踏み入れたとたん、さっきまでの観光地らしい賑わいがウソのようにひっそりとします。

ピンクのテープが案内人

写真:伊都 をかし

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手つかずの大自然を存分に味わえる登山道です。でも、迷わないようにピンクのテープがガイドしてくれます。このピンクのテープ、とっても重要なんですよ。いつも目印にして歩いてくださいね。

ピンクのテープが案内人

写真:伊都 をかし

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急な上り道続きなので、けっこう息が切れます。そして、あっという間にに汗だくになってしまいます。森の中の休憩所って感じのステキなベンチがあったら、ちょうど中間地点です。ちょっと一服しましょう。梢のざわめきや鳥たちのさえずりを楽しみながら、息を整えてください。

そろそろ軍手の出番かも

そろそろ軍手の出番かも

写真:伊都 をかし

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道の途中に大きな倒木があって乗り越えなきゃならなかったり、ロープをつかんで上らなきゃならないような急な斜面があったりします。落ち葉の道も滑りやすいので要注意です。足元に気をつけて、慎重に登ってくださいね。

そろそろ軍手の出番かも

写真:伊都 をかし

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この看板が見えたら、目指す「大崩展望所」まであと少しです。

そろそろ軍手の出番かも

写真:伊都 をかし

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目の前に視界が開けたら、到着!「大崩展望所」です。「展望所」であって「展望台」じゃないことにお気づきでしょうか?視界は抜群ですが、広いスペースはありません。崖の上の細い道が「大崩展望所」です。

十二湖の名付け親「大崩展望所」

十二湖の名付け親「大崩展望所」

写真:伊都 をかし

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「十二湖」の名前の由来をご存じですか?「十二湖」には、実際には30以上の湖があるんです。それなのに、なぜ「十二湖」と名付けられたのか?それは、ここ「大崩展望所」から見えた湖が12だったからなんだそうです。つまり「大崩展望所」は、「十二湖」の名付け親ってわけですね。

十二湖の名付け親「大崩展望所」

写真:伊都 をかし

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目の前には日本海とブナの森、そして「十二湖」の湖が広がっています。森山海岸のガンガラ穴も見えますよ。見つけられるかな?がんばって急な坂道を登ってきたんですから、世界遺産の絶景を独り占めして、贅沢なひとときを思いっきり楽しんじゃってくださいね!

大崩展望所の基本情報

・住所:青森県西津軽郡深浦町松神国有林地内
・電話番号:0173-74-4412(深浦町観光課)
・アクセス:
車 弘前市から1時間50分 大鰐弘前ICから2時間
弘南バス JR十二湖駅から奧十二湖駐車場(青池まで徒歩10分)まで約15分 
※2017年の運行は11月30日まで

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/10/08 訪問

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