すべての始まりの地!鹿島市「鹿島神宮」は人生最強のパワースポット

すべての始まりの地!鹿島市「鹿島神宮」は人生最強のパワースポット

更新日:2017/10/17 13:59

Naoyuki 金井のプロフィール写真 Naoyuki 金井 神社・グルメナビゲーター
天孫降臨ってご存知?天上にいた神様が地上に降りてきて日本を治め始めたことで、その降り立った地が現在の宮崎県高千穂と言われています。そんな天孫降臨に全く関係なさそうな茨城県鹿島市の「鹿島神宮」は、その天孫降臨に重要な役割を担った神社で、「すべての始まりの地」と呼ばれるほどの凄いパワースポットです。
人生のターニングポイントでご利益をいただける、最強神社をご紹介いたします。

鹿島から高千穂への壮大なレイライン「東の一の鳥居」

鹿島から高千穂への壮大なレイライン「東の一の鳥居」

写真:Naoyuki 金井

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鹿島神宮は神武天皇元年創建で、日本の皇紀と同じ2,677年の歴史を持つ古社中の古社です。初めて神社の格式が決まった延喜式の平安時代から、伊勢神宮のほかに神宮と呼ばれたのは、鹿島神宮と香取神宮だけと聞けば、いかにその格式が高かったことが理解できるでしょう。

鹿島から高千穂への壮大なレイライン「東の一の鳥居」

写真:Naoyuki 金井

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鹿島神宮のご祭神はタケミカヅチ神。香取神宮のフツヌシ神とともに天孫降臨に先立ち、先遣隊として鹿島市の明石の浜から地上界に降臨し、それまで日本を支配していたオオクニヌシから国譲りの約束を取り付けた、云わば神話時代の外務大臣です。しかし、納得しなかった弟のタテミナカタが反抗すると圧倒的な強さで討伐した防衛大臣でもあるのです。

その強さから日本神話最強の武神、勝利の神様と呼ばれ、現代でも多くの武道場に鹿島大明神の掛軸が掲げられています。

鹿島から高千穂への壮大なレイライン「東の一の鳥居」

写真:Naoyuki 金井

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タケミカヅチ神達の日本平定後、天照大神から使わされた神話時代の首相ニニギノミコトをはじめとした多くの神が高千穂に降臨し、皇室(の先祖)による日本国がはじまりました。タケミカヅチ神は任務終了後、鹿島神宮に祀られ、タケミカヅチ神達の降り立った鹿島市の明石海岸には、鹿島神宮の「東の一の鳥居」があります。

不思議なことに、ここ鹿島神宮と高千穂神社を結ぶ直線上には、伊勢神宮、富士山、明治神宮、皇居が並びまさに日本と皇室を象徴しています。そして夏至の日に太陽が、この鳥居から西に進むことから日本最長級のレイライン(光の道)とされ、その入口にあたることから鹿島神宮が「すべての始まりの地」と呼ばれています。

こうした由来から鹿島神宮は、人生を転換するターニングポイントの作用を持ち、勝利の武神により邪魔するものをはねのけ進む力を授かることができるパワースポットなのです。

奥参道は「静から動」への道

奥参道は「静から動」への道

写真:Naoyuki 金井

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参道は大鳥居から奥宮まで一直線です。拝殿の先からは、両側に杉木立が並び立つ鎮守の杜で、ここから参道は「奥参道」と呼ばれ、奥宮(旧本殿)に導く荘厳で神秘的な参道です。

この奥参道は、タケミカヅチ神の穏やかな魂と荒ぶる魂へと向かう道と云われ、目標に向かう気持ちを向上させ、勝負への決断・行動力を倍増させると言われています。

奥参道は「静から動」への道

写真:Naoyuki 金井

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奥参道の途中にあるのが「鹿園」。ここは穏やかな魂が気持ちを和ませ、ご利益がいただきやすくなると云われているスポットで、鹿島神宮の神使いである日本鹿が飼育されています。

鹿と云えば奈良の春日大社が有名ですが、春日大社の創建時に鹿島大神を勧請する際、御分霊を白い鹿の背に乗せて運んだ鹿の子孫が現在の春日大社の鹿で、ここにいる鹿はその春日大社の子孫。いわば故郷への帰郷です。
因みに鹿の角は英語で「アントラー」で、鹿島アントラーズのチーム名の由来になっています。

奥参道は「静から動」への道

写真:Naoyuki 金井

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奥参道の突き当りにあるのが「奥宮」。徳川家康により本殿として造られ、二代将軍秀忠により現在の本殿が造営された時、現在地に遷されました。
ここは荒ぶる魂の象徴的なスポットで、勝負へのエネルギーが充満した強力なパワースポットです。

最強のパワースポット「七不思議」

最強のパワースポット「七不思議」

写真:Naoyuki 金井

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鹿島神宮には七不思議があります。その一つが「要石」。大ナマズが起こすと信じられていた地震で、その大ナマズを押さえつける守り神として信仰されたものです。直径30cmほどの石で「な〜んだ!」と思われるかもしれませんが、地中部分は大変大きくて、かつて水戸光圀がこの石の大きさを確かめようと七日七晩掘らせましたが、結局掘り起こすことが出来ず事故が頻発したので取りやめたと云われています。

東日本大震災時には、巨大なエネルギーを放出して被害を抑えたとも噂される、鹿島神宮最大のパワースポットです。

最強のパワースポット「七不思議」

写真:Naoyuki 金井

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もう一つが「御手洗(みたらし)池」。かつては西の一の鳥居のある大船津から船で進み、ここでみそぎをしてから参拝したと云われています。

神話の時代に一晩で湧き、以来、干ばつがあっても枯れたことが無いという奇跡の池として信仰されています。更にこの池に大人が入っても、子供が入っても水位は胸のあたりまでしかないという摩訶不思議な伝説があり、癒しや清めのパワースポットです。
この他七不思議には「松の箸」「末無川」「海の音」「根上り松」「鎌足藤」があります。現地で確かめてみてくださいね。

最強のパワースポット「七不思議」

写真:Naoyuki 金井

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御手洗池のパワーを実際に身体に取り込むことが出来るのが、池の隣にある「一休」。鹿島神宮のご神水は「長命の名水」と云われ、この天然水を使用して様々なメニューを提供しています。特に名物なのが池の名前に由来する「みたらし焼きだんご」で、湧水で作った味噌を使用しており、この場で焼いているので熱々の団子が食べられます。

その他、抹茶などの飲み物や手打ちそば、更に地酒などなど、ご神水を心ゆくまで味わえます。

ご利益の仕上げに「帯占い」

ご利益の仕上げに「帯占い」

写真:Naoyuki 金井

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パワースポットを一めぐりして、最後に願いを掛けるには「絵馬」。神使いの鹿に願いを託せば、叶う事間違いないでしょう。

ご利益の仕上げに「帯占い」

写真:Naoyuki 金井

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そしておみくじの代わりが「帯占い」。帯から出ている4本の紐を2本ずつ結び、一つの円になれば願いが叶うもの。二つの円がつながると「半ば叶い」、二つの円に分かれると「願いは叶わない」のです。

結果が良ければ、お守りとして持参し、悪ければ鹿島神宮に結んで新たな機会を得ましょう。

ご利益の仕上げに「帯占い」

写真:Naoyuki 金井

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昨今のご朱印ブームで、やはりご朱印は頂きたいもの。ご朱印帳を持っていないと云う方にうってつけなのが「相川七瀬」デザインのご朱印帳。女子力アップしそうなキュートなご朱印帳で、気分もウキウキするかもしれません。

周辺散策ついでに「東国三社パワー」

周辺散策ついでに「東国三社パワー」

写真:Naoyuki 金井

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たっぷりパワーとご利益を頂いた後は、周辺散策をかねて更なるパワーアップをしましょう。

はじめは、先にご紹介した東の一の鳥居と対峙する「西の一の鳥居」です。この場所はかつて鹿島神宮参拝者の船着場だったところで、多くの参拝者が神宮に向かった地。現在の鳥居は、水上鳥居としては日本最大級の鳥居です。

周辺散策ついでに「東国三社パワー」

写真:Naoyuki 金井

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次は「南の一の鳥居」で、現在では息栖神社の鳥居が代用されています。この息栖神社は鹿島神宮の摂社で、タケミカヅチ神を先導したクナドノ神を祀っており、強力なパワースポットです。

<基本情報>
住所:茨城県神栖市息栖2882
電話番号:047-857-3211
アクセス:
【電車】JR総武線(成田廻り)小見川駅下車、タクシーで10分
JR鹿島線 鹿島神宮駅または潮来駅下車、タクシーで20分
【高速バス】JR東京駅八重洲南口より高速バスかしま号(鹿島神宮駅行き)→「鹿島セントラルホテル」停留所下車〜タクシーで5分、または徒歩30分
【車】東関東自動車道「潮来IC」より15分、「佐原・香取IC」より20分
※鹿島神宮からは車で約20分です。

周辺散策ついでに「東国三社パワー」

写真:Naoyuki 金井

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最後は利根川を挟んだ千葉県香取市にある「香取神宮」です。タケミカヅチ神と同行したフツヌシ神を祀った神社で、こちらもパワースポットとして有名です。

香取神宮には鹿島神宮同様神使いの鹿園があり、大鯰の頭を抑えた鹿島神宮の要石同様、尻尾を押さえているといわれる要石があります。まさに鹿島神宮とは双子のような神社で、千葉県の一ノ宮です。

<基本情報>
住所:千葉県香取市香取1697
電話番号:0299-92-2300
アクセス:
【電車】JR成田線「佐原駅」タクシー10分
【高速バス】関鉄グリーンバス:東京駅発「佐原廻り麻生行き」→「香取神宮前」下車徒歩5分
  千葉交通バス:浜松町発東京駅経由「小見川ルート」→「佐原香取インター」下車徒歩15分
【車】東関東自動車道「佐原香取IC」から2分
※鹿島神宮からは車で約30分です。

鹿島神宮の基本情報

住所:茨城県鹿嶋市宮中2306-1
電話番号:0299-82-1209
アクセス:
【電車】JR東日本鹿島線 鹿島神宮駅 (徒歩10分)
【高速バス】東京駅から、高速バスかしま号で「鹿島神宮」バス停下車
【車】東関東自動車道「潮来IC」から、国道51号を鹿嶋方面へ約20分


特にお勧めは「鹿島神宮」「息栖神社」「香取神宮」を巡る「東国三社巡り」です。ツアーバスなども催行されていますのでご検討されてみてはいかがですか。
「すべての始まりの地」をじっくり散策して、人生のターニングポイントを上手に生かしてみてください。
※なお、鹿島神宮にはかつて東西南北の一の鳥居があり北だけ無かったのですが、2017年10月1日に戸隠神社の前に北の一の鳥居が建立されました。

2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/10/08 訪問

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