横浜で最大の酉の市会場といえば、中心部にほど近い横浜橋商店街の界隈!商店街の隣には「金刀比羅大鷲神社」があり、御酉様を祀っている関係で、11月の酉の日に行われます。土日とは限りませんので、詳細は金毘羅神社の公式サイトを拝見することをオススメします。
この「金刀比羅大鷲神社」ですが、横浜中心部といえども交通の便がものすごく良い場所ではないため、横浜市民全員が知らない理由になっているのかもしれませんね。ただ、前もってチェックしておけばあまり難しい場所ではありません。横浜駅や関内駅を通る横浜市営地下鉄ブルーラインの阪東橋駅から歩いても10分弱!
阪東橋駅から大通りを伊勢佐木町方面へ歩いていけば、横浜橋商店街のアーケードが見えますので、その周辺付近から酉の市の会場となります。といっても、阪東橋の駅を降りれば酉の市の熱気がすぐさま伝わってきますので、迷うことはなし!
写真:木村 優光
地図を見る写真:木村 優光
地図を見る酉の市会場へ一歩入ってみると、写真のような露店がたくさん並んでいます。会場自体は自動車の交通規制された道幅の広い道路上ですので、混雑していても遠目から見ることが可能!各露店には店名が書かれた提灯が掲げられていて、日没が近くなるとライトアップされます。
写真:木村 優光
地図を見るライトに照らされた色とりどりのたくさんの熊手、そしてそれを見たり買ったりする人がお店の人と交わすやり取り。商売繁盛の根本を間近で見ることができる貴重なイベントです。なお、売買の商談が成立すると三本締めが行われますが、これは酉の神様に商売繁盛の誓約をするため!これこそが年末の風物詩!
写真:木村 優光
地図を見る酉の市というと熊手売の露店をイメージしますが、「金刀比羅大鷲神社」ではメインストリートから1本それた路地に入ると、お祭りなどで定番の露店がたくさん出ています。路地の幅が狭いため、所狭しと露天が並ぶ様子は見ごたえあり!焼きそばやお好み焼きなども売られているため、いい匂いにつられて購入してしまうかも?!
露店は食べ物や飲み物系だけではありません。中には写真のような懐かし目の露店も!このご時世、お面と風車だけを売る露店は普通のお祭りでもほとんど見かけなくなりましたが、ここは横浜中心部でも下町にあたるため、昔ながらの露店に注目して散策しても面白いでしょうね。
写真:木村 優光
地図を見る露店が沢山出た路地を突き進むと、「金刀比羅大鷲神社」の門前にアクセスすることができます。普段でも真っ赤で大きな鳥居が目印ですが、酉の市ともなると鳥居の周囲を取り囲むかのようなたくさんの提灯が飾られます。これだけの数の提灯を見ると、どこからともなく熱気が溢れてくるのは日本人の証!
日没後になるとそれぞれの提灯に明かりが灯られ、非妻の様子とは一変、ノスタルジックな世界へと変わります。そして本堂へと祈願する人の列ができ、大いに賑わいます。一見、大晦日に初詣待ちをしているかのように見えるため、年末の気分を11月にして早くも感じることができます。
写真:木村 優光
地図を見る「金刀比羅大鷲神社」に隣接する横浜橋商店街は、実はなんと、落語家で有名な歌丸さんが名誉顧問を勤めています。それもそのはず、歌丸さんは真金町出身の方で、横浜橋商店街の住所も真金町!落語家の師匠が名誉顧問を勤めていらっしゃると聞けば、じっくり観光しないわけがありません。
そんな横浜場商店街は全長が400m弱のアーケード商店街。写真で見ると一見、綺麗に整備された商店街かと思われそうですが、一歩でも中に踏み入れれば下町色が濃い商店街!横浜のアーケード商店街といえば真っ先にここが出てきてもおかしくないくらいの歴史もあります。
写真:木村 優光
地図を見る商店街の内部は下町風情あふれる個人店が軒を連ねていて、鮮魚、八百屋など、新鮮なものが安く手に入ることから、横浜中心部に住む方にとっては馴染みのある商店街です。写真のように新鮮な魚ほど店先に裸で並べたくなるのは、貴方も店主だったらそうしたくなるはず。それだけ質と値段に自信がある証拠でもあるのです。
写真:木村 優光
地図を見る横浜橋商店街では韓国系のお店も非常によく目立ちます。まるで横浜橋商店街がコリアタウンなのでは?と思ってしまうくらい、韓国系の飲食店や食料取扱店が軒を連ねています。特にアーケード商店街から1歩路地に入ったあたりには、写真のようにキムチ専門店があります。これらの店舗は全て韓国人の方が経営されているため、本場のキムチを味わうことができますので、訪問の際には購入してみることをオススメします。
「金刀比羅大鷲神社」や「横浜橋商店街」はJR根岸線やブルーラインが通る関内駅から1km弱と、徒歩にしても約10分ほどの距離にあります。関内駅の西側に位置する大通公園をまっすぐ進めばアクセスが可能!途中、寄り道として伊勢佐木町周辺を観光するも良し!
なお、関内周辺は横浜でも屈指の観光エリアで、さまざまな観光スポットが目白押し!観るだけでなく、食すことができる中華街もオススメです!したがって酉の市へ訪問した後に、中華街でディナーなんて良いかもしれませんね。
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(2024/5/4更新)
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