引き戸の玄関を開けると、「笑門来福(笑う門には福来る)」の看板と共に、猫の置物や岐阜提灯などがにぎやかに出迎えてくれます。
左手が町家の旧店舗部分、奥まで土間が続き、のれんの先が蔵カフェ。趣ある町家の風情を楽しんで下さい。
町家には必ずある中庭。和室の奥につくばいがあり、風情ある中庭が楽しめます。
カフェは2階建て蔵の中。靴を脱いで上がります。1階はテーブル席、2階はソファー席です。ムク木材で内装された室内には静かにジャズが流れ、寛ぎの空間が待っています。
奥のコーナーにピアノが置かれ、蔵の明り取りから室内のやわらかい照明に自然光が差し込み、部屋中に飾られた日本画がやわらかい和の雰囲気を加えます。明り取り窓は2階にも。
町家の土間を出て、蔵カフェに入る前に右を見てみて下さい。猫の置物がイスをよじ登っています。蔵の入り口右手から「川原町屋」の裏手へ抜ける事が出来ます。お店の方に一声かけて蔵の裏手へまわってみてはいかがでしょう。外へ出る前の左手に赤の和傘が開き、目に焼き付く景色が待っています。
ランチのおススメは、まるでホワイトソースがかかった様なオムライス。実は「真っ白い卵」で作られたオムライスです。「キミはどこへ行った!」と言いたいところですが、キミも白い卵で出来ています。キミも一緒なのです。
オムレツの中は、ジンジャーライス。きつね色のライスが白いオムレツの色を際立たせます。トマトソースがオムライスを包み、程よい酸味と味付けが絶妙な味わいです。トロトロの「まっしろたまごのオムライス」をご堪能下さい。たっぷりあるサラダも含めボリューム満点!緑、白、赤のまるでイタリア国旗のような色合いも楽しめますよ。
鵜飼船乗船場がある川原町通り入り口から150m程に建つレトロな赤い郵便ポスト。「川原町屋」の目印です。格子で囲まれた町家が続く川原町通りの茶色から黒への落ち着いたグラデーションの色合いの中で、赤いポストはひときわ輝いています。
町家の店部分の横の土間を抜けた先、蔵に入る前に赤い和傘がさされた待合場所があります。
蔵カフェから裏手へ抜けると、記憶に残る景色が待っています。和傘の下にもテーブル席があり、このテーブル席から金華山山頂の岐阜城がよく見えます。
ランチの後、長良橋を渡ってみましょう。9月と10月は、長良川の伝統漁法「せばり網漁」が長良橋の川上側で行われています。天然アユを驚かして捕獲する漁法。川漁師さん達がいたら、見学してみてはいかがでしょう。
長良橋を渡り川上側へ降りると右手の金華山山頂に岐阜城がそびえています。一段おりると木材デッキの長良川プロムナードを歩くことが出来るので、散策を楽しんでみてはいかがでしょう。少し歩くと鵜匠が乗る鵜舟(写真左手中央)を見ることもできますよ。
長良橋のたもとに戻ると「長良川観光ホテル石金」さんの風情ある旧館横に足湯があります。丁度良い温度の長良川温泉がひかれているので、散策で疲れた足を浸してマッタリするのに最適です。どなたでも利用できます。長良川プロムナード上の道路端にはベンチがあるので景色を眺めながらゆっくりするのもおススメです。
真っ白なオムライスのふわふわ感を楽しみ、長良川の風情を楽しんでみてはいかがでしょう。
「川原町屋の基本情報」
住所:岐阜県岐阜市玉井町28
電話番号:058-266-5144
アクセス:「川原町屋」がある長良橋まではJR岐阜駅から岐阜バスで15分ほど。長良橋は徒歩5〜6分で渡れます。橋の上からは川上、川下の長良川の景色が違って見えます。
2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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