写真:Mayumi T
地図を見る「野田屋茶店」の創業は安政6年(1859年)。初代店主が市内の野田からこの竪町に移り住み、創業しています。以来、ずっと代々の店主が石川県内の他、国内各地のお茶の生産地を訪れ、茶葉を仕入れ、そして店内で焙煎しています。
写真:Mayumi T
地図を見る店内に入ると、何だかホッと落ち着くような黒を基調とした和モダンなデザイン。新緑や紅葉、雪景色などその季節を感じられる自然がいっぱいの中庭も眺められますよ。
写真:Mayumi T
地図を見る石川、金沢の茶道というのは、加賀藩の3代藩主であった前田利常が、宗和流の創始者である金森宗和の嫡子・七之助方氏(まさうじ)や、裏千家の始祖である千仙叟宗室を招いたことから始まったとされています。それからというもの、金沢では武家屋敷だけではなく、町人宅にも茶室が設けられることになったようです。
店内にはお茶やスイーツを楽しむテーブル席の他に、お茶に関連する道具なども並んでおり、器や道具を眺められる落ち着いた空間があります。「加賀の紅茶」も取り扱っていて、落ち着いた雰囲気の「和」の器の他、洋風のカップ&ソーサーも並べられていますよ。
写真:Mayumi T
地図を見る「野田屋茶店」は、金沢市内中心部のファッションストリート「竪町商店街」に佇んでいます。金沢城や兼六園、21世紀美術館からも程近いので、観光などで歩き廻る途中に立ち寄るのにもとても便利です。
写真:Mayumi T
地図を見る最近では、全国的に「ほうじ茶」の人気が高まっていますが、石川県でも「ほうじ茶」は古くから身近にあり、普段のお茶として多くの人に親しまれています。
茶葉の茎のみを焙煎したお茶で、一般的な「ほうじ茶」はニ番茶、三番茶などの茶葉を焙煎することが多いですが、金沢周辺では選び抜かれた一番茶を用いることが多いので、より香ばしい香りとすっきりとした味わいを楽しむことができます。「野田屋茶店」では独自の製法で焙煎しています。「加賀棒茶」は一般的な「ほうじ茶」に比べて、浅炒りであることから透明感のあるオレンジ色をしていることが特徴です。
写真:Mayumi T
地図を見る香ばしいほうじ茶パウダーがかかった「ほうじ茶ソフト」もおススメ。和の器入りのものの他に、カップ入りのものもありますので、店外の休憩スペースで気軽に味わうこともできますよ。
こちらは「野田屋茶店」の数あるメニューの中でも、人気の「まかないパフェ」。このお店のアルバイトの店員さんが、休憩の際に好きなメニューをあれこれ詰め込んで、つくって食べていたパフェから始まったのだそう!
こちらも自家焙煎した「加賀棒茶」のパウダーがかかっています。 ほんのり香ばしくて、優しいお味。ソフトクリームの部分は抹茶、ミックス(抹茶&バニラ)、ほうじ茶(冬季は販売なし)に変更することができます。また抹茶は、店内にある石臼で挽いたものをソフトクリームに入れ込んでいるのだそう。香ばしいほうじ茶と抹茶の独特の風味がいっしょに楽しめますよ。
メニューはこの「まかないパフェ」の他、ソフトクリーム、あんみつやぜんざいなどの甘味類、シェイク、また飲み物は温かいものも冷たいものと両方あります。「加賀の紅茶」やケーキセットもありますので、年齢問わず楽しめますよ。男性の姿も多く来店されていますので、スイーツ男子の方も躊躇することなく訪れてみてくださいね!
また野田屋茶店は、金沢市内で催される夏の「百万石茶会」と秋の「金沢城・兼六園大茶会」に、煎茶や抹茶、お茶の道具を納めています。ぜひ、この歴史ある野田屋茶店で絶品の「加賀棒茶」やスイーツを味わってみてください。
住所:石川県金沢市竪町3
電話番号:076-221-0982
アクセス:JR金沢駅よりバス約10分、「香林坊(こうりんぼう)」バス停より徒歩約10分
※2017年9月現在の情報となります。変更となる場合がありますので、公式サイトなどで最新情報を必ずご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/23更新)
- 広告 -