写真:古都の U助
地図を見る京都市左京区一乗寺にある八大神社は宮本武蔵ゆかりとして知られるのお社です。
境内は叡山電鉄・一乗寺駅から東へ徒歩約15分ほど東に行った地にあり、その途中では現在は五代目の一乗寺下り松と、決闘の地の大きな石碑を目にすることもできるので、歴史ファンはそれらを見ながら神社へ向かうのがオススメ。
また八大神社のすぐそばには詩仙堂、さらに八大神社からそのまま東山を登っていくと狸谷山不動院へと至ります。
写真:古都の U助
地図を見る八大神社の鳥居をくぐり緩やかな坂を登っていくと、数々の宮本武蔵を取り上げた古きよき時代の映画ポスターなどがずらり。
写真:古都の U助
地図を見る本殿すぐそばには宮本武蔵像が。
多くの歴代スターが演じた宮本武蔵、あなたの武蔵のイメージはどんな姿でしょうか?
武蔵は剣の腕がたつだけでなく書画の才能もあり、当時の人からしたら比較的長寿であったこともあって、あやかりたいと歴史上の人物の中でも特にファンが多いといわれています。
女性との縁にはあまり恵まれなかったようですが、吉川英治氏の作中では、それでは面白くなかろうとお通さんというヒロインを登場させたとか。
武蔵像の足元には吉川英治氏の『随筆宮本武蔵』の一文が記された石碑もあります。
また、写真武蔵像右側の建物の前には明治まで生きていた初代の一乗寺下り松の一部が大切に祀られています。
写真:古都の U助
地図を見る八大神社の本殿は例年秋には紅葉に彩られ美しさがより際立ちます。
八大神社の主祭神は男神の素盞嗚命。
荒々しい気性で知られたこの神はいかにも剣豪・宮本武蔵と相性が良さそうです。
写真:古都の U助
地図を見る本殿の右手には向かってひだりから日吉大神社、八幡大神社、賢防大神社、諏訪大神・竈大神社、春日大神・新宮大神社、赤山大神・貴布祢大神社、加茂大神・柊大神社を祀る末社が並びます。
全体的に力強いイメージの八大神社なのですが、このお社が並ぶ様は可愛らしくて必見です。
写真:古都の U助
地図を見る屋根の上に乗る散りモミジも髪飾りのようで可愛いです。
写真:古都の U助
地図を見る本殿と7つの末社に囲まれた砂地では神様の依代(よりしろ)とされる立砂や流線等を描いた砂紋も見ることができます。秋にはそれらの砂の上にも紅葉が散ったりすることも。
写真:古都の U助
地図を見る八大神社は写真の龍と菊の他、柏の装飾を持つ3つの剣鉾を所蔵しています。剣鉾というのは古代の武器が原型になっているとされ、平安時代になって御霊会で欠かせない神具となったといわれるもの。八大神社では5月の神幸祭で用いられるほか秋に(2017年は10月23日(月)〜12月上旬の予定。)本殿手前の拝殿にて特別展示があります。
祇園祭の原型とされる神泉苑で行われた御霊会では、かつての日本の国の数である66本の鉾を建て疫病退散を祈ったとか。
現在でも京都の神社では八大神社の他に神泉苑や上・下御霊神社など、30社ほどの神社が剣鉾を所有しており、祭礼の際にはおもに御神輿を先導する役割を果たします。
賑やかなお祭りも素敵ですが、特別展示の期間ならじっくり見ることができます。
住所:京都府京都市左京区一乗寺松原町1
電話番号:075-781-9076
アクセス:叡山電鉄・一乗寺駅より徒歩約10分
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(2024/3/28更新)
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