写真:Hiroko Oji
地図を見るライン川を挟んでドイツと国境を接するフランス・アルザス地方。この地方を観光する拠点として人気の高いコルマールは、戦争の影響をほとんど受けなかったおかげで、今日でも、中世からのルネッサンス時代の町並みが残されています。
特に運河沿いはプチット・ヴェニスとも呼ばれ、色とりどりのお花で飾られた窓辺が魅力いっぱい!ロマンティックな散歩道が続きます。クリスマスシーズンになると、お花に代わってクリスマス用のデコレーションやイルミネーションに囲まれ、目を楽しませてもらえる風景が広がります。
写真:Hiroko Oji
地図を見る運河沿いに建ち並ぶパステルカラーの建物が、川面に映り込む風景も情緒たっぷりです。
写真:Hiroko Oji
地図を見るまた、家屋の窓をアドベントカレンダー(※)風に仕立て上げられているのも、この時期ならではの風景でしょう。
※ クリスマスまでの期間、日数を数えるために使われるカレンダーで、窓を毎日ひとつずつ開けていって、クリスマス当日には全ての窓を開け終わるというもの
写真:Hiroko Oji
地図を見る市内の数ある広場や公園、通り沿いでは、石畳や芝生の上に木組み家屋風のクリスマスマーケットの屋台が建ち並びます。
クリスマスマーケットというとドイツが盛大なことで知られていますが、ここアルザス地方はドイツと隣接しているため、強くその影響を受けています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るクリスマスマーケットでお楽しみの一つはホットワイン!ドイツではグリューワインと言われますが、フランスにおいては「ヴァン・ショー」と呼ばれます。
一般的には、赤ワインに砂糖やシロップ、オレンジピールやシナモン、クローブ、シナモン、ローリエなどの香辛料を加えて火にかけ温めたものなのですが、コルマールでは白ワインのものがあるのです。クリスマスには欠かせない飲み物ですので、是非ご賞味あれ!
写真:Hiroko Oji
地図を見るまた屋台では、シュークルートやベックオフといったアルザス料理の温かい食べ物などが売られています。
シュークルートは、豚肉やソーセージなどを塩漬け発酵のキャベツと共に白ワインで煮込んだもの。ベックオフは、マリネした肉とジャガイモを重ねて焼いたもの。それぞれ紙の容器に入れてフォークと共に渡され、食べ歩きにピッタリ!冷えた体を温めながら、クリマ巡りが続けられます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るコルマールは、ジブリ作品「ハウルの動く城」のモデルや、ディズニー映画「美女と野獣」の舞台になったとも言われるだけあって、町並みを埋め尽くす建物はとっても可愛らしい!木枠組みと漆喰壁の美しい家屋が、石畳の両側に建ち並び、メルヘンの世界へ引き込まれそうな佇まいです。
夏には、色とりどりのお花で飾られる窓辺は、クリスマスシーズンともなると、まさにクリスマス!と言ったデコレーションで溢れます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る星やリボンやベルといった形のものをはじめ、プレゼントボックスやぬいぐるみと言った、かなり重量感のあるものまで飾り付けられるのが、アルザスらしい風景です。
写真:Hiroko Oji
地図を見るまた、コルマールは「クリスマスツリー発祥の地」ともいわれており、壁の装飾はもちろん、路地の片隅や広場にもたくさんのクリスマスツリーに出会えます。中には、スキーのソリ板を組み合わせてツリー型にしてあるのもコルマールらしいと言えるでしょう。
コルマールは、見所満載の町で、クリスマスマーケットだけでなく、見応えある観光スポットが町のあちこちに点在しており、この町だけでも堪能できるところです。しかし、ストラスブールと共に、アルザス地方を巡る観光の拠点としても人気の高い町。
特に人気のある、周辺のエギスハイムやリクヴィル、リボーヴィレ、カイゼルスベルグなどの村々に出かけるには、コルマールから出る路線バスやクリスマス時期のみ運行のノエル・シャトルを利用するのが大変便利です。
バス便を上手く組み合わせると、1日で2〜3か所見て周ることも可能。町中がクリスマス一色に包まれる風景を楽しみに、どうぞお出かけになってください。バスの時刻表は、MEMOにリンクしておきますので、参考になさってくださいね。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/29更新)
- 広告 -