写真:さと しほ
地図を見るアメリカと対立していた東西冷戦時代に、ソ連を気軽に旅するというのは夢のまた夢でした。
ソ連が崩壊し「ロシア」になったいま、冷戦時代にくらべれば格段に自由度が増し、多くの観光客がロシアを訪れるようになってきました。
そんなロシアに、驚愕の観光スポットが現れました。それが、首都モスクワに存在する「バンカー42」。東西冷戦時代につくられた極秘施設です。
極秘施設ってどんなところ?実はそこは、住宅地に溶け込んだ普通の建物なのです!
写真:さと しほ
地図を見るバンカー42は、ロシアの首都モスクワの中心「赤の広場」から約3キロの場所にあります。自由見学はできないので、バンカー42が実施している英語かロシア語のツアーに参加しましょう。
写真:さと しほ
地図を見るバンカー42は地下深くにある核シェルター、見学場所は18階分の階段をおりたところにあります。階段を歩いて昇り降りすることになるので、重い荷物はロッカーに預けましょう(ロッカーは無料です)。
見学エリアには一部撮影禁止の場所もありますが、撮影可能場所も多いので、カメラと貴重品だけ持って出発です!
写真:さと しほ
地図を見るツアーはまず、18階分の階段をおりるところから始まります。階段の壁に-18という数字が見えたらゴールです。
足が悪い方や高齢者用にエレベーターが一基あるので、エレベーターを使用したい場合は引率者に声をかけましょう。地下18階にはトイレはないので、地下2階のトイレに寄ってから階段をおりてくださいね。見学時間は約70分です。
写真:さと しほ
地図を見る地上18階を超える高層ビルなら見たことがあっても、地下18階となると誰しも未知の世界ではないでしょうか?核シェルターは、頑丈に補強されたこの通路の先にあります。
写真:さと しほ
地図を見るここが核シェルターの内部です。地下鉄の構内みたいですよね。ここで、ツアーの引率者から冷戦時代のミサイル開発についての説明を受けます。
この核シェルターは地下鉄駅に隣接してるので、電車の轟音が核シェルター内に響き渡ります。極秘施設に響き渡る低音はとても不気味に聞こえるんです。
写真:さと しほ
地図を見るツアー参加者の中から、ミサイル発射装置のボタンを押す任務を遂行する人が選ばれます。発射ボタンを押すと、目の前のスクリーンにミサイルが発射された映像と目的地に着弾し爆破された映像とが映し出されます(撮影禁止)。
古いミサイルや暗号装置など、冷戦時代に使用された機材が展示されている部屋もありますが、そこは撮影禁止です。
写真:さと しほ
地図を見る見学を終えて地下トンネルを歩いていると、突然電気が消えてトンネル内が真っ暗に!赤いライトが点滅して緊急放送が!これは、見学者をドッキリさせる仕掛けです。知らずに参加すると、突然のアクシデントに言葉がわからず右往左往してしまうかもしれません!
写真:さと しほ
地図を見るバンカー42は、過去には極秘施設として使用されていましたが、現在は「冷戦博物館」として観光用に公開されています。参加証としてもらえるパスポートのガスマスク写真がシュールですよね。いい記念になります。
最後に、バンカー42は日本語ガイド付きのオプショナルツアーも販売されています。少し高くなりますが、日本語ガイド同行のほうが核開発や冷戦時代の歴史をより理解できますよ!
極秘施設と聞くと暗くて怖いイメージがありますが、そのイメージを払拭するアトラクション要素が盛り込まれたツアー内容です。興味のある方は、ぜひご参加ください。
住所:Moscow, 5th Kotelnicheski Lane 11
電話番号:+7‐499‐703‐44‐55
アクセス:タガンスカヤ駅から徒歩6分
2017年9月現在の情報となります。変更となる場合がありますので、公式サイトなどで最新情報を必ずご確認ください。
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(2024/4/19更新)
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