まず、積丹半島の東側の町、ニッカウヰスキー工場でも有名な余市町に入ると見えてくるのが写真のシリパ岬。ハワイのダイヤモンドにも似ていると言われています。
余市町内であればどの位置からも見ることができますが、写真撮影するなら小樽市から国道5号線を通って余市町へ入ってすぐに撮影するのがお勧め。湾になった海岸線と特徴的な岬の形を美しく写真に収めることができます。
余市町の市街地を抜け雷電国道(国道229号線)を通って古平町方面に向かうと見えてくるのが面白い形をした岩々です。
写真のロウソク岩は撮影ポイントに駐車スペースもあるので、ぜひ車を停めて眺めてみて下さい。条件が揃えば夕日がロウソク岩の先端に重なり、灯をともしているような写真も撮影することが可能です。
更に古平町へ向かって車を進めた場所にあるのが写真のえびす岩。今にも倒れそうなこの岩は、間近に見ると写真で見るより大きく感じるかもしれません。このような巨石がどうしてあんなに細い脚で立っていられるのかと、大自然の神秘に感動させられるビュースポットです。
雷電国道をそのまま進むと山道に入ってしまうのですが、道道913号線へ乗り換えると、そのまま海岸線を見ながら積丹半島をドライブできます。
道道913号線で見ておきたい絶景スポットは、何といっても島武意海岸!積丹ブルーと呼ばれる透明度の高い真っ青な日本海と、岩々が作りだすダイナミックな風景を一目見ようと、多くの観光客が足を止めるビュースポットです。
看板のある場所からは海岸まで降りることも可能で、透き通る海を間近に見るのもお勧めです。ただし、写真のようにかなり急な坂道を下る必要があるので、訪問の際はスニーカーを必ず用意するようにしましょう。
道道913号線を更に西へと進んでいくと再び雷電国道へ合流しますが、この地点が丁度、積丹半島の先端近くになります。
この場所にあるのが、島武意海岸と並び人気の高い神威岬です。神威岬は広い駐車スペースが確保されており、遊歩道の手前には売店や自動販売機などもあるのでドライブの休憩に立ち寄るには最適です。
神威岬の最大の魅力は、切立つ岬の尾根を歩く遊歩道です。龍の背中を歩くようなこの遊歩道は、「チャレンカの道」と名付けられていて全長は770m。両側に日本海を臨むことができ、潮風を感じながらの散歩は最高です。
遊歩道の入り口の門をくぐるときは、岬の先端が果てしなく遠くに感じて挑戦するのを断念しそうになりますが、歩きやすい靴であれば子供でも問題なく到着できます。ただし、上り下りが激しいので往復するには一時間程度は考えておいた方が良いかと思います。
遊歩道を最後まで歩ききった人だけが見ることができる絶景が写真の神威岩。岬の先端から転々と伸びる岩石とそそり立つ岩は何とも神秘的な光景です。この岩は海中に立ちつくす乙女の化身とも言われており、見渡す限りの日本海と独特な雰囲気を放つ岩が作りだす絶景は一見の価値ありです!
神威岬の先端近くには神威岬灯台という灯台があります。これは現存する北海道の灯台では五番目に古いもので趣がありますから、訪れた際は注目してみて下さい。
神威岬の遊歩道からは断崖絶壁に波が打ちつける特徴的な海岸線を眺めることができるのですが、その中でもこの場所からしか見ることができないのが「念仏トンネル」です。
これは写真にあるような険しい海岸線を歩くしか交通手段がなかった時代に海難事故防止のために作られたトンネルです。岩に小さな穴が開いているのが確認できると思いますが、それが「念仏トンネル」。現在は通行することはできませんが、遊歩道から念仏トンネルを見下ろせば、険しい海岸線を歩いて行き来した当時の人達の苦労を垣間見ることができる貴重な遺構です。
神威岬周辺は人家も少なく豊かな自然が残されたエリアです。タイミングが良ければキタキツネの姿を見ることができるかも。雷電国道は交通量が少ないのでどうしてもスピードを出してしまいがちですが、動物たちの生活エリアだということを忘れずにドライブを楽しんでください。
積丹半島をぐるりと周った西側にあるのが神恵内村。写真のように海岸線をなぞるようにドライブすることができるのが最大の魅力です。窓岩や竜神岬などの絶景スポットもありますし、道の駅では網でホタテを掬ってそのまま購入できるというサービスも!人口1000人以下のとても小さな村ですが、温泉施設も二か所ありディープな旅をしたい方にはお勧めです。
北海道の積丹半島周辺は豊かな自然と美しい風景が残されているエリアです。積丹ブルーと呼ばれる深い青色の日本海と断崖絶壁の間を縫って走るような、雷電国道と道道913号線を通るドライブコースは、北海道の雄大な景色を楽しむには最適です。
余市町の「シリパ岬」から始まり、「ロウソク岩」「えびす岩」と奇石を巡った後は、「島武意海岸」や「神威岬」の遊歩道で潮風を感じながらの散歩を楽しんでみてください。また、積丹半島をぐるっと周った西側にある神恵内村には道の駅もあるので、ぜひ訪問してみましょう。
積丹と言えば夏に解禁になるウニ漁に注目が集まりますが、散策をするなら春や秋など涼しい季節もお勧めです。魅力的なビュースポットが豊富な積丹半島エリアでのドライブを目的に、北海道旅行を計画してみてはいかがでしょうか。
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(2024/4/19更新)
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