写真：伊都 をかし
地図を見るおいしいシーフードにおしゃれな町並みなどで観光客に大人気の函館。でも、「イカソーメンも食べちゃったし、五稜郭も赤煉瓦倉庫も夜景も全部見ちゃった」「定番スポットだけじゃつまらない」というあなた。そんなあなたにお勧めの、ちょっと変わった観光スポットをご紹介しますね。それは、函館郊外にある活火山の「恵山」です。
「恵山」は函館の中心地から車で東に1時間ちょっと。津軽海峡やそのむこうの下北半島が眺められる、海岸線沿いの絶景ドライブコースを走っていきます。振り返ると函館山も見えますよ。夏の昆布漁の季節でしたら、砂浜に昆布を干している珍しい風景を見ることができるかも。
写真：伊都 をかし
地図を見る「恵山」は、いつも噴煙をあげている現役バリバリの活火山です。「新日本百名山」「北海道百名山」「北海道の百名山」に選定されている折り紙付きの名山でもあります。さらには、青森県の恐山と並ぶ霊山でもあります。そして嬉しいことに、火口原のすぐ近くまで車で登ることができるんです。駐車場からでも、恵山の姿をバッチリ見ることができます。あたりに漂う硫黄のにおい、吹き上がる噴煙、ゴツゴツした岩肌…、あまりの異次元ぶりに、きっと息をのんじゃいますよ。
恵山にはいくつかのハイキングコースがありますが、今回は手軽に自然も絶景も楽しめる「岬眺望コース」をご紹介します。絶景の岬展望台を目指して、あまり起伏のない歩きやすい遊歩道を３０分ほど歩くコースです。最後にちょこっと上りがありますが。恵山の山頂を目指すコースと違って、登山靴など特に登山の装備は必要なく、普通のスニーカーでだいじょうぶですよ。
写真：伊都 をかし
地図を見る遊歩道の右側には恵山が見えます。活火山からモクモクあがる煙を見ながらのハイキングは、ちょっとドキドキするかもしれませんね。植物の生えていない、ゴツゴツした岩肌の恵山は、相変わらず荒々しい雰囲気ですが、見る方向によって、ちょっとずつ感じが違うので、少しずつ変わっていく恵山の表情を味わってくださいね。
写真：伊都 をかし
地図を見る遊歩道の左側は打って変わって、穏やかな風景です。緑豊かな、なだらかな山並みに、ススキの揺れる草原。積み上げられた小石やお地蔵様があちこちに見かけられて、古くからの信仰のお山だということが感じられます。
写真：伊都 をかし
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写真：伊都 をかし
地図を見るさあ、最後の上り坂です。このあたりの植物は、みんな背が低いんです。風が強いですから、帽子をかぶっている人は飛ばされないように気をつけてください。まるで空に向かって歩いているみたいですね。
写真：伊都 をかし
地図を見る向こうに海が見えてきましたよ。今度は、海に向かって歩いてる気分ですね。
写真：伊都 をかし
地図を見る小石が積み上がっているところが見えてきましたね。あと、もう少し！あそこがゴールです。
写真：伊都 をかし
地図を見るお疲れさまでした。ここが「岬展望台」です。目の前には、見渡す限りの海が広がっています。太平洋です！運が良ければ、海の向こうに室蘭や有珠山が見えますよ。
写真：伊都 をかし
地図を見る右を見ても、左を見ても、見えるのは青い海に青い空、どこどこまでも続く水平線。地球を独り占めしちゃってる気分ですね。
写真：伊都 をかし
地図を見る振り返ると、恵山が見えます。こちらから見ると、上の方まで緑に覆われていて、そんなにゴツゴツした感じがしませんね。
正面から見たから見た恵山が、一番迫力を感じるかも知れません。横から眺める恵山は、ちょっと神々しい感じでしょうか。後ろから眺める恵山は、意外に穏やか…なんですよね。
激しかったり、穏やかだったり、変化に富んだ大自然の息吹が手軽に感じられる「恵山」。そんな風景の中を歩いていると、地球は生きてるんだなぁって実感できますよ。異次元ワールドを旅する旅人になりませんか？
そうそう、恵山は隠れた紅葉の名所でもあるんです。ダイナミックな紅葉が楽しめますよ！
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(2024/4/25更新)
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