本物そっくり!古刹でうなぎの精進料理!?浜松「方広寺」

本物そっくり!古刹でうなぎの精進料理!?浜松「方広寺」

更新日:2017/11/13 13:55

静岡・浜松ではうなぎの養殖が盛んで、浜松市内にはうなぎ料理専門店が80軒近くあります。環境省が選んだ「かおり風景100選」でも浜松のうなぎを焼く香りが選ばれています。浜松の市街地からバスで60分ほどの引佐町奥山にある方広寺ではお寺の拝観だけでなく、野菜で作ったうなぎの精進料理を食べることができます。浜松の名物はうなぎですが、ここ方広寺のうなぎもどきを使った精進料理を食べに行ってみませんか?

みどころいっぱい!方広寺

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方広寺は浜松市引佐に広大な敷地を持つ臨済宗方広寺派の大本山です。浜松の市街地からは少々離れていますが、新東名高速道路ができて、交通の便が良くなり、行きやすくなりました。

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方広寺の歴史は古く、1371年に後醍醐天皇の皇子である無文元選禅師によって創建されました。明治14年の奥山大火で焼失しましたが、半僧坊真殿などは焼け残り、他の建物も再建され、現在に至ります。国の重要文化財の「釈迦三尊像」や一木彫の「昇り龍下り龍」などもある歴史ある古刹です。広大な敷地の中には樹齢600年を超える「半僧杉」や、参道に点在する五百羅漢、パワースポットである「火防半僧杉」などがあり、大木が多く、山がちの地形である広い境内は、夏でも涼しく散策できます。

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日帰りで写仏・写経体験や座禅体験も可能ですが、宿泊施設を併設している為、1泊2日の宿泊修行なども体験することができます。そして、方広寺では魚や肉を使わずに工夫された精進料理をいただくことができます。

当日受付可能!古刹で精進料理を頂く!

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精進料理は当日、本堂横の受付で申し込みをします。団体の予約が入っている場合や、お寺で行事がある場合は食べることができないので、あらかじめ電話で確認することをお勧めします。受付をすませると、指定された時間までに受付に戻るよう指示されますので、それまでは境内を見学しながら待つことになります。方広寺の境内は広いため、本堂や半僧坊真殿などを見てまわったり、境内の散策などをしていると待ち時間があっという間に過ぎていきます。

まるで、本物のよう・・・精進うなぎ!

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浜松といえば、うなぎの養殖で有名ですが、ここ方広寺の精進料理のメニューにはうな重がのっています。

方広寺の精進料理は通常、「本膳」と「方広寺精進うな重」の2種類があります。精進うな重のご飯の上に乗っているうなぎはもちろん本物のうなぎではありません。お寺であるため、偽物のうなぎを使っていますが、一見すると本物のうなぎのようです。
レンコン・山芋・豆腐を使って作られており、裏にはうなぎの皮のようなのりもちゃんとついています。たれを塗った精進うなぎは、本物そっくりの見た目で、野菜を使って作った料理には見えません。

味の方は、本物のうなぎの味にしてもタレによるものが大きいので、精進うなぎもかかっているタレの味ではありますが、その食感はふっくらとした優しい味わいに仕上がっています。さすが野菜主体の精進料理といったところでしょうか。

まるで、本物のよう・・・精進うなぎ!
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本膳にもうな重と同様、うなぎもどきを取り入れています。湯葉やゴマ豆腐、天ぷらが並ぶ、ボリュームのある精進料理となっており、薬膳の考え方を取り入れた体に良さそうな料理です。メニューは季節ごとに変わるとのことですが、精進うなぎは一年中、メニューに入っています。

上記二種類の通常メニューに加えて、季節ごとにメニューが変わる二の膳を追加で注文することも可能です。この二の膳は二日前までに事前予約が必要になります。また、一月には、一日五十食限定で、精進料理のおせちを手頃な価格でいただくこともできますので、ぜひ、試してみて下さい。

方広寺の基本情報

方広寺は、新東名高速・浜松いなさICからは車で10分ほどのところにあり、近くには竜ヶ岩洞や大河ドラマの「おんな城主 直虎」の菩提寺として有名な龍潭寺などがあります。観光スポットが点在していますので、ぜひ訪ねてみてください。

住所:静岡県浜松市北区引佐町奥山1577-1
電話番号:053-543-0003
参拝時間:9:00〜16:00
アクセス:浜松駅からバス60分。車では新東名高速でいなさI.Cから10分。

2017年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/09/02 訪問

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