山デビューから大展望!甲州市「大菩薩峠」の稜線は初めての登山にオススメ

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山デビューから大展望!甲州市「大菩薩峠」の稜線は初めての登山にオススメ

山デビューから大展望!甲州市「大菩薩峠」の稜線は初めての登山にオススメ

更新日:2017/09/07 14:35

本井 良尚のプロフィール写真 本井 良尚 風景フォトグラファー

登山デビューする方にとって初めての山チョイスは難しいかと思います。体力に自信が無くて低山を選んでも、肝心の山の楽しみである開けた眺望が無かったり高山植物が楽しめなかったりと、登山が一回こっきりで終わってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は気軽に登ることができて、なおかつ美しい稜線からの大展望が醍醐味の、山梨県甲州市の大菩薩峠を紹介したいと思います。

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大菩薩峠の登山コース

大菩薩峠の登山コース

写真:本井 良尚

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大菩薩峠は山梨県甲州市と北都留郡小菅村にまたぐ1897mの日本百名山の一座。アルプス山脈顔並みの開けた眺望はなかなか出会うことの出来ない風景の一つです。
オーソドックスな登山ルートは、マイカーの場合R411もしくは林道裂石日川線から上日川峠(ロッジ長兵衛)まで行き、そこから北東の福ちゃん荘を目指す。唐松尾根を左手に見ながら大菩薩峠へ、稜線を北西に進路を取り、電岩を越して大菩薩嶺をピークハント。一旦、電岩まで引き返し唐松尾根を南西にくだり再度、福ちゃん荘へ周遊する約7.7km 3時間30分程度の道程となります。ちなみに行きに唐松尾根から登るのもありですが、一部ガレ場の急斜となりますので、くだりの方が安心でしょう!

大菩薩峠の登山コース

写真:本井 良尚

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大菩薩峠の稜線は大展望を楽しめますが、岩場体験の要素も備えており飽きずに登山ができます。手を使った方がバランスが良い場合もありますのでケースバイケースで歩を進めていくことをオススメします。

大菩薩峠の登山コース

写真:本井 良尚

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また岩場ばかりと思いきや今度は笹の群生を横目に通り過ぎるといった、多彩な景観も大菩薩峠の魅力の一つですね。

大展望デビューは大菩薩峠から

大展望デビューは大菩薩峠から

写真:本井 良尚

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こちらの写真は大菩薩峠、介山荘前からの風景。見て下さいこの開けた眺望を、山デビューに持ってこいだと思いませんか?ここまで60分強で訪れることができるなんてホント素晴らしい場所ですね。山頂はなんだかんだで標高1897mもありますので、持ち物にパーカー一枚余分に持っていると寒い思いをせずに便利です。

大菩薩峠は東京、山梨に抜ける交通の難所だった!

大菩薩峠は東京、山梨に抜ける交通の難所だった!

写真:本井 良尚

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大菩薩峠を振り返ってみることもオススメします。今まで歩いてきた稜線が一目で分かる展望の良さ。時折、峠の東側、奥多摩、丹波・小菅村から流れてくる霧も自然の雄大さを感じられる瞬間でもあります。

大菩薩峠は東京、山梨に抜ける交通の難所だった!

写真:本井 良尚

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昔は武蔵国(東京)から甲斐国(山梨)に抜ける道は青梅街道と甲州街道がありました。青梅街道にいたっては現在こそ、大菩薩ラインとして整備されていますが、以前はこの大菩薩峠を通過する難所の一つだったんですよ。狭い登山道を人々が往来する姿が現在でも目に浮かびそうですね。

大菩薩峠は東京と山梨の分水嶺?

大菩薩峠は東京と山梨の分水嶺?

写真:本井 良尚

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大菩薩峠はもう一つ地形スポットとして面白い要素を兼ね備えています。それが東京都と山梨県の分水嶺という点。東京の水系は利根川水系、荒川水系、そして多摩川水系に分かれますが、そのうち多摩川水系の最西端がこの近辺となり、奥多摩湖に溜まり東京で利用されるんですね。逆に山梨側も大菩薩峠を境目に南西に位置する大菩薩湖に貯蔵され、山梨県一円に供給される地形スポット。大展望プラス水の流れを見るのも大菩薩に関心を持って登山できる魅力の一つでしょう。

大菩薩峠は東京と山梨の分水嶺?

写真:本井 良尚

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大菩薩峠からは甲府盆地も一望することができます。実は甲府盆地は日照時間が日本で一番長いと言われており、比較的清々しい大空を楽しむことができます。これは甲府盆地が高い山々に囲まれており、雲が抜けてこないからです。

大菩薩峠は東京と山梨の分水嶺?

写真:本井 良尚

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こちらの写真は賽ノ河原付近のもの。妙に恐々しい風景で誰が何のため積んだのかハッキリと分かっていませんが、北アルプスなど目印として置かれる場合もありますので、大菩薩峠も昔から通行者が遭難しないように徐々に積んでいったのでしょう。

高山に住む蝶、高山植物を見つけてみよう!

高山に住む蝶、高山植物を見つけてみよう!

写真:本井 良尚

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大菩薩峠の眺望を楽しんだところで、今度は高山に住む蝶を見つけてみましょう。写真に映る左上の蝶はクジャクチョウと呼ばれ、伸ばした羽の表がクジャクのように美しい模様をしているところからそう呼ばれています。人間にはあまり近寄らないので花の蜜を吸っているところを、そっと近づき観賞してみましょう。6〜10月が観賞適期です。

高山に住む蝶、高山植物を見つけてみよう!

写真:本井 良尚

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こちらは野菊の一種。大菩薩峠は様々な高山植物を楽しむ事ができ、こんもり丸まった樹形が特徴的なマルバシモツケ(8月いっぱい)、菅原道真や前田利家の家紋として使用されたウメバチソウ(8〜10月)、そして樹木からはギザギザ葉っぱが特徴のミズナラやカラマツは尾根道のいたるところで観賞でき、森林浴と同時に楽しむことをオススメします。もちろん紅葉の時期はさらに素晴らしい景観を楽しむことができるでしょう。

驚異のPH10.5の大菩薩の湯

大菩薩峠で眺望、高山植物を楽しんだところで、下山後は大菩薩の湯に疲れを取りに向かいましょう。大菩薩の湯はR411から塩山方面に車で5分程度と好立地。温泉はぬるめで半身浴長湯が推奨です。さらに水素イオン濃度(PH)が10.5と極めて高いアルカリ性を有しており、これによって肌がスベスベになること間違いありません。浴室は大衆浴場といった面持ちですが、凹凸が無い分初めての登山デビューでも気軽に入ることができますよ。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/09/05 訪問

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