写真:那須 マッキー
地図を見る那須茶臼岳周辺の紅葉の時期は、例年9月中旬から始まり10月下旬で、大勢の登山者や観光客で賑わいをみせます。ハズレのない美しさを見せてくれる那須五峰には、毎年訪れるリピーターさんから、登山の雰囲気を味わってみたいという初心者まで、いらっしゃいます。今回は比較的簡単にロープウエイを利用して楽しめるコースを始め、本格的な健脚向けのコースをご紹介します。
「那須五峰とは、黒尾谷岳(1589m)、南月山(1776m)、茶臼岳(1915m),朝日岳(1896m),三本槍岳(1917m)の五岳の総称です。」
写真:那須 マッキー
地図を見る那須山で一番簡単に紅葉を楽しむ方法とは、ロープウエイを利用して7合目の山麓駅から9合目の山頂駅まで、高低差293mを約4分で、一気に登り、頂上付近の紅葉の良いところだけを、見物する方法です。山頂駅へ向かう、111人乗りのロープウエイの足元には、紅葉に染まる山肌にロープウエイの影が映っています。
写真:那須 マッキー
地図を見る9合目のロープウエイ山頂駅をから、那須の主峰「茶臼岳」の頂上を目指したい場合は、残り1合を徒歩約60分で、関東を代表する活火山!茶臼岳「那須岳(1915m)」に到達します。高度が上がるにつれて澄んだ空気と真っ青な空が心地よく、頂上からは関東平野や東北の山々の絶景が一望できます。条件の良い時には、富士山も肉眼で見える事もあります。茶臼岳のごつごつとした火山岩の岩場を登ることになりますが、見事な紅葉の凄いスポットだけを観たい方は「牛ヶ首」方面を目指しましょう。
写真:那須 マッキー
地図を見る山頂駅から茶臼岳を右に見ながら、進むと途中には「日の出平」そして「牛ヶ首」方面に抜けられます。約10分程進んだ辺から絶景の紅葉がはじまります。左には日の出平の先にそびえる「南月山(1775.8m)」やその麓に広がる紅葉のグラデーションが楽しめます。
写真:那須 マッキー
地図を見る那須連山で一番早く紅葉が始まる「日の出平」です。運が良ければ、早朝には雲海が広がっていることもあります。この付近は、滑りやすいガレの山道で、所々には大きな岩を乗り越えなければならない場所もありますので、充分な注意が必要です。
写真:那須 マッキー
地図を見る途中には素晴らしい撮影スポットが沢山ありますので、紅葉登山の想いで作りにカメラマニアの放列が出来る事があります。
写真:那須 マッキー
地図を見る紅葉那須登山の分岐点「牛ヶ首」はもう直ぐ目の前です、頑張りましょう。基本的に携帯電波は圏外となります。通話可能な場所は「通話可能エリア標識」や「緊急時の現在地番号標識」がありますので覚えておいてください。「ロープウエイ山頂駅」を出発する際には、下りの時刻を確認することを忘れずに確認してください。
(※山頂駅の電話番号も覚えておいてください!詳しくは関連memo欄にある「那須ロープウエイ公式HP」をご覧ください!)
写真:那須 マッキー
地図を見る振り返ると「牛ヶ首」やその先の、「姥が平(うばがだいら)」を目指すハイカーの列が続きます。
写真:那須 マッキー
地図を見る「牛ヶ首分岐点」から見た、活火山、日本百名山の「茶臼岳」です。
「牛ヶ首」という名前の由来は、この地点から見る「茶臼岳山頂」の岩の形が牛の首のように見えることから付いた地名だと云われています。「茶臼岳」は今でも荒々しい火山の噴煙を噴き上げています。
往復ともロープウエイを利用して、簡単に紅葉を楽しむだけの方は、今来たルートを山頂駅まで戻りましょう。
那須登山をされる方には重要な地点ですので、是非この場所を覚えておいてください。理由はいろいろあるのですが、往復ともロープウエイを利用される場合、強風によりロープウエイが運休となった場合は、茶臼岳の裏側を回って、徒歩で下山するルートの分岐点でもあります。
写真:那須 マッキー
地図を見る「牛ヶ首」から見下ろすと、那須紅葉の名所「姥が平」が見えます。これより先は体力があり健脚の方にお奨めのコースです。「牛ヶ首」から約30分下ると、「姥が平」に到着します。
写真:那須 マッキー
地図を見るミニチュア写真のように見えますが、「牛ヶ首」から「姥が平」を撮影しました。大勢のハイカーさんが集う「姥が平」や、その直ぐ上方には「ひょうたん池」へ向かう歩道が見えます。
写真:那須 マッキー
地図を見る姥が平にある「ひょうたん池」です。池水に写る那須茶臼岳と紅葉が大人気の撮影スポットです。紅葉の時期は絶対外せない撮影スポットで、大勢のカメラマンさんで混雑必至の場所となっています。
写真:那須 マッキー
地図を見る「牛ヶ首」でミニチュア写真のように見えたのは、この場所を撮影したものです。火山の噴煙が上がっている近くが「牛ヶ首」です。紅葉だけでなく貴重な高山植物の宝庫でもあります。
写真:那須 マッキー
地図を見る帰りは徒歩で下山する方は、那須茶臼岳の裏側を回り、活発な噴煙のあがる「無間地獄」を通って「峰の茶屋」へ向かいます。「峰の茶屋」付近まで来ると、今までの風景が一変し、荒々しい「剣ヶ峰(1799m)」を始め、那須連山で大人気の「朝日岳(1896m)」遠くには「三本槍岳(1916.9m)」などの紅葉が楽しめます。このルートはロープウエイを使用せず、那須山へ登山する場合のスタンダードルートで、この先「峠の茶屋」駐車場まで約30〜40分の行程です。しかしこの登山道は風の通り道としても、有名で30m以上の強風となる場合もありますので、注意が必要です。
写真:那須 マッキー
地図を見る「朝日岳」を左手に見ながらの下山となります。写真に見えている朝日岳の東南に面した山肌の木々は紅葉しますが、朝日岳の北側は岩山だけで草木は生えていません。「朝日岳」の下側には「鬼面山(1616m)」や「飯盛山(1364m)」を眺めながらの下山です。下りきると「峠の茶屋登山口」駐車場に到着します。お疲れ様でした。
紅葉の那須登山は如何でしたか?四季折々異なる風景を見せてくれる、北関東で一番の魅力のある山です。ご紹介した他にも、登山のルートは沢山ありますが、手軽に楽しみたい方には「ロープウエイ」を使用する方法をお奨めします。
注意点として、出来る限りグループでの行動で、ご自分の体力と脚力に合わせた、充分な計画を立てて決して無理をしないでください。当日体調が思わしくない時は、中止する勇気も必要です。
※記事中に記載の所要時間等は、おおよその目安です。食事休憩や写真撮影に要する時間は含まれていません!
登山に必要な携行品としては、防寒具(秋でも山の上は冷えます。)、帽子、手袋、雨具(両手が自由に使えるセパレートタイプなど)、水、食料、登山の参考となるマップ・関連memoに記載の「那須町観光ガイド(公式)」にある、ルートマップPDF版など、足元をしっかりとサポートできるトレッキングシューズ、ストック(杖)、携帯電話(一部の地点でのみ利用できます)、※登山前には登山者届出名簿に記入しロープウエイ駅で提出しましょう。
主なものを記載しましたが、那須山は年間約40万人以上の方が訪れ登山を楽しまれます。充分な計画と準備で、思わぬ事故や怪我、遭難などに合わない、思い出に残る素晴らしい紅葉登山を楽しんでください。紅葉の時期は9月中旬から10月下旬で、見事なピーク時期は9月下旬から10月中旬です。
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(2024/3/18更新)
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