写真:Naoyuki 金井
地図を見る神楽坂沿いにある、明治17年(1884)創業の神楽坂でも老舗中の老舗「翁庵」。
作家山田太一氏お気に入りの蕎麦屋で、店内の1階は、テーブル席と小上がりになっており、昔ながらの庶民的な蕎麦屋の佇まいです。
10年前、TVドラマ「拝啓父上様」でのロケ地となり、嵐・二宮君や関ジャニの横山君などがここの蕎麦を堪能しました。
写真:Naoyuki 金井
地図を見るこの「翁庵」の名物が「かつそば」。
一見して脂っこいイメージですが、出汁と絡まると、意外なことにアッサリ感じるのが摩訶不思議。元々、学生に人気のカツ皿と丼飯の「カツ丼ライス」があり、カツとソバをドッキングしたら意外に美味だったことからメニューとなり、先の山田太一氏が好んで食した名物です。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る夜も庶民的な親しみやすさがあります。
肴も名物「カツ皿」にはじまり、「もつ煮込み」「冷奴」などの定番、そして「海老クリームコロッケ」や「鴨サラダ」など多彩です。
酒のお勧めは「そば焼酎」のそば湯割りで、何処までも庶民派にこだわったお店です。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る芸者さんたちが行き交う光景から「芸者新路」と呼ばれる裏路地。その路地に江戸時代そのままの傾斜の階段前にあるのが「九頭龍蕎麦」。
料亭風の佇まいが、路地と相まってかつての花街、神楽坂の風情を漂わせています
写真:Naoyuki 金井
地図を見るここ九頭龍蕎麦は、福井県の郷土料理が楽しめるお店。
ここでのランチのおススメは蕎麦と丼から一品ずつ選べる福井県三昧。特に初めての方は、大根おろしがたっぷり入った出汁をぶっかける福井県名物「越前そば」と、諸説ある中、福井県が発祥とも云われる「ソースかつ丼」のチョイスです。
更にトッピングで福井県名産の「昇竜舞茸の天ぷら」を付けて福井三昧の完成です。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る天井が高く広々ゆったりした店内は、和モダンの落ち着いた空間で、昼はランチ、夜は福井の地酒で一杯がこのお店のテッパン。
酒は、黒龍といったメジャーなものから、マイナーな地酒まで30数種類が取り揃えられており、福井の郷土料理やオリジナル料理で心ゆくまで楽しめます。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る芸者衆の手配や稽古を行う「見番」のある見番通りの先にあるのが「蕎楽亭」。
時折聞こえる三味線の音と共に、フレンチやバールなどが点在するワールドワイドな界隈にふさわしく、この「蕎楽亭」はミシュランガイドでビブグルマンに掲載されている有名店です。
写真:Naoyuki 金井
地図を見るこだわり抜いた食材を使用した「そば」。
会津出身の店主ですので、会津柳津町産の玄そばを使用し、店内の石臼で製粉して毎日打ち上げます。北海道の真昆布と鹿児島の本節を使用した「だし」を始めとして、醤油、わざび、ねぎなどトコトン産地こだわった食材が使用されています。
細いソバですが、絶妙なコシと喉越しで通をも唸らせるのも納得です。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る夜は日本酒や焼酎で一杯が基本。
生ゆばの刺身、にしんの山椒漬、出汁まき玉子など辛党にはたまらない酒肴が揃っていますが、やはりこの店で天ぷらは欠かせません。
カラッと揚げられた天ぷらの香りと食感で一杯いただけば、まさしくミシュラン掲載された意味がお分かりになるでしょう。
この他にも神楽坂には蕎麦屋の名店は沢山ありますが、夜だけの営業が多く手軽に楽しむには少しハードルが高いかもしれません。
そんな中、今回ご紹介したのは神楽坂、芸者新路、見番通りと町並み自体も風情を楽しめます。
わざわざいらしても街歩きともに楽しめる、情緒ある蕎麦を堪能してみてください。
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(2024/5/8更新)
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