写真:権丈 俊宏
地図を見る雲仙温泉(長崎県雲仙市)は、雲仙地獄を背景に形成され、ダイナミックな自然を感じさせる温泉地。「雲仙観光ホテル」はその温泉街の一角にある老舗ホテルです。国の登録有形文化財に登録され、日本を代表するのクラシックホテルの一つ。門から続く長い石畳に、歴史と風格を感じずにはいられません。
写真:権丈 俊宏
地図を見る石畳の突き当りにある重厚感ある建物が「雲仙観光ホテル」。外観は、スイスのシャレー風(アルプス地方で見られる山荘風の建物)の建築で、周囲の紅く染まる紅葉と好対照をなしています。
地下と一階は鉄筋コンクリート造、二階と三階は木造です。建築は、ヨーロッパで見られるハーフティンバー様式を採用。日本の自然美と西欧の建築美を掛け合わせながらも、全く違和感を感じさせない稀有の情景と言えるでしょう。
※雲仙温泉の紅葉の見ごろは、例年11月上旬です。
※ハーフティンバー様式とは、柱・梁などの骨組みを外にむき出しにし、その間に煉瓦・土・石などを充塡して壁とする、西洋木造建築の様式です。
写真:権丈 俊宏
地図を見る玄関をくぐった途端、雲仙観光ホテルならではのノスタルジックな雰囲気に引き込まれます。歴史を重ねたものにしかない重厚感がありながらも、木の温もりと優しさを感じさせ、開業以来今も、多くの人を魅了し続けます。
写真:権丈 俊宏
地図を見るこの様に「雲仙観光ホテル」は歴史を重ねたクラシックホテルで、独自の気品と高級感に満ち溢れています。しかし宿泊者でなくともランチ利用が可能なことは、あまり知られていません。西欧の舞踏場の様なダイニングも、ノスタルジックな雰囲気たっぷり。大切な人を連れて食事をしたい…そんな場所です。
ランチはコース料理から、カレーなどの単品料理、サンドイッチなどの軽食まで、好みや価格に応じて多数の選択肢がある点が魅力です。
写真は“伝統の雲仙観光ホテル 特製ビーフカレー”。ピリッと舌に残るスパイシーな大人の味が特徴で、創業以来の伝統を引き継ぐカレーです。
写真:権丈 俊宏
地図を見る温泉浴室は、宿泊者とランチ・喫茶利用者に限り、入浴可能です(別途料金が必要。外来者入浴時間は14時〜17時)。ドーム型の天井やアルーデコ調の壁のタイルが特徴で、クラシックでありながらも、どこかモダンで芸術性を感じさせる優雅な空間です。
温泉は雲仙地獄から引かれています。泉質は、日本屈指の名湯である草津温泉(群馬県)にも似た硫酸塩泉。非常に高温かつ刺激の強い温泉ですので、加水して調製されていますが、循環無しの源泉かけ流し。肌が弱い人でも安心して入浴できる様、絶妙の湯使いで温泉を管理しています。
写真:権丈 俊宏
地図を見る雲仙の紅葉と言えば、普賢岳の山頂近くにある「仁田峠」が有名。しかし雲仙観光ホテルから徒歩で行ける「雲仙地獄」は、湯けむりと紅葉が同時に楽しめます。遊歩道が設置され、食後の散歩にピッタリ!
「雲仙地獄」は、大小合わせて30ヶ所あまりのポイントがあると言われています。周囲は硫黄の香りに包まれ、大地の息吹が五感で感じられるおすすめスポットです。
アクセス:(バス)長崎駅より1時間40分。西入口バス停から徒歩1分/(車)長崎自動車道諫早ICから国道57号線経由で約1時間
営業日(ランチ):週末(金・土・日・祝祭日及び行楽シーズン)※要予約
営業時間(ランチ):12時〜14時(ラストオーダー)
※ランチ・喫茶利用客は、別途1,000円(税別)にて温泉浴室利用可能。入浴時間は14時〜17時
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/20更新)
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