写真:月宮 うさ
地図を見る今回ご紹介する大雪山登山は、黒岳石室(1890m)に1泊をし、北鎮岳(2244m)・比布岳(2197m)を経由して愛別岳(2112m)を目指す縦走登山。北海道にそびえる標高2000m前後の山々を渡り歩く絶景コースです。
黒岳は7合目までロープウェイ&リフトで一気に登ることが可能。7合目から山頂(1984m)まではゆっくり歩いても1時間半程度。山頂から黒岳石室までは30分弱で到着します。
写真:月宮 うさ
地図を見る写真に見える建物が黒岳石室。ここは避難小屋ですが、夏は管理人が常駐するため山小屋宿泊に慣れていなくても安心して過ごすことができます。
北海道の山小屋では自分で使うものは自分で用意するのが基本。シェラフ(寝袋)はレンタルしていますが、数が限られていますので事前に問い合わせしておくとよいでしょう。
テント場もありますが夏季シーズンは大変混み合うため、いい場所に張りたいとお考えの場合は午前中の到着を目指すことをおすすめします。
※各種利用料金等は、記事一番下の「りんゆう観光 - 黒岳石室・桂月岳」をご参照ください。
写真:月宮 うさ
地図を見る黒岳石室周辺は高山植物の宝庫。かわいらしいお花と絶景を楽しむことができます。また、石室から登り15分ほどで桂月岳(1938m)登頂が可能です。
写真:月宮 うさ
地図を見る2日目のコースタイムは9時間前後(休憩時間除く)になるため早朝から移動を開始。朝焼けの絶景の中ご来光を眺めつつ歩き始めます。朝日に照らされる高山植物のお花畑も幻想的ですよ。
ここでは真夏でも気温が一桁になります。必ず防寒着は用意してくださいね。
写真:月宮 うさ
地図を見る写真:月宮 うさ
地図を見る愛別岳へ向かう登山道は、緑と残雪の絶景から徐々に荒々しい砂礫とゴツゴツした岩の風景へと変わってゆきます。そんな変化もお楽しみの1つです。
写真は黒岳石室を出発してから40分前後で通る「お鉢平展望台」。視界に広がるのは約3万年前に大爆発の時にできた、直径約2kmの噴火火口"お鉢平カルデラ"です。内部は有毒ガスが噴出しているため立ち入ることはできませんが、展望台から眺めるだけでも、大自然のパワー感じることができることでしょう。
写真:月宮 うさ
地図を見る北鎮岳山頂を過ぎ比布岳へ向かう途中、ギザギザの頂が特徴の鋸岳(2142m)を望む風景。
写真:月宮 うさ
地図を見る比布岳の山頂を過ぎると、視界は砂礫や岩が露出した風景に変わってゆきます。
写真:月宮 うさ
地図を見る愛別岳へ向かうコースの途中には分岐点があります。ここでは標識を見落とさないよう細心の注意が必要です。そして、分岐を過ぎると足元は火山灰で滑りやすい急傾斜の道に。万が一滑ってしまったら谷底まで落ちてしまいますので慎重に進んでください。天候悪化で視界不良の際には、登頂を断念し折り返すことも必ず選択肢に入れてくださいね。
分岐から山頂までは約40分。山頂手前では高山植物も楽しめます。
写真:月宮 うさ
地図を見る分岐点の標識。小さいです。
写真:月宮 うさ
地図を見るいくつもの大雪山の絶景といくつかの難所を乗り越えて、到着した山頂には達成感と感動が待っています!辛くてもまた山にでかけたくなるのは、この一瞬のため…かもしれません。
愛別岳分岐点後に待ち受けていた急傾斜の登山道は、帰路のほうが滑りやすく危険です。始発点の黒岳ロープウェイ山麓駅に到着するその時まで、足元には十分お気をつけてくださいね。
下山後は、そのまま歩いて行ける層雲峡温泉で汗と疲れを流しましょう。いいお湯と風情ある温泉街が待っています。
登山時には必ず事前に情報を入手することと、天候悪化の時は中止する勇気も大切です。黒岳石室からは、いくつかの登山コースを選択することが可能ですので、万が一の時は天候と相談し他の山の登頂を目指してみるのも選択肢の1つになります。
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(2024/4/26更新)
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