写真:いしい ひい
地図を見るプリンストン大学は、世界の大学ランキングでも常にトップクラスの名門校。これまで2人の大統領、41人のノーベル賞受賞者、14人のフィールズ賞受賞者らを輩出し、作家のスコット・フィッツジェラルド、アマゾンのジェフ・ベゾスやアメリカ史上初のアフリカ系アメリカ人のファーストレディであるミッシェル・オバマなど、そうそうたる顔ぶれがこの大学で学んでいます。
2001年米映画「ビューティフル・マインド」に描かれたジョン・ナッシュ氏もこの大学で研究活動に携わり、村上春樹氏も客員研究員として2年間在籍されていました。まさに世界中の頭脳が結集する場所!
アカデミックな業績だけでなく、自然環境に恵まれたキャンパスの美しさも魅力。ツタのからまる美しい校舎は、アメリカ全土で8番目に古い大学の伝統を感じさせる重厚な造りです。
写真:いしい ひい
地図を見る学生のみならず一般市民も自由に足を踏み入れることができるので、キャンパスのアカデミックな雰囲気をじっくり味わいましょう。
ステンドグラスが美しいゴシック様式のチャペルでは、パイプオルガンの演奏会も行われます。
写真:いしい ひい
地図を見る美しく整備された庭園は、訪れる人々に癒しのひとときを提供しています。季節ごとにさまざまな花を楽しむことができますよ。
写真:いしい ひい
地図を見るプリンストン大学の学生はボート、ラクロス、バスケットボールなどスポーツにも熱心に取組んでいます。
大学のスポーツチームのマスコットは、タイガー。雄雄しいタイガーの彫像と一緒に記念撮影をどうぞ!
写真:いしい ひい
地図を見る必見なのは、プリンストン大学附属のミュージアム(Princeton University Art Museum)。1882年創設、現在は古代から現代のアートまで72,000点以上を所蔵しています。
アッパー・ギャラリーには モネやマチスらヨーロッパの芸術、アンディ・ウォーホールら近代アートなどが、美しく展示されています。テーマごとに分かれていて、見やすいのが特徴です。
写真:いしい ひい
地図を見る地階のギャラリーに展示されているのは、古代ローマ及びギリシャの彫刻やモザイク、そしてアジアの芸術作品の数々。
日本の埴輪や掛け軸も所蔵しています。
充実の常設展のほか、ユニークな企画展も随時行われています。これだけの本格的なコレクションを無料で一般公開しているとは、この大学が人類の英知を万人に分かち合おうとしている姿勢がうかがえますね。
写真:いしい ひい
地図を見る芸術鑑賞はミュージアムの中だけではありません。キャンパスの中に点在する数々のアートも、見所のひとつ。いろいろ探してみましょう!
写真:いしい ひい
地図を見るプリンストンの町の人口14,000人あまり、当然多くの大学生が住み、24歳以下が総人口の半分以上を占めています。大学周辺にはお洒落な大学街が広がり、若者に人気のお店がぎゅっと集まっています。
中でもNassau StreetとWitherspoon Streetという通りに沿ってたくさんのレストラン、カフェ、ショップがあるので、のんびり歩いてみましょう。
クレープが人気のJammin’ Crepes、サンドイッチが美味しいOlive Deli & Bakery、本格的なアメリカ料理が手頃な価格で楽しめるWitherspoon Deli、さらにピッツァ、カップケーキ、アイスクリーム、エスニック料理からラーメンまで、世界中から人が集まる大学街には世界中の食が大集合!
Princeton University Storeで、大学のロゴが入ったお土産を買うのもよいですね。大学のマスコットであるタイガーにちなんで、スクールカラーはオレンジと黒になっています。
写真:いしい ひい
地図を見る大学街にある、理論物理学者アルベルト・アインシュタインの頭像。
ドイツからアメリカに移住したアインシュタインは、1933年にプリンストン高等学術研究所の教授に着任してから1955年に亡くなるまでプリンストンに住んでいました。過去に住んだどの町よりも落ち着いて過ごせる場所だったそうです。
写真:いしい ひい
地図を見る大学街からMercer Streetという通りをまっすぐ2キロあまり歩いて行くと、見渡す限り緑の続く平原があります。
ここはプリンストン古戦場州立公園(Princeton Battlefield State Park)。
アメリカ独立戦争中の1777年1月3日、この地で総司令官ジョージ・ワシントン率いるアメリカ大陸軍と、イギリス軍との間で戦闘が起こりました。
この「プリントンの戦い」で大陸軍が勝利、アメリカ兵士の士気は大いに上がり、イギリスに勝てるという自信を得たと言われています。
今はまさに、つわものどもが夢のあと。州立公園の中には小さな案内所がありますが、戦いがあったことを感じさせる遺跡は殆んどなく、住民がハイキングを楽しんだり、ウサギやリスが元気に駆け回ったり、平和に満ちた空間になっています。
写真:いしい ひい
地図を見るところどころに置かれたプレートの説明のみが、昔ここで戦いがあったことを伝えています。例えば、致命傷を負いながらも戦場を離れることを拒み、指揮官としてオークの木の下で戦況を見守った、マーサー将軍。独立戦争の英雄を称えて、そのときのオークの木「The Mercer Oak」は、今も大切に守られているのです。
1783年大陸議会はプリンストン大学のナッソー・ホールに集まり、プリンストンは4ヶ月間だけアメリカ合衆国の首都になりました。プリンストンはアメリカの歴史を語る場所のひとつでもあります。
プリンストンはニューヨークから通勤可能な郊外都市。車がなくても、ニューヨークのペンシルベニア駅から電車で2時間足らずで訪れることができます。
高層ビルが集まり都会の喧騒があるマンハッタンと、整然としてアカデミックな雰囲気のプリンストンは、同じアメリカという国にあっても、まさに別世界。プリンストンに来ると、ニュージャージー州のニックネームが庭園の州(Garden State)であることに納得することでしょう。
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(2024/4/27更新)
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