写真:ナカヤ アキ
地図を見る1037年に、ヤロスラフ賢公が戦勝を記念して建造を命じたキエフ最古の教会、聖ソフィア大聖堂。コンスタンティノープルにあるハギア・ソフィア大聖堂と同じように、「聖なる知恵」に捧げたものと言われ、中央ドームにはキリストと天使、聖母マリアのモザイク画や絵画、フレスコ画の一部が残されています。歴代キエフ大公の霊廟でもあり、ヤロスラフ賢公の石棺も安置されています。ウクライナを代表する素晴らしい絵画や装飾品が展示された聖堂は見ごたえがあります。塔の上からは美しいキエフの街が一望できるのでぜひ歩きやすい靴で上ってみてくださいね。
写真:ナカヤ アキ
地図を見る1051年に創建された修道院。ロシア正教の中でも稀な「大修道院」の称号を持つ、ロシア正教ウクライナ支部の総本山です。古くからウクライナの宗教や学問の中心となり、政権にも力を及ぼす力をもっていた貴重な修道院です。三位一体教会やウスペンスキー大聖堂、地下墓地などが見所。高さ約100メートルの「大鐘楼」からの見事な眺望は必見です。今も地元の人たちの心のよりどころとして週末になると荘厳なミサが開かれます。
写真:ナカヤ アキ
地図を見るキエフから電車で7時間。ポーランドに近く、ウクライナの西部に位置する、13世紀にルーシのガリツキー公の命により建立されたウクライナの古都リヴィウ。14世紀以降はポーランドやハプスブルグ帝国、旧ソ連に支配され、特に西ヨーロッパの影響を長く受けたことから、独特の美しい景観や文化が育まれ、バロック様式の教会が並ぶ街並みは「ヨーロッパの隠れた真珠」と称されてきました。自分たちの文化に誇りを持つリヴィヴの人々は、いかなる状況でもウクライナ語を話し、次世代に継承しています。中世の街並みが残る歴史地区は、おとぎ話の絵本に出てきそうな可愛い町並みが魅力的。リヴィウの歴史地区は1993年、世界文化遺産に指定され、ヨーロッパでも屈指の人気デスティネーションとして旅人を魅了し続けています。
写真:ナカヤ アキ
地図を見るリヴィウから車で3時間。ポーランドとウクライナのカルパティア地方の木造教会群は、ポーランドとウクライナのカルパティア地方に点在する16棟のギリシア正教会の聖堂からなる世界遺産です。2つの国にまたがる世界初の世界遺産として2013年に世界遺産として登録されました。
16〜19世紀に建立され、ウクライナ側ではドロホブィチの聖ゲオルギオス聖堂、至聖三者聖堂、天使首ミハイル会衆聖堂が、ポーランド側では天使首聖ミハイル聖堂、聖パラスケヴァ聖堂などが有名で、それぞれ異なった様式で建てられています。
写真:ナカヤ アキ
地図を見るリヴィウからルーツク行きのバスで4時間、ルーツクでクレヴァン行きのバスに乗り換え2時間、クレヴァンで降車し徒歩1時間。到着までに時間がかかるので、ゆっくり旅を楽しめる方、どんだけ時間がかかっても行きたいという兵限定の絶景スポットですが、ウクライナ北西部のクレヴァニという町の近郊に「愛のトンネル」と呼ばれる、ロマンティックな絶景があります。数キロの森の中を走る電車の幅の緑のアーチが続き、「このトンネルで電車が通る時にキスをした恋人たちは永遠に結ばれる」、「恋人たちが手をつないでこのトンネルを歩くと願いことが叶う」というジンクスがあり恋人たちに人気のデスティネーションです。緑の夏も、紅葉の秋も、四季折々の美しさを堪能できます。トンネルにはクレヴァンでバスを降りたら、幾つかの可愛いサインに従って進むと到着します。
※交通の便が悪く、宿泊施設も時間つぶしをするとこもないので、マイナスの極寒の冬に訪れるのはおすすめしません。
歴史の中で数奇な運命を辿ってきたウクライナには各時代、街ごとに多様な文化が今も息づいています。そんな様々な魅力が詰まったウクライナであなただけの特別な時間を過ごしてみませんか?
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(2024/4/25更新)
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