今注目の「出歩きたくなる温泉街」奈良・洞川温泉街が楽しい!

今注目の「出歩きたくなる温泉街」奈良・洞川温泉街が楽しい!

更新日:2019/05/09 17:08

SAORI GRAPHのプロフィール写真 SAORI GRAPH 現役弾丸バックパッカー、旅ライター、旅ブロガー
「昔ながらの温泉街」に皆さんはどのような印象をお持ちですか?温泉街を楽しみたいけれど、どこか寂れた印象があり、結局宿で1晩を過ごすという方も多いのでは。
そんな方におすすめなのが、奈良県天川村の「洞川温泉」です。昭和レトロな温泉街沿いに連なる宿の縁側を利用し、カフェやコンサートを開催。出歩きたくなる温泉街として注目されています。フォトジェニックなスポットも多く、女子旅にもぴったり!

縁側が連なる、ノスタルジックな温泉街

縁側が連なる、ノスタルジックな温泉街

写真:SAORI GRAPH

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洞川温泉は奈良県吉野郡天川村にある温泉で、古くから大峯山への登山者たちの疲れを癒してきました。山々に囲まれた洞川温泉は標高820mに位置し、平地より気温が5度程低く「関西の軽井沢」と呼ばれ避暑地としても親しまれています。

洞川温泉の泉質は弱アルカリ性単純泉。入浴後はお肌がすべすべになると評判で、温泉街には旅館や民宿が20数件軒を連ねています。洞川温泉街の入口には村営洞川温泉センターもあるので、宿泊しなくとも温泉を楽しむことができます。

縁側が連なる、ノスタルジックな温泉街

写真:SAORI GRAPH

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洞川温泉の景観で最も目を惹くのが、通りに沿った温泉宿に連なる縁側。この縁側によって、日本情緒あふれるノスタルジックな雰囲気が生まれているのです。

洞川温泉は昔から多くの行者(修験者)が訪れる大峯山の登山口にあり、行者や参詣者が心身を癒す場所として発祥。昔は白足袋にわらじ履きの行を終えた沢山の行者さんが縁側に座り、たらいの水で足を洗ってから部屋に入っていました。その時の名残が、今の温泉宿の縁側なのです。

洞川温泉名物の「名水豆腐」をご賞味あれ

洞川温泉名物の「名水豆腐」をご賞味あれ

写真:SAORI GRAPH

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温泉街を歩いていると、民家やお店の軒先でお水が流れ続ける蛇口と水が一杯になった桶を目にします。ここ洞川には日本名水百選に選ばれた洞川湧水群があり、美しい水がこんこんと湧き出ているのです。

洞川温泉名物の「名水豆腐」をご賞味あれ

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そんな洞川の名水を使った名物が「名水豆腐」。豆腐は非常にシンプルな食材である為、お水の良し悪しでその質が大きく左右されます。「名水あるところに豆腐あり」と言われるほど、美味しいお水があるところには美味しいお豆腐があります。

洞川温泉には「山口屋」と「丸亀商店」というお豆腐屋さんが2軒あり、地元の人のみならず観光客にも非常に人気のお豆腐屋さん。昼過ぎには売り切れてしまうこともあるようで、持ち帰り用に予約をしていく人もいます。

どちらのお店も持ち帰り用豆腐の販売だけでなく店先でのイートインも可能なので、街歩きがてら食べたい一品です。

洞川温泉名物の「名水豆腐」をご賞味あれ

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「丸亀商店」でイートインのお豆腐を注文すると、お皿にどーんと豪快に乗ったお豆腐が1丁出てきます。その豪快な見た目とは裏腹に、名水で作ったお豆腐はとてもなめらかな口当たり。お醤油をかけてペロリと1皿いけちゃいます!

ホワイトボードには立食と書いてありますが店先にはベンチがあり、そこに座って食べることができます。

出歩かなきゃ勿体ない!夜の温泉街の雰囲気は格別!

出歩かなきゃ勿体ない!夜の温泉街の雰囲気は格別!

写真:SAORI GRAPH

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夜になると旅館の縁側につるされた提灯に明かりが灯され、温泉街の雰囲気は昼間とは打って変わって幻想的な佇まいに。浴衣姿で出歩く人も多く、思わず立ち止まって写真を撮りたくなる風情ある光景です。縁側に座って寛ぐ事が出来るので、ゆったりと湯涼みするのもおススメ!

出歩かなきゃ勿体ない!夜の温泉街の雰囲気は格別!

写真:SAORI GRAPH

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温泉街には昔懐かしい射的屋があり、浴衣姿の親子や若者グループで賑わっています。料金は1回200円で5発撃つ事ができ、指定されたミッションをクリアすると景品がもらえます。ミッションは「積み重ねられた3つの箱を1発で台から落とす」や「箱の上に置かれたピンポン玉のみを撃ち落とす」や「吊るされた紙を弾で破って落とす」など。

じっくりと真剣に、的に狙いを定めて・・・

娯楽と分かっていても、意外と白熱する射的。見事的に当たると皆大喜び!子供から大人まで昔にタイムスリップしたかのように楽しむことができます。こうした楽しみもある洞川温泉、宿に籠ってばかりじゃ勿体ないですよ!

期間限定の縁側カフェ「天の川カフェ」も開催中!

期間限定の縁側カフェ「天の川カフェ」も開催中!

写真:SAORI GRAPH

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2019年は6月10日(月)〜9月29日(日)までの期間限定で、温泉街の11宿で「天の川カフェ縁側プラン」という宿泊プランが販売されます。夕食後、19:00〜21:00に各宿の縁側でオープンする「天の川カフェ」を巡り楽しんでもらうこのプラン。色浴衣の貸出や、天の川カフェで利用可能な金券付といった特典満載の内容となっています。

縁側の提灯に明かりが灯ると、温泉街は一気に雰囲気のあるオープンカフェに!

期間限定の縁側カフェ「天の川カフェ」も開催中!

写真:SAORI GRAPH

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天の川カフェで振舞われるのは、11軒の宿がそれぞれ趣向を凝らしたメニュー。

例えば「枡源(ますげん)旅館」では「手作り葛プリン(ドリンク付き)」や可愛い星型の「星アイスもなか」といった、小さな子供も楽しめるメニューを揃えています。奈良の名産でもある吉野葛を使った手作り葛プリンは、もっちりとした優しい味わい。夕食後のデザートにぴったりです。

他にも「宿 花屋徳兵衛」では「大峯猪のソーセージ」や「昔なつかしハイボール」といった、大人向けメニューをご用意。縁側で心地よい風を感じながら一杯・・・なんて気持ち良いこと間違いなし!

11軒ある宿のどの縁側で寛ぐか、迷ってしまいますね。時間に余裕がある方はハシゴしてみるのも良し。是非期間中に洞川温泉を訪れてみて下さい!

※カフェのメニューは変更になる可能性があり、あくまで一例です。

洞川温泉の基本情報

アクセス:
電車・バスの場合
近鉄「下市口駅」からバス(洞川温泉行き)で終点「洞川温泉」下車
所要時間 約80分

車の場合
<大阪方面から>
南阪奈道路経由R169・R309から県道21号で洞川温泉へ
所要時間:大阪市内から約2時間〜2時間半

<京都・奈良方面から>
京奈和自動車道橿原バイパス経由R169・R309から県道21号で洞川温泉へ
所要時間:奈良市内から約2時間〜2時間半

<名古屋方面から>
名阪国道針ICからR370経由R169・R309から県道21号で洞川温泉へ
所要時間:名古屋西ICから約3時間半

2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/08/15−2017/08/16 訪問

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