森の中に広がるコケの世界!愛媛・宇和「茶房 こけむしろ」でまったりしたい

森の中に広がるコケの世界!愛媛・宇和「茶房 こけむしろ」でまったりしたい

更新日:2017/08/25 13:30

木々の間に敷き詰められた何種類もの苔の世界…。
その苔の絨毯見たさに週末になると駐車待ちの車が何台も列を作る愛媛・宇和町にあるギャラリー喫茶「こけむしろ」は、女性に人気の癒しのスポットです。
夏は、ひぐらしの声を聞きながら、水の流れる音と木々の間から差し込む木漏れ日の中で、一面に広がる緑の苔を楽しみながらゆったり、まったりできる場所はここしかありません。今回は筆者おススメの癒しの場所をご紹介!

まるでジブリの世界に舞い降りた?庭園の広さは約2,300平方m!

まるでジブリの世界に舞い降りた?庭園の広さは約2,300平方m!
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「ギャラリー喫茶・こけむしろ」はその名の通り、敷地内に何種類もの苔を敷き詰めた庭園式のカフェです。
元々はスギの植林地だったこの地を店主が約5年の歳月を掛けて、山の斜面に自生している苔を少しずつ移植して整備。店主いわく「苔は面白い生き物で、手入れするうちに苔自身が勝手に自生し始めた」とのこと。学校の体育館とほぼ同じ広さを誇る敷地内にはヒヨクゴケやスギゴケなど、今では店主も知らない苔が自生するようになり、まるでジブリの世界に降り立ったような感覚になること間違いなしです!

敷地内には、写真のデッキ(屋外)、森の中のテラス、ギャラリー(屋内)があり、その時の気分によって滞在する場所を変えてみるのも良いでしょう。

静けさとコケにしみ入る蝉の声を堪能!

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かつて松尾芭蕉が出羽・立石寺で詠んだ句に「閑さや岩にしみ入る蝉の声」がありますが、ここで紹介する動画を見れば、その一句に勝るとも劣らない場所がここ愛媛・宇和町にも存在することがわかります。しかもその場所が茶房であることが魅力です。

まさに癒しのスポットがこの場所であり、筆者おススメの空間です。

さてメニューの中で一番人気は、地下水を利用したコーヒー。くせがなくおいしいと評判で自家製の苔まんじゅうやシフォンケーキと併せてオーダーするのが女性に支持されています。

静けさとコケにしみ入る蝉の声を堪能!

森の中にある離れのテラス席で楽しもう!

森の中にある離れのテラス席で楽しもう!
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森の中のテラスはオープンデッキになっていて、360度見渡す限り苔の世界が広がります。間伐された杉の森は心地よい陽の光が差し込み、水の音を聞きながらカフェを楽しむことができるまさに至福の時間です。

写真のメニューは、抹茶+苔まんじゅう(500円)。
饅頭は小石に苔が乗ったイメージで作られ、まん丸した形をせずに敢えてゴツゴツ感を出しているとのこと。別メニューのシフォンケーキは地元産の米粉が入った手作りのケーキ(400円)が人気で、数に限りがあるために休日は午前中で無くなってしまう事もあるとか。

ギャラリーの中から戸外の風景を楽しもう!

ギャラリーの中から戸外の風景を楽しもう!
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虫が苦手という人におススメな場所がこのギャラリー。
大きな窓から見えるのは木々の間に敷き詰められた苔の絨毯です。右前方には水車が回り、時折、人が横切る姿も見えるので「静」だけでなく「動」の世界も楽しむことができます。
ただ、お店自慢のコーヒーを飲んだ後はギャラリーに留まらずに、戸外に出てみることをおススメします。

別棟にあるお遍路ギャラリーも必見!

別棟にあるお遍路ギャラリーも必見!
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この空間は以前に店主が一日ひと組限定の飲食店を営んでいた場所。その当時の常連さんから戴いた名前が「苔莚(こけむしろ)」という店名であり、後のギャラリーカフェを営むきっかけになったとのこと。

今ではお遍路に興味がある人向けとして、お遍路関連の絵などを展示。館内から戸外に目を向ければ、これまた立派な庭園が広がっていて、ギャラリーカフェとは違う世界を堪能できます(拝観料:100円)。
ちなみにこの場所は、四国八十八ヶ所第43番札所明石寺がすぐ近くにあるところからお遍路さんにも人気のあるスポットなのです。

コケは生き物。マナーを守って楽しみましょう!

今現在も少しずつ姿を変えている「こけむしろ」は、苔だけでなく木々や草花と合わせて四季折々で違った表情を見せてくれます。癒しを求めて何度も来れる場所がここなのです!
ただし苔の中に入ることはNG。マナーを守って楽しみましょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/08/09 訪問

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