写真:藤 華酉
地図を見る舌を噛みそうな名前の町、シュトラールズンドは、北ドイツの海沿いにあります。中世の海洋ネットワーク、ハンザ同盟の補給地として発展し、現在も海運業の盛んな場所です。古都の町並みは世界遺産にも登録されており、煉瓦造りの旧市街は美しいばかり。リゾートビーチにも近いため、夏季は観光客で賑わい、魚料理の得意なレストランやカフェも数多く、そぞろ歩きが楽しい町です。
写真:藤 華酉
地図を見るそんなシュトラールズンドの海を臨む歴史ある倉庫街に、オツェアノイムは2008年にオープンしました。近代的なオツェアノイムの建物は遠くからもよく目立ちます。入り口でチケットを購入すると、長いエスカレーターを4階相当まで上がる事に。順路に沿って早速館内を見学してみましょう。
写真:藤 華酉
地図を見るさて、オツェアノイムが掲げる使命とは、海の環境を守る事。海の自然の大切さを人々に伝える事です。……と言った観点から、展示物は最新技術を用いたドイツの本気仕様。標本や模型を用い、子供たちにも分かりやすくバルド海の様子が伝わるようになっています。
写真:藤 華酉
地図を見る確かに環境問題について語る大真面目な解説のコーナーは小難しいものですが、もしかして生きた魚は見学できないのか?と不安になる必要はありません。水族館のコーナーもたっぷりと用意されています。
こちらは実際にバルト海に生息する魚を飼育しています。地味な色合いの魚が多いですが、是非じっくり眺めてください。この近海で採れる魚ばかり……と言うことは、後でレストランで再会する可能性が高いお魚たちですので。
写真:藤 華酉
地図を見るオツェアノイムで最も人気のコーナーがこちら。巨大な吹き抜けに吊るされた巨大なクジラや魚の模型、その下にある寝椅子のコーナーです。
写真:藤 華酉
地図を見る時間ごとに音楽や照明が替わり、寝転んだ心地は海の底に居るかのよう。本気寝してしまっている人もちらほら見受けられる、心地よい場所です。時には、ガイドさんによる生解説が流れもしますから、ゆっくり過ごす事ができますよ。
写真:藤 華酉
地図を見る目ぼしいお魚の名前は覚えられましたか?オツェアノイムの周囲の運河には、新鮮なお魚を売るボートが沢山浮かんでいます。気楽な屋台で、持ち帰って良し、その場で食べても良しの形式です。
並んでいるお魚をその場で指差して調理して貰えるのも、旅行客には嬉しい限り。カラッと揚げたり焼いたり、あるいは燻製にして食べるのがドイツの主流です。
もちろん、水族館に居たお魚の名前を出して注文しても大丈夫です。安価で美味しい、バルト海の幸をご満喫ください!
写真:藤 華酉
地図を見るオツェアノイムへは、シュトラールズンドの中央駅から徒歩20分程度。
駅前からは「Hafen(港)」行きのバス1番や3番が発着しており、Ozeaneum(オツェアノイム)駅まで10分です。
一般には森のイメージが強いドイツですが、バルト海に面する北ドイツならお魚とも美味しいお付き合いができます。自然を愛するドイツ人の、現代技術の結晶とも言えるオツェアノイムで、ぜひバルト海の魅力に触れてみてください。
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(2024/3/28更新)
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