ハラハラドキドキの遊覧船から福岡「芥屋の大門」の迫力ある奇岩を楽しもう!

ハラハラドキドキの遊覧船から福岡「芥屋の大門」の迫力ある奇岩を楽しもう!

更新日:2017/08/17 15:05

ふるかわ かずみのプロフィール写真 ふるかわ かずみ 神社・パワスパ(温泉)巡りスト
福岡の糸島といえば近年お洒落なカフェやお店などが集まる人気スポットエリア。そんな糸島の最北端に位置する「芥屋の大門(けやのおおと)」は、毎年夏には海水浴場としても人気の場所です。また国指定の天然記念物でもある芥屋大門の奇岩の迫力を近くで見れる遊覧船クルーズも人気。波のうねりをダイレクトに感じる遊覧船で大人も子供楽しめる海のアドベンチャーに出かけよう!

乗船はここから。

乗船はここから。

写真:ふるかわ かずみ

地図を見る

芥屋の大門(けやのおおと)とは、玄海国定公園の一部で、国指定の天然記念物ともなっている玄武岩洞です。荒々しい玄界灘によって生み出された迫力ある奇岩は、まさに自然がつくりだす風光明媚な光景です。

そんな奇岩を間近で見ることができるのが、4月〜11月限定の遊覧船によるクルーズ。
近くまでクルーズしてくれるので、その迫力を楽しむことができます。

乗船するには、まず芥屋大門観光所でチケットを購入して、そこからの出発となります。ここまでのアクセスはバスか車となりますが、バスだと終点から歩いて10分、車だとここから歩いてすぐの場所にある「磯の屋はなれ」というお店の隣に駐車場があります。

繁忙期はチケットは必ず事前に予約を!

繁忙期はチケットは必ず事前に予約を!

写真:ふるかわ かずみ

地図を見る

遊覧船ですが、平日だと1日10便、GWや繁忙期(夏季)には14〜15便出ています。チケットは大人1名700円。その購入ですが、特にそういったオンシーズンには事前に電話での予約をおすすめします。窓口でも購入できますが、行ったときにはすでに予約で埋まって1時間から2時間待ち!なんてこともザラにありますので、あらかじめ到着時間がわかっていれば、事前に予約しておきましょう!

また電話予約にしても直接行っても、その場では乗船時間の予約のみで、チケットの購入は乗船時間の10分前からになります。

ハラハラドキドキ!まさに海のアドベンチャー!

ハラハラドキドキ!まさに海のアドベンチャー!

写真:ふるかわ かずみ

地図を見る

さて、チケットを購入したらその先にある階段を下りた場所に乗り場があります。1番乗り場と2番乗り場がありますので、窓口で確認してその乗り場で待ちましょう。
特に席などは決まっておらず、定員は20名です。

遊覧船には両サイドに席がありますが、左右にスライドするタイプの窓になるので、できれば前後の方がケンカにならないように、両サイドあけてどちらからでも見られるように譲り合って気持ちよく観光しましょう。

ハラハラドキドキ!まさに海のアドベンチャー!

写真:ふるかわ かずみ

地図を見る

さあ、いざ出発です!

乗船時間は往復で約25分。海の上を走るのでもちろんその日の天候次第で波の状況も違います。玄界灘は荒々しいことで知られていますが、乗る前は穏やかに見える海も、実際乗るとかなり揺れることも多く、その反動で窓から水しぶきが入ってくることもありますのでカメラなど注意してくださいね。

また船体が低いこともあり、目線もかなり低いためすぐ目の前が海!かなり威圧感、迫力もあり、怖がる子供たちもいます。一方大人は揺れもダイレクトに感じるため、ちょっとした大人のアドベンチャーといった感じです。

とはいえ、あまりにも大きな揺れの場合は壁に手すりもついていますので、しっかり持っておくのもおすすめです。

そそり立つ迫力ある玄武岩

そそり立つ迫力ある玄武岩

写真:ふるかわ かずみ

地図を見る

芥屋の大門は日本三大玄武洞の1つで、残り2つは佐賀の唐津七ツ釜、そして兵庫県豊岡市の玄武洞となります。

見どころはなんといっても柱状にそびえたつ洞窟。海蝕によって自然に現在の形になった玄武岩の洞窟は幅10メートル、高さ64メートル、奥行90メートルと吸い込まれそうな神秘的な雰囲気を醸し出しています。

行ってもその日の状況で入れない場合もあるので、これこそ運次第。その場合は遠目から眺めるしかありません。周遊ルートも変更となります。

そそり立つ迫力ある玄武岩

写真:ふるかわ かずみ

地図を見る

そしてもう1つの見どころが2つの柱「鏡岩」と「くじら岩」です。

この岩には悲しい伝説が残されています。

遠いむかし、鏡岩に天女が舞い降りて歌を歌い、舞いをしていました。そのうち1人の天女が禁じられた下界の歌を歌いだしてしまいました。そうすると天に帰る羽衣がなくなって帰れなくなり、嘆き悲しんだその天女は海に身を投じ、くじら岩に吸い込まれてしまいました。
今でもその鏡岩にはその天女の足跡が残されているということです。

また、この芥屋の大門の岩山全体がご神体とされ、地元では海の神様でもある綿津見神(わたつみのかみ)が祀られているそうです。そう思いながら見るとより神秘感が増しますね。

お昼時や待ち時間の利用にどうぞ

お昼時や待ち時間の利用にどうぞ

写真:ふるかわ かずみ

地図を見る

乗船時間まで待ち時間が長い・・・あるいはお昼時でランチしたい・・そんな方には2017年4月末にオープンした「磯の屋はなれ」にどうぞ。

チケット売り場の向かいにある民宿「磯の屋」の2号店となります。先ほどのチケット売り場から約150メートル離れた場所にあります。

ランチでは主に近海でとれた新鮮なお魚を使った海鮮丼をはじめ、煮つけなどがいただけます。また暑い時期にはソフトクリームや紫蘇のクリームソーダもおすすめ。
また玄界灘でとれたわかめやおせんべいなどのお土産も売っているので旅の記念にも。

ちなみに冒頭で説明した駐車場はこの建物の隣になります。

行く前には事前に電話で確認を!

チケットの予約にしても、船の運航状況にしても、行かれる際には必ず事前に電話で確認をしておいたほうが時間を無駄にせずすみます。冒頭でも説明したように、特に繁忙期においてはかなりの観光客の数になりますので比較的オフシーズンに行かれる方がいいかもしれません。

またここから車で2〜3分の場所には玄海国定公園があり、ここでは間近で玄界灘の雄大な景色も楽しむことができます。ぜひあわせて楽しんでみてくださいね。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/08/13 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -