大自然の美術館!美しい海岸線が特徴的な北海道神恵内村の絶景

大自然の美術館!美しい海岸線が特徴的な北海道神恵内村の絶景

更新日:2017/08/16 11:07

北海道の西側。積丹半島の西に位置する神恵内村は、アイヌ語で「美しき神秘的な沢」という意味の言葉を地名の由来に持つ隠れた絶景スポットです。日本海に沿って走る国道229号線は絶好のドライブルートで、奇石「窓岩」や「竜神岬」など思わず息をのむ風景が広がります。他にも海を見下ろすことができる「あんない展望公園」やユニークな名前やデザインが面白い公共トイレなど、ドライブで立ち寄るには魅力的なエリアです。

積丹ブルーの海岸線が続く国道229号線

積丹ブルーの海岸線が続く国道229号線
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北海道神恵内村は積丹半島の西側に位置する小さな村です。観光地として有名な小樽市やウニ丼で人気の積丹町と比べるとまだまだ全国的な知名度は低いですが、美味しい海産物に美しい海岸線が作り出す絶景など、魅力がたくさん詰まった隠れた観光スポットです。

地名の由来はアイヌ語で「美しき神秘的な沢」という意味の「カムイナイ」。神恵内村を走る国道229号線は、この名前の由来通り積丹ブルーと呼ばれる神秘的な青色の海と特徴的な岩や断崖が作り出す美しい海岸線を走るルートで、息をのむほどの光景を堪能しながらドライブを楽しむことができます。

竜人が昇天したという伝説が残る竜神岬

竜人が昇天したという伝説が残る竜神岬
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竜神岬はその昔、当丸沼という神恵内村の沼に住む大蛇・竜神様が昇天したという伝説の残る岬です。古くから漁業で栄えたこの地では、竜神岬は航路の目標として船乗りたちを守ってきました。

神恵内漁港近くの公営駐車場からは竜神岬へ沈む夕日を眺めることができ、水平線の向こう側へ沈む光景はとってもロマンチック。晴れた日には青い海と岬のグリーンのコントラストが美しく、ぜひ車を停めて眺めてほしい景色です。

海を見下ろせる休憩スポット「あんない展望公園」

海を見下ろせる休憩スポット「あんない展望公園」
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海岸線を少し高い位置から見下ろせるスポットとしてお勧めなのが、かつて小学校があった跡地に整備された「あんない展望公園」です。この公園は、国道229号線の脇にある駐車場から徒歩で登ることができる場所です。残念ながらバリアフリーには対応していませんが、スニーカーで訪問すれば小さな子供でも簡単に訪れることが可能です。

海を見下ろせる休憩スポット「あんない展望公園」
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無料で使用できる望遠鏡も完備されていて、目の前には神恵内村にある奇石・窓岩、右前方には西の河原を眺めることができます。眼下には国道229号線を走る車を見下ろすこともでき、海岸線に沿って緩やかにカーブする道路を爽快に走り抜けていく車やバイクを見るのもまた一興です。

日本海からの潮風はとても爽やかで清々しく、ドライブの休憩として一息つくには最適の場所です。ベンチも用意されていますから、美しい風景を眺めながら時間を過ごすのもお勧めです。

海に浮かぶ奇石「窓岩」と神秘の霊場「西の川原」

海に浮かぶ奇石「窓岩」と神秘の霊場「西の川原」
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神恵内のシンボル的な奇石といえば、海にぽっかり浮かぶ岩「窓岩」です。中央付近に窓のような穴が開いていているのが特徴で、その窓から向こう側を見ていると大自然の雄大な力に思いを馳せずにはいられません。穴が見える角度は国道229号線の一部分に限られていて駐車スペースはありません。車で走り抜ける時に見られる一瞬の光景です。

ちなみに、写真は「あんない展望公園」から撮影した物。この角度からだと穴を見ることはできませんが、海にぽつんと浮かんだ不思議な形の岩と日本海の風景を楽しむことができます。

海に浮かぶ奇石「窓岩」と神秘の霊場「西の川原」
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難破船の犠牲者を供養するために祀られたお堂や地蔵様、積み上げられた石の塔などがある西の川原。独特な雰囲気が漂うこの場所は、この地域の人達にとっても神秘的な秘境として大切にされています。

かつては船で訪問することができましたが、現在では遠巻きに見ることしかできません。「あんない展望公園」の望遠鏡を使えば、現在は行くことのできない西の川原をかなり詳細な部分まで見ることができます。

神恵内村のゆるキャラとユニークな公共トイレ

神恵内村のゆるキャラとユニークな公共トイレ
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前述した竜神岬で登場した大蛇・竜神様ですが、当丸沼に住んでいた竜神様をモチーフにした神恵内村のゆるキャラが「どらごん太」です。この「どらごん太」は神恵内村の街灯に設置されています。ブイサインと可愛い表情が特徴的で、村の雰囲気を一層のどかなものにしています。神恵内村へ訪問した際は、海だけでなく電柱にも注目してみて下さいね。

神恵内村のゆるキャラとユニークな公共トイレ
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神恵内村には十か所の公共トイレがあるのですが、個性的なデザインとユニークなネーミングがとても面白く、ついトイレ巡りをしたくなる隠れた名所になっています。

写真は神恵内公有地埋立地にあるトイレ「第十一御丸」。船の形をしたトイレで、後ろの海との相性もバッチリ!つい写真を撮りたくなってしまいます。

「窓岩」や「竜神岬」など北海道神恵内村には見所が盛りだくさん!

北海道神恵内村は人口1000人未満の小さな村ではありますが、神秘的な雰囲気が漂う絶景が多い秘境です。海岸線に沿って走る国道229号線は、神恵内村の絶景を眺めながらドライブを楽しむことができるお勧めルート。人気の観光地である小樽市からは余市町、積丹町と通り積丹半島を周って神恵内村まで走るのがお勧めです。

北海道らしい豊かな自然がそのまま残る神恵内村は、ツーリングやドライブなど北海道の景色を楽しみながら移動したいという方には特にお勧め。「窓岩」や「竜神岬」「西の川原」など、村全体が雄大な自然が作りだした美術館のような美しい景色の連続で、思わずカメラを構えたくなってしまいます。

目を奪う美しい景色の数々は、きっと日頃の喧騒も忘れ身も心もリフレッシュさせてくれることでしょう。日本海から吹く爽やかな潮風を感じに、北海道神恵内村を訪問してみてはいかがでしょうか。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/07/22 訪問

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