ホテルそのものが美術作品!隈研吾氏デザイン「ONE@Tokyo」

ホテルそのものが美術作品!隈研吾氏デザイン「ONE@Tokyo」

更新日:2017/08/31 18:04

成瀬 亜希子のプロフィール写真 成瀬 亜希子 ユニークホテルライター、トラベルライター
東京スカイツリー周辺の新しい町並みと、下町の昔ながらの風景が交差する東京・押上。2017年7月、世界で活躍する建築家・隈研吾氏が監修した「ONE@Tokyo」が開業しました。新しい下町にふさわしく、伝統的な木組みと現代の工業素材を融合させた斬新なデザインです。それぞれコンセプトのある客室、東京スカイツリーを見渡せるルーフトップバーも魅力。国内外から旅人が集まる東京の秘密基地を覗いてみましょう!

伝統と現代が交差する押上にふさわしいデザイン

伝統と現代が交差する押上にふさわしいデザイン

提供元:ONE@Tokyo

https://onetokyo.com/地図を見る

2012年の東京スカイツリー開業に合わせて「スカイツリー前」とも呼ばれるようになった東京・押上駅。駅直結の商業施設「東京ソラマチ」には多彩なショップやレストランが集まり、国内外から多くの観光客が訪れます。その一方で押上駅周辺には昔ながらの個人商店や家屋も軒を連ねており、下町らしい風景を見渡せます。

京成・都営地下鉄の押上駅から徒歩5分。道路沿いにあるひときわ目立つ木組みのホテルが「ONE@Tokyo」です。しかし看板を出していないため「これは一体何の建物だろう?」と中の様子が気になる通行人の姿も…!

世界で活躍する建築家の隈研吾氏は、伝統的な和をモチーフにしたデザインで知られています。今回は伝統と現代が交差する押上にふさわしく、自然素材と工業素材を融合した斬新なデザインを提案。まさにホテルそのものが美術作品と呼べるのではないでしょうか。

伝統と現代が交差する押上にふさわしいデザイン

写真:成瀬 亜希子

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1階レセプションの隣にカフェが併設されており、天井に飾られた白い布が柔らかな雰囲気。レセプションからカフェまで緩やかに繋がれたカウンター「ONE table」はスタッフとゲストが気軽に交流できる場となっています。その奥の「@lobby cafe」ではブッフェスタイルの朝食やアラカルトのランチを提供しており、宿泊客から一般客まで利用できますよ。

伝統と現代が交差する押上にふさわしいデザイン

写真:成瀬 亜希子

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ランチの人気メニューは「ローズマリーのチキンソテー」。パリパリに焼き上げたチキンの皮と、スパイスとローズマリーの香味がたまりません!プレートのバゲットとサラダの他にもコーンポタージュ、かぼちゃのサラダもついてボリュームたっぷり。近隣のパン屋から直送された種類豊富なパンも温めて食べることができます。

2017年9月下旬には、現在のメニューを一新して「ニューアメリカン」をベースとした料理が提供される予定。ディナーもスタートするので、東京スカイツリーのライトアップを見た後に食事することもできますよ。一体どんなメニューを味わえるのか楽しみですね!

東京スカイツリーを見渡せる客室「Loft」

東京スカイツリーを見渡せる客室「Loft」

写真:成瀬 亜希子

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客室フロアは2階〜10階で全142室。ホテル全体が美術作品であり、宿泊者に快適に過ごしてもらうため全館禁煙となっています。機能性を追求した「Studio」、東京スカイツリーを見渡せる「Loft」、車椅子のゲストも利用できる「Universal」、書斎をイメージしたスイート「Library Suite」、アトリエのようなスイート「Atelier Suite」の5タイプです。

東京スカイツリーを見渡せる人気の客室が「Loft」。ベッドルームとシャワールームのみですが、28平米の広さがあって2人でも余裕を持って過ごせます。壁掛けのテレビは可動式となっており、ベッドから見やすい位置に調整できます。シャワールームはシースルータイプなので、いつもより開放的な気分になれるかもしれません(笑)。

東京スカイツリーを見渡せる客室「Loft」

写真:成瀬 亜希子

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全客室には、2017年に国内ホテルに導入されたばかりの「Handy」を完備。宿泊中に自由に持ち出して使えるスマホで、国内通話と世界17か国への国際電話の通話料、データ通信料が無制限で使用できる優れモノなのです!観光中はGoogleマップや店情報を確認する事も多いので嬉しいですね。登録したデータはチェックアウト時に削除されるので安心して使えますよ。

また、自分が持っているモバイル端末の写真や動画を、客室のテレビでキャストできるストリーミングデバイス「Chromecast」を採用。例えば観光中に撮った写真や動画を、ホテルに戻ってすぐシェアすることができるのです。ストレスフリーなデジタル環境を整えているのも「ONE@Tokyo」の魅力のひとつです。

東京スカイツリーを見渡せる客室「Loft」

提供元:ONE@Tokyo

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スカイツリービューの客室なので、夜にはこのような素晴らしい景色を満喫できます!ちなみにホテル前からは超近景で迫力のある感じに、ルーフトップバーからは近景で全体を見渡せます。東京スカイツリーをあらゆる角度で楽しんでみてはいかがでしょうか?

読書家の書斎をイメージしたスイート「Library Suite」

読書家の書斎をイメージしたスイート「Library Suite」

写真:成瀬 亜希子

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客室タイプの中でも特に注目したいのが、読書家の書斎をイメージして造られたスイートルーム「Library Suite」。ヒノキの良い香りがする大きな本棚には、海外の建築雑誌や東京のガイドブックがディスプレイされています。こちらの本は全て隈研吾建築都市設計事務所からセレクトしたもの!斬新なアイデアの源に触れられるかもしれませんね。

読書家の書斎をイメージしたスイート「Library Suite」

写真:成瀬 亜希子

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56平米もの広さを誇る空間でリビングとベッドルーム、パウダールーム、バスルームを設置。窓際のテーブルには、なんとMacのデスクトップも用意されています…!書斎のような部屋でのんびり過ごしたい方はもちろん、集中して作業したいクリエイターにもおすすめです。

ベッドルームの天井には、大型のスクリーンとプロジェクターを完備。スイッチを入れると自動的にカーテンが閉まって天井からスクリーンが出てくるので驚いてしまうかもしれません(笑)。大画面のシアターなので自分の好きな映画をじっくり鑑賞してみたいですね。

読書家の書斎をイメージしたスイート「Library Suite」

写真:成瀬 亜希子

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パウダールームは2人同時に使用できるほどの広さがあります。「ONE@Tokyo」のロゴ入りポーチもかわいいので要チェック!小さなシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ボディローションが入っていてコンパクトにまとまっています。バスルームにはシャワーとバスタブがついており一日の疲れもしっかりとれそうです。

宿泊者限定の秘密のルーフトップバーも!

宿泊者限定の秘密のルーフトップバーも!

写真:成瀬 亜希子

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「ONE@Tokyo」に行ったら絶対に見逃せないのが、まるで空中庭園を思わせるような「RoofTopBAR(ルーフトップバー)」。東京スカイツリーや押上周辺の街を見渡すことができる、宿泊者限定の秘密のバーです。自然があふれるカウンターやソファー席で、お酒や軽食を味わいながら夜景を楽しんでみてはいかがでしょうか?

宿泊者限定の秘密のルーフトップバーも!

提供元:ONE@Tokyo

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東京スカイツリーといえば、江戸の原風景を継承する華やかなライティングデザイン!日や時間帯よって色や点灯パターンが変わるのでずっと見ていても飽きません。眼下には東武スカイツリーライン、京成押上線など電車が行き交う様子も分かるので鉄道好きにも嬉しいところ。さらに隅田川をはじめ周辺の花火大会も見えるため、穴場のスポットになりそうです。

ONE&Onlyな発見と出会いがある「ONE@Tokyo」

隈研吾氏のデザインを存分に満喫できるホテル「ONE@Tokyo」。スイートにゆったり滞在するのも良いですが、多国籍な人々が行き交うカフェやルーフトップバーなど交流の場が多い所も魅力。旅のベースキャンプにすればONE&Onlyな発見と出会いがあるかもしれませんよ!

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/08/11 訪問

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