写真:下川 尚子
地図を見る神戸の銘品として知られる「神戸ワイン」。ブドウの栽培から醸造までを地元・神戸で行う「この地ならでは」のワインです。そんな神戸ワインのふるさとが神戸市西区、自然あふれる小高い丘に位置する「神戸ワイナリー農業公園」です。
このワイナリーの魅力は、ブドウ畑や四季の花畑が広がる美しい景色。水はけの良い斜面につくられたブドウ畑では、青空へ続くような美しい風景が見られます。緑の季節には、空とのコントラストも爽快。
そして、敷地内に点在する施設の充実性も大きな魅力。メインエリアにはワイン醸造所やワインショップ、カフェが集まり、さらにはバーベキュー場や一日体験ができる陶芸館など、見どころやアクティビティが充実。一日たっぷり楽しむことができるワイナリーなのです。
写真:下川 尚子
地図を見るゲートをくぐったらまずはメインエリアである中央広場へ。中央広場周辺にはワインショップやカフェ、ワインの熟成タンクやビン詰めラインが見られる見学エリアが集まっており、メイン施設は南欧のお城を思わせるたたずまいです。園内施設マップなども手に入りますので、まずはマップを見ながら園内の見どころをチェックしてみてください。
写真:下川 尚子
地図を見るこちらはワイナリー見学の醍醐味でもある、ワインづくりの工程が見学できるエリア。大小さまざまな熟成タンクの並ぶ「熟成館」に、窓越しにビン詰め工程を見られる「工場館」があり、予約なしで自由に見学できます。
熟成館の入口、窓越しに見られるステンレスタンクは全面に広がるほどの大きさ。これほどの大きなタンクはとても珍しいものなのだそう。
写真:下川 尚子
地図を見る順路に従って地下へ進むと、ワインを熟成させる貯蔵庫があらわれ、実際にワインが眠っている樽も見学できます。ワインの豆知識や神戸ワイナリーの歴史が記された案内パネルもありますので、ワインに詳しくなくても楽しめますよ。
貯蔵庫は真夏でもかなり涼しい温度が保たれており、ひんやりとした静けさが漂います。神戸ワインのこだわりのひとつが、発酵・熟成・充填といった工程を低温で行うこと。時間をかけてじっくりとワインづくりを行うことで、ブドウの風味が最大限に生かされています。
神戸ワイナリーは今年で34年。神戸ワイン第一号の発酵が行われたタンクなども展示されています。レトロなたたずまいを眺めていると、ワイナリーの歴史を実感できるはず。
写真:下川 尚子
地図を見る熟成館を出たら、ワインのビン詰め工程を窓越しに見られる「工場館」へ。ラインの稼働時期は、大まかに言えば8月下旬から半年ほど。その年によっても、ワインの種類によっても稼働状況は異なり、動いていない日もあるのだそう。「見られたら幸運」くらいの気持ちで気軽に見学しましょう。
写真:下川 尚子
地図を見る見学したあとは、ワインショップにてお買い物をどうぞ。こちらはもともと「ワインミュージアム」として展示を行っていたスペースをショップにしたものなのだそう。樽やワイン箱を使ったディスプレイにずらりとワインが並び、神戸のお菓子やおつまみも販売しています。もちろん無料試飲コーナーもありますので、いくつか飲み比べながら好みのワインを探してみてください。
写真:下川 尚子
地図を見るこのワインショップで購入したいワインは?というと、まず定番の人気は「神戸select」の白(辛口)、白(やや甘口)、赤の三種。リーズナブルな価格帯でいずれもスッキリと飲みやすく、和食にも合うワインです。
特に人気なのは白(辛口)。神戸産のシャルドネ100%でつくられており、香りは爽快で穏やかな口当たり。料理とのマリアージュは、白身魚のカルパッチョや焼き魚と合わせると良いのだそう。
また、現在ワインショップで一番人気なのは「神戸印路シナノリースリング」。2017年のサクラアワード2017で金賞を受賞したワインです。神戸の契約農家で栽培された希少なブドウ品種「シナノリースリング」で作られており、華やかな甘い香りとすっきりとした後味が特徴です。
写真:下川 尚子
地図を見るワイナリーカフェやレストランも併設されていますので、ランチや休憩にはそちらを利用するのがおすすめです。
ワイナリーカフェではドリンクやワインを楽しめるほか、神戸のご当地グルメも充実。写真は「ミンチカツバーガーセット(650円)」神戸で人気の「森谷商店」のミンチカツをバンズに挟んで、ソースは神戸ワインを使ったワインソース。ポテトとドリンクがつきます。 ※ドリンクは追加料金でワインにも変更可
写真:下川 尚子
地図を見るグループで訪れるなら、バーベキュー場もぴったり!「手ブラでバーベキュー」プランなら持ち物ナシでもOKです。緑を見渡せるバーベキュー場で、神戸ワインとお肉で乾杯…という気軽なアウトドアが楽しめますよ。
写真:下川 尚子
地図を見るメインエリア周辺を巡るだけでも十分に楽しめますが、園内には気軽に歩ける散策コースがありますので、お時間のある方はぜひ周辺のお散歩を。
ワイン専用のブドウ畑のほか、写真のようなブドウ棚も。こちらはワイン用ではなく食用の品種で、遊び心からつくられたエリアなのだそう。ちょっとした軽食や、カフェでテイクアウトしたメニューをここで食べてもOKなんですよ。また、園内には桜、バラ、ひまわりなど季節ごとに異なる見どころがあり、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。
写真:下川 尚子
地図を見るワイナリー見学だけでなく、もう少しディープに楽しみたい方は、陶芸の一日体験にチャレンジしてみてはいかがでしょう。お皿やカップの絵付け体験や手びねりでの本格的な陶芸を体験できます。近くには「登り窯」もありますので、陶芸好きな方はぜひ立ち寄ってみてください。
写真:下川 尚子
地図を見るそして最後に、陶芸館のすぐ近くに位置する、小高い石造りの展望台はぜひ訪れていただきたいスポット!360度遮ることのない展望台は「空の広さを感じられる」爽快さ。ワイナリー内のぶどう畑が一望できるほか、遠くには明石海峡大橋を望む絶景が広がります。
そのほか、園内には子供向けのちょっとした遊具やゴーカートなどもありますので、ご家族連れで一日のんびり楽しむことも可能です。
神戸ワイナリー農業公園は入園料も駐車場も無料で年中無休(年末年始は除く)。気軽に立ち寄ることができるスポットです。立地は、神戸の中心地から車で40分ほど。公共交通機関の場合、神戸市営地下鉄「西神中央駅」よりバスを利用してアクセスします。詳しくはホームページにてご確認ください。
周辺のおすすめスポットとしては、すぐ近くに人気の大型直売所「六甲のめぐみ」があるほか、工場見学が人気の「グリコピア神戸」なども近く、一緒にプランニングするのに最適です。
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(2024/4/19更新)
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