写真:なおぢ はるみ
地図を見る「小橋カフェOTABA」のある界隈は、金沢駅からは、ふらっとバス(小型100円バス)や周遊バス(城下町金沢をめぐるバス)が停まる好アクセスエリア。加賀藩士屋敷跡地に伝えられたツツジの日本庭園が有名な、彦三緑地を有する町です。
OTABAは、浅野川にかかる小橋のたもとにあります。ちょっと古民家の風情もある和モダンな建物。大きなガラス窓を縁取るブラックベリーのツルが可愛いお店です。
写真:なおぢ はるみ
地図を見る入り口は、爽やかな風が届く浅野川側にあります。さて、問題です。入り口の壁にあるこのロゴマーク、何のシルエットかわかりますか? 小さく、赤い英文字でOTAFUKUって書いてあるのがヒントです。
そう、お多福。OTABAは、金沢で百年続く老舗うどん屋「お多福」の姉妹店なのです。
写真:なおぢ はるみ
地図を見る中に入って1Fは、古木とコンクリートのおしゃれなカフェ空間。レトロなフォルムの照明や家具がバランスよく配されて、心地良いインテリアに癒されます。この空間で、うどん屋カフェって!? 未知な味覚体験への期待度が上がります。
写真:なおぢ はるみ
地図を見るランチは、前菜盛り合わせ・選べるメインメニュー・ドリンクが付いて1,300円(税別)。オススメのもちもちうどんパスタは、季節の食材で変わります。
注文すると、まずは早速どーんと大皿で、前菜登場! かなりのボリュームです。海のもの山のものがあり栄養・彩り共バランス良し。味もカフェ飯ランクを楽々超えた美味しさ。ここでまずは、最初のビックリです。
写真:なおぢ はるみ
地図を見るそして、これがうどんパスタ! 真打ち登場です。画像は夏のある日、トマト・生ハム・チーズのパスタ。よーく見ると、細めの麺は確かに丸ではなく、うどんの四角。このOTABA特製もっちもち&ツヤツヤうどんパスタ麺に、爽やかなジェノベーゼのソースがしっかり絡んでます。
茹で方は、もちろんアルデンテ! 思わず「パスタ?うどん?」とセリフが聞こえてくるかのごとく、誰もが初めての新食感に大興奮するでしょう。
写真:なおぢ はるみ
地図を見る食べ応えたっぷりのパスタに大満足した後は、ランチドリンクで一服。オレンジジュースを入れてくれたキュートなワイングラスも、OTABAオリジナル食器です。気取りのない店構えですが、味にも食器にもこだわりがあって、さすがは老舗の姉妹店だけあるなと感じます。
写真:なおぢ はるみ
地図を見るOTABAは、実は2Fの席が人気。横長のスリット窓から、浅野川をゆったり眺めることができるからです。春夏秋冬、昼から夜にかけて刻一刻と変わる表情豊かな川と山と空の色に、超リラックスしてしまいます。
長居したくなったら、OTABA特製スイーツやフルーツたっぷりスムージー、特製梅ジャムジュースなどを追加オーダーして、のんびり過ごすのも、楽しい旅の思い出になりそうですね。
写真:なおぢ はるみ
地図を見る2Fの空間には、もう一つ、川辺の眺めを楽しめる室礼があります。壁いっぱいに広げられた障子屏風に、美しい水彩画が描かれてあるのです。スリット窓から繋がって、ほぼ2面の壁で、浅野川に包まれるような感覚のインテリアですね。
写真:なおぢ はるみ
地図を見る岩絵の具・透明水彩のこの絵は、うどん屋にあった昔の障子屏風に、絵心のあるアルバイトさんが描いたもの。彩り豊かな美しい作品に、近寄って眺めたくなりますね。
写真:なおぢ はるみ
地図を見るパスタやデザート、飲み物にまで、個性豊かな特製メニューが豊富なOTABA。もちろん、お土産になるような商品も販売しています。体に優しい素朴な風味の全粒粉クッキーは、お多福シルエットのロゴ入りパッケージが愛らしく、一袋300円(税別)。あなたの旅のプチ土産を期待する同僚や友人にいかが?
写真:なおぢ はるみ
地図を見る本店のうどん屋・お多福のだしも販売しています。それが『創業明治四十三年 まちのうどん屋 お多福のだし』(647円税別)。金沢の人なら誰もが知っている懐かしい味が凝縮された一瓶です。
お多福は創業以来、暖簾分けによって地元にその味を広めてきましたが、この商品は本店の味を再現したもの。地元・大野醤油を使い、天然素材をブレンドした秘伝の味です。金沢に旅したからこその土産品ですから、ぜひ、ゲットしましょう!
写真:なおぢ はるみ
地図を見るお腹いっぱいになって、大満足で店を出たら、店前の川沿いの小径をお散歩するのがオススメ。主計町茶屋街までのんびり散歩すれば、オツな旅時間になりそうです。
老舗お多福の背景もあって、金沢人の味覚を熟知する「小橋カフェOTABA」は比較的新しいお店ですが、すでにしっかり地元に愛されているお店です。うどんパスタという新しさだけではなく、また食べに行きたくなるオリジナルの美味しさと、うどんベースの親しみやすさがあるからこそです。金沢に旅する時は、ぜひ、地元が愛する新食感を体験してくださいね。
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(2024/3/29更新)
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