写真:肥後 球磨門
地図を見る別府八湯と呼ばれる別府市内にある温泉地の中で最大の鉄輪(かんなわ)温泉は大分自動車道 別府ICから3分、JR別府駅から鉄輪行きバスでおよそ40分で到着します。今回紹介する「かんなわ ゆの香」は鉄輪バスターミナルのすぐそばに建つ温泉宿です。
写真:肥後 球磨門
地図を見る「かんなわ ゆの香」は「楽々園」という屋号で営業してきましたが、2006年のリニューアルに伴い入り口が明るくモダンに改修されました。
しかし館内に入るとレトロな雰囲気が程よく残されていて、湯治が庶民のレクレーションとして今よりずっと人気があった時代を思わせる空気が流れています。
写真:肥後 球磨門
地図を見る部屋は、トイレが共用でリーズナブルな宿泊料金の旧館(改装されています)と、部屋にトイレが設置された新館の2種類があり、新館の部屋は2間続きの和室が基本なので、一人旅でも家族連れや仲間同士でも宿泊できるようになっています。
ちょっと贅沢な露天風呂つきの部屋も用意されているので、好みと人数や予算に合わせて部屋を選んではいかがでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見る大浴場は2つあり、ひとつは内湯のみ、他方は内湯と露天、そして打たせ湯もあるお風呂で、夜10時ごろに男女入れ替えとなっています。
鉄輪温泉の源泉の温度は地獄蒸しができるほど高温ですが、適温に調整されているので大丈夫。良質のやわらかいお湯なので、ゆっくり入浴して日ごろの疲れを癒しませんか。
写真:肥後 球磨門
地図を見る予約をすれば宿泊客は無料で家族湯が利用できます。
家族湯で目を引くのが大きな壷をそのまま湯船にしたお風呂。女将が観賞用の壷を転用したのだとか。どのくらい高価な壷かはわかりませんが、贅沢な時間を過ごすことができる本当におススメの湯船です。
家族湯は夜10時から深夜1時までは空いていれば自由に利用することができるので、就寝前にゆっくり味わってみるのもいいのではないでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見るこの宿のイチオシは無料で使用できる「地獄蒸し」釜です。
食材はフロントで購入できますが持ち込みもOK。
宿から歩いておよそ8分のところに大きなスーパーがあるので、旬の野菜や大分名産のしいたけ、ジャガイモやたまねぎ、卵などの食材を買い込んで地獄蒸しに臨みましょう。残念ながら肉や魚などの生ものは食中毒の心配があるので調理できないとの事。注意してください。
写真:肥後 球磨門
地図を見るスルッと殻が向ける地獄蒸し玉子は、温泉の成分がしみ込んでいるせいか普通のゆで玉子とは別物の深い味わいで、おススメです。ソーセージも焼いたり茹でたりするのよりも美味しくなっていて驚きですよ。
塩や醤油、マヨネーズなどの調味料はフロントでお願いすれば分けてくれます。
写真:肥後 球磨門
地図を見るロビー横に開放館のあるフリースペースがあって窓から地獄蒸し場を見ることができるので、数十分の蒸し時間をここで過ごすのはいかがでしょうか。フリースペースの一角には「ゆの香文庫」として本が用意されているので、好きな本を選んで地獄蒸しが出来上がるのを待つのがおススメです。
本は部屋に持ち帰って読むこともできます。
写真:肥後 球磨門
地図を見るロビーから少し奥まったところにあるラウンジの調度品もレトロな雰囲気があって落ち着きます。
ここでは無料のコーヒーがいただけるので、クラシック音楽をBGMにしばし自分だけの時間を過ごしてはいかがでしょうか。
タイミングがよければピアノの生演奏も聴けますよ。
写真:肥後 球磨門
地図を見る温泉旅館といえばが和食の朝食が定番ですが、朝は洋食のほうがという方におススメなのが「かんなわ ゆの香」の洋朝食付きプランです。
女将お気に入りの市内のパン屋さんの美味しいパンにサラダやジュースが用意されます。
そして味噌汁。洋食なのに味噌汁が出されるのです。パンに味噌汁ってと思いますがこれがなかなか合うのです。
目覚ましに出汁のきいた味噌汁を飲んで温泉旅館の雰囲気を味わい、そして美味しい焼きたてパンの朝食。元気が出ます。
写真:肥後 球磨門
地図を見る洋朝食に欠かせないベーコンエッグは、固形燃料で熱くなった石鍋のベーコンに自分で生卵を割って作ります。
熱々出来立てのベーコンエッグが食べられるのは嬉しいですね。
味噌汁が出たり、ベーコンエッグを自分で作ったりとちょっと驚きの朝食を「かんなわ ゆの香」で楽しんではいかがでしょうか。
自炊しながら長逗留の湯治で身体を治すという湯治宿の趣向を少しだけ取り入れた 「かんなわ ゆの香」ならではの朝ごはんです。
鉄輪温泉エリアには観光客のための料理旅館や、湯治客が利用する貸間民宿が沢山建ち並んでいますが、両方の体験ができるのが「かんなわ ゆの香」です。
リーズナブルな旧館で連泊して湯治をし、ヘルシーな地獄蒸し料理を食べれば身の内と外から健康になって極楽気分。ちょっと豪華に露天風呂つきの部屋に宿泊して、豊後牛や関あじ・関さばなどの大分を代表する食材を使った宿自慢の料理を堪能しても極楽気分が味わえます。
宿の近くには生肉などが調理できる地獄蒸し工房もあります。宿で食事をするのもよし、外食するのもよし。「かんなわ ゆの香」で極楽のひと時を過ごしませんか。
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(2024/4/20更新)
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