月の谷はボリビアの中心地、ラパスから車で約40分。ラパスは標高3640mという富士山と同じくらいの高さにあり、ウユニ塩湖へ向かうほとんどの人がこの町へ降り立ちます。そんな高度な場所で、ゆっくり観光するにも月の谷はおすすめの場所なのです。
町から谷への交通手段はバスで約50分、2.5ボリビアーノ(約40円)で、学生広場のバス停から11番か43番もしくはMALLASA行きのバスに乗ります。運転手さんに「Valle de la luna」と行き先を伝えておくと安心です。
タクシーで約40分、約35ボリビアーノ(約560円)でも行け、町からツアーに申し込んで行くこともできます。
※値段、バスの番号などは変動の可能性があります。
月の谷へ近づくと、周辺はカラフルな山の景色が広がってきます。山に含まれるミネラルの量が違うため、赤や紫、ベージュなどの色が現れ、不思議な景観を作り出しています。
月の谷へ向かう途中から、すでに地球ではないような風景が楽しめるのです。
こちらの月面基地のようなゲートをくぐると月に到着です。
入場料15ボリビアーノ(約240円)で、無料のウォーターサーバー、綺麗なトイレ、お土産屋さんなどがあります。
ゲートをくぐるとそこはボコボコの岩だらけ!粘土質の岩と砂岩で構成されているため、雨風の影響を強く受け、現在のでこぼこした月面を彷彿とさせる景色になったのです。
月面散歩には15分のコースと45分のコースがあり、迷路のようにはり巡らされた通路を宇宙飛行士気分でお散歩ができます。15分のコースでも奇岩や月面のような景色を見ることはできますが、時間があれば45分コースをオススメします。
入り口の観光案内所にコースの地図があるので、確認しておくといいでしょう。
入り口付近はトルコのカッパドキアのような奇石が連なっていますが、45分コースの奥まで進むと今度はアメリカのグランドキャニオンのような景色が現れます。急に開けた深い渓谷が現れるので、本当に別の星へ来てしまったように思えます。
この景色が見たい方は45分コースをじっくり巡るといいでしょう。標高が高く空気が薄いので、コースの途中にいくつも置いてあるベンチで休みながらゆっくり巡ることができます。
他にも、奇石の間には数種類のサボテンが生息し、運が良ければトカゲや、ビスカチャと呼ばれるキツネとウサギの中間のような動物を見ることができます。
今回ご紹介したボリビアの「月の谷」は、自然が作り上げた月面のような不思議な景色の中を歩きまわれる、町から近いお手軽観光スポットです。
ボリビアのラパスは地球の裏側にありますが、月よりは近いのでぜひ行ってみてください。
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(2024/4/19更新)
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