写真:浅井 みら野
地図を見る第2次世界大戦の混乱がまだ残る1948年。創業者エルンスト・フェイラー氏(Ernst Feiler)は、18人の従業員と共にドイツ東部にあるホーエンベルグ(Hohenberg)の工場で織物を生産し始めます。これがフェイラーの幕開けです。
現在も工場の場所は変わらず、隣接したお店では買い物ができます。しかし、チェコとの国境に近く、大都市から離れた場所にあるため、辿り着くのは少し困難…。そこでおすすめなのが、多くの観光客が訪れるフランクフルトにあるお店です。
写真:浅井 みら野
地図を見るフランクフルトの「フェイラー」があるのは、街一番で賑わいをみせる“ハウプトバッヘ(Hauptwache)”。平日の夜でも買い物やご飯を食べに多くの人たちが行き交う大通りの少し奥にあります。お店の斜め前にはフランクフルト証券取引所があり、どこか愛嬌がある牛と熊の銅像が目印です。
写真:浅井 みら野
地図を見るフランクフルトにある有名デパート“ギャラリア カウホフ(Galeria Kauhof)”はじめ、デパートでも確かにフェイラーの商品は置かれています。しかし、こちらの強みは何といってもその品揃えの良さ。全種類の製品が並び、実際の手触りや柄を確認して選べるからこそ、満足な買い物ができます。
お店には、海外だけでなくドイツ国内からも人が訪れるほど。スタッフの方も曜日によってスペイン語や日本語が話せますので、免税についても教えてくれますよ(2017年7月時点)。さらにヨーロッパでは珍しいギフト包装を無料でしてくれることも嬉しいポイントです。
他のハンカチと違い、ぷくぷくしているフェイラーの製品。その秘密は“シュニール織り(Chenille)”という特殊な織り方にあります。まず、モール糸というほわほわした状態になるまで、材料の布を特殊な機械にかけます。出来上がったモール糸は太く、しっかりしているので、その糸で織られたハンカチは吸水性や肌触りが抜群に良いのです。
写真:浅井 みら野
地図を見る出来上がった生地をハンカチやタオルのサイズでそれぞれ裁断し、最後は手作業で仕上げていきます。同じ柄のように見えて、実は一枚一枚が違うというから驚きです。購入される際は、ぜひ広げて確かめてみてくださいね。
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地図を見るハンカチだけでも50種類近くあり、どれにしようか迷ってしまいます。そんな時は花柄がおすすめ。フェイラーのトレードマークとして長年愛用されている、飽きのこないデザインです。1つの柄でも色違いで数種類ありますので、お揃いにしてみたり、贈る相手のイメージに合う色を選んでみたりするのも楽しそうですね。
写真:浅井 みら野
地図を見る四季を通じて新しい柄に出会えるのも楽しみの1つ。新作は春と秋に登場し、枚数が限られる限定デザインは夏と冬に出ます。特に限定デザインは、その季節らしさが感じられるものが多く、夏は爽やかな草花、冬はクリスマスが大人気。早くから売り切れても追加生産はしないとこと。ドイツ旅行の思い出として一枚持っていたくなりますね。
写真:浅井 みら野
地図を見る通常と限定を見分ける場合は、タグにご注目です。限定デザインのみ“限定版(Limited Edition)”とタグにくっきりと表記されています。
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地図を見る過去が築き上げた定番に満足せず、新しいデザインを常に追い求めているフェイラー。昨年登場したピュアシリーズでは、お馴染みの鮮やかな色ではなく、ベージュやグレーなど落ち着いた色合いのものが登場しました。
実はフェイラーは心機一転、2017年にロゴを変えたばかり。今までになかった“蝶(チョウ)”が加わりました。最初は地味なイモ虫も成長を経て美しい蝶へと変化する・・・その様子は、たった1本の糸から鮮やかなハンカチを生み出すフェイラーと同じだという思いから、ロゴに選ばれたといいます。変化と成長をし続ける、フェイラーの意気込みが感じられる新ロゴです。
写真:浅井 みら野
地図を見るフェイラーのタオルは、もしかしたらお子様に一番ぴったりなのかもしれません。素材は100%コットンで作られ、そのコットンもアレルギーテストなどの試験で通過したものが使われます。「大人に比べて肌が弱いお子様だからこそ、ぜひ良質なタオルを使って欲しいです」と、店長のシュバルツさん。
写真:浅井 みら野
地図を見るアヒルや海賊など、子供向けの商品はどれも可愛いデザインで、こちらもニッコリしてしまいます。この他にもライオンなどたくさんの動物が登場するものや、イルカが泳ぐマリン柄、ピンクや紫のチュチュを着て踊るバレリーナたちなど、デザインは豊富です。
写真:浅井 みら野
地図を見るハンカチやタオル以外にも可愛いキッズ向け商品と出会えますよ。“ヘンゼルとグレーテル”、“白雪姫”や“長靴を履いたネコ”などのグリム童話の名シーンがデザインされているカバン。ドイツの物語であるグリム童話をデザインに起用するなんて、さすがドイツメーカーです。明るい色をふんだんに使った花柄のカバンも、見るだけで気持ちがワクワクしてきます。
写真:浅井 みら野
地図を見るフェイラーっぽくない商品と出会えるのも、こちらのお店ならでは。シンプルだけど、鮮やかな色が美しいバスタオルやフェイスタオルは、普段使いにぴったりです。吸水性、速乾性もばっちりですよ。
写真:浅井 みら野
地図を見るどんな服にも相性が合う、落ち着いた色合いのカバンもフェイラーで作られたもの。財布やポーチもあり、手触りが抜群です。
日本でも目にするフェイラーですが、日本とドイツのデザインはそれぞれ違うので、日本で買おうと思ったデザインが、ドイツで販売されていないことも。その逆にフランクフルトの観光名所レーマ広場や高層ビルの夜景がデザインされた、ドイツだけしか見られないものに出会えることもあります。もし気になっているデザインがあれば、ドイツのホームページで事前に確認されることをおすすめします。
店長のシュバルツさんが使っているフェイラーのハンカチは5年前に購入されたもの。今も変わらず、よく乾き、手触りも優しいままだと嬉しそうに話します。長持ちの秘訣は、洗濯する際の柔軟剤と漂白剤の量を少し減らしてみるのだとか。ぜひお気に入りの一枚を購入した際は、試してみてくださいね。
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(2024/4/20更新)
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