北陸のハワイ。そんな言葉を耳にした事はありませんか?それは福井県の敦賀半島の先端に浮かぶ小さな無人島「水島」のこと。エメラルドと青のコントラストが美しく、透明度の高い水質と白砂、そして二つの小さな島が砂洲で結ばれています。
この美しい水島はテレビや雑誌などで紹介されることが多く、一度は行ってみたい憧れのビーチとして連日多くの観光客が訪れます。ところが人気は加熱し、時には船乗り場で駐車場に空きがなく、また行列で船に乗れないケースも…。そんな水島ですが、なんと!お盆以降は混雑が随分と緩和されるんです。
写真:旅人間
地図を見る小さな無人島の水島へは船に乗らないと行けません。乗船場所は「色ヶ浜」と「浦底」の二か所あり、どちらを利用するのも便利です。ただハッキリ言えるのは、多くの人が訪れる水島は、駐車場と船は避けては通れない関門だということ。そこで、この問題をスッキリさせるには、やはり近隣の旅館に泊まるのが絶対におすすめなのです。
そこで今回は“浦底”の船乗り場の目の前に位置する「味一旅館」について紹介致しましょう。ここは水島に行く時、最も便利な旅館の一つなんですよ。
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地図を見るこの「味一旅館」は里帰りした実家のような雰囲気の旅館。宿のおばちゃんは気さくで話やすく、とても優しい!そして一度会話が始まると、なかなか止まりません。会話の中で、水島に関する情報など地元目線で色々と教えてくれるので、この宿のおばちゃんとの会話は旅行者にとって実に有意義です。
そんな旅館の中に入ると、玄関から見て右は食堂、左は共同のトイレとお風呂。真正面の階段を進み2階へ行くと宿泊部屋になります。
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地図を見る廊下や食堂にはマンガ本がギッシリ並び、その数5,000冊以上!中には20年いや30年ほど前にヒットしたアニメなども多く、大人も子供心に戻り、たまにはゴロンと寝転がって、読みふけるのも良いかもしれませんね。
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地図を見る部屋は至ってシンプルです。テーブル、テレビ、エアコン、あとはハンガーかけがあるくらい。窓の外には海が広がり、漁港が見え、その先には目的地の水島も見えます。
このように飾りっ気のない部屋というのは旅館には良くあることですが、だからこそ静かにゆっくり過ごせ、「旅しているなぁ〜」って気分にさせてくれます。
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地図を見る旅館には「あじ」と「いち」という2匹の猫がいます。食事の時以外に食堂付近で見られ、怖がりなくせに好奇心いっぱいで可愛らしい!宿泊客の良きムードメーカーでもあります。
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地図を見る海に隣接した旅館の楽しみといえば、やっぱり食事ですね。味一旅館ではボリューム満点の夕食が魅力です。宿のご主人が釣って来た魚の刺身、水島のモズクなど地元の素材を中心に、サザエのつぼ焼き、焼き魚、天婦羅などがテーブルに所狭しと並びます。
もちろん料理の内容は日によって変わる場合もありますが、このボリューム、このスタンスは変わりません。美味しいですよ!
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地図を見るそしてお代わりし放題の「タコ飯」は絶品です。タコは柔らかく、しっかり味の浸み込んだご飯は何杯でも食べられます。炊飯器には白飯とタコ飯と両方用意されていますが、ここはタコ飯を腹いっぱい食べておきたい!
ちなみにこのタコ飯は夕食だけでなく、朝食でも食べられます。これが本当に美味しいんです!
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地図を見るこの味一旅館の目の前は、水島行の船乗り場です。旅館の外へ一歩踏み出すと、正面に水島が見え、島まで海水浴へ行くなら、この立地の魅力は最高です。
宿から10秒で船乗り場というのが最大の魅力!また、水島で海水浴を楽しんで帰ってきた時も、もし子供が一緒なら、きっと疲れてフラフラなはず。そんな時に有難いのが宿の横にある専用のシャワーです。行く時だけでなく、帰りの事も考えたら、絶対に泊まった方が便利なのです。
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地図を見るこの船乗り場近郊以外のホテルに泊まった場合、この水島行の船乗り場まで車で来なくてはいけません。つまり駐車料金が別途かかってしまいます(駐車料金は1,500円が目安)。この味一旅館に泊まると、駐車料金など気にする必要はありません。これは実にありがたい。
更に、宿泊者には「水島行の観光船割引チケット」を発行してくれます。通常は大人1,200円、小人650円(2017年8月現在)が半額になります。これもスゴクお得でしょ!
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地図を見る船の運航は7月上旬から8月31日まで。運航時間は9:00〜16:00までのピストン運航ですが、少しでも早くに水島に着くために、朝一番便がおすすめ。
この「浦底」の船乗り場も水質はとてもキレイですが、水島付近は白い砂浜、そしてエメラルドとブルーの色合いが際立ち、日本とは思えない絶景が広がります。波も穏やかで泳ぎやすくまさに楽園!船に乗ったら約10分。それでは水島までレッツゴー!
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地図を見る福井県の水島は超人気スポットで、7月末頃〜8月上旬頃の土日は格別多くの人で賑わいます。しかし地元の方いわく「お盆以降は観光客もグッと少なくなるよ」との事。つまり水島の穴場な時期は8月後半のようです。
しかし、その頃になるとクラゲが心配ですね。地元の方の話では、クラゲは出る年は7月頃から出るし、出ない年は出ない。お盆以降だから増えると言うケースは少ないとの事。実際は行ってみないと分かりませんが、この美しい無人島で混雑を避けたいなら、平日に行く、もしくは地元情報のお盆以降がポイントと言えるでしょう。
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(2024/4/26更新)
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