うまっ!捕れたてを漁船で食べるタコ漁&明石海峡クルージングツアー

うまっ!捕れたてを漁船で食べるタコ漁&明石海峡クルージングツアー

更新日:2017/08/04 17:17

旅人間のプロフィール写真 旅人間 はらぺこライター、旅ブロガー
日本各地で様々な体験ツアーがありますが、その中には「人生で一度でも体験したいもの」や「自分の子供にやらせたい」ってツアーもあります。今回紹介するのは人生の記憶に残り続けるだろう魅力的な体験ツアーの一つ。場所は兵庫県明石市。海蓮丸の漁師さんと一緒に漁船に乗って「漁師体験」が出来ると言うもの。明石海峡クルージング、漁船で食べる漁師メシ付き。これが本当に面白く最高です!ぜひ体験してみて下さい。

潮風がサイコー!漁船に乗って明石海峡クルージング

明石駅近くで漁師さんが経営する人気の寿司屋「海蓮丸」で面白いツアーが企画されています。それは海連丸の船長でもある戸田さんと一緒に行く「漁師体験ツアー」と言うもの。しかも明石海峡クルージング付きで、捕ったタコなどを船上で食べ、獲れた魚などもお土産として持ち帰れると言った驚きの内容。

ここでは「小型船底曳き漁」が体験出来、捕れるのは明石のタコ。持ち物はタオル、軍手、ビニール袋、保冷剤、保冷バッグ。冬は防寒具、他にはお茶などドリンク。酔い止めが必要な方は、乗船30分前には服用しておきましょう。トイレは漁船にもありますが、出来るだけ乗船前に済ましておく方が望ましい。それでは出発です!

潮風がサイコー!漁船に乗って明石海峡クルージング

写真:旅人間

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心地よい振動と音を出しながら出発した漁船は、多くの漁船の間を通り抜け、ゆっくりと動き始めます。海上から見える景色は不思議なほど目新しく、まだ漁船に乗り込んだだけなのに気分は高揚し、楽しく、はち切れそうなほど面白い。

灯台付近を通り過ぎる時には、釣り人達から注がれる視線に優越感を感じ、照れと恥ずかしさも重なります。漁師体験と言う初めての体験へのワクワクが止まりません。

潮風がサイコー!漁船に乗って明石海峡クルージング

写真:旅人間

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漁船は次第に明石海峡大橋へ向かってグングンとスピードを上げ、顔に浴びる潮風は最高に気持ち良い。「明石海峡大橋」と言えば、兵庫県の神戸市と淡路島の間に架かる世界一の吊橋。橋長3,911m、ケーブルを支える2つの主塔間の長さ1,991m、高速道路で橋を渡ったことはあっても、この橋の下をくくる経験はなかなか出来ませんね。

明石海峡大橋が真上を通り過ぎる時、ツアーの参加者は首が反り返るほど見上げ言葉を忘れます。それほどこの延々と続く巨大な橋は美しく迫力満点。主塔の高さは海上約300mあると言いますが、これは東京タワーにほぼ近い高さ。大阪の通天閣や神戸ポートタワーと比べると約3倍の高さになります。これは見ごたえ抜群!

潮風がサイコー!漁船に乗って明石海峡クルージング

写真:旅人間

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漁師体験!ここから「底曳き漁」の始まり

明石の漁港を出発して20分〜30分が経過した頃、今まで軽快に進んでいた漁船は海の上で止まり、船長の戸田さんは急にあわただしく動き始め、網を船尾から海中に入れ始めます。漁場に到着し、網の投入。つまり、ここからが「底曳き漁」のスタートです。

漁師体験ツアーとは言え、網投入はまだ見学です。漁師さんの臨場感ある作業は見ているだけでドキドキ。ただ海中に網を入れてスグにタコが取れるわけではありません。

漁師体験!ここから「底曳き漁」の始まり

写真:旅人間

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海中に網を投げ入れてから船は再び動き始めます。この小型船底曳き漁は時速2キロほどのスピードで移動しながら網を引き回す漁法です。この網漕ぎは約40分〜60分。

漁港から明石海峡大橋を過ぎるまでは風を切って走る快適なクルージングでしたが、網を入れてからは海上で船が止まっているかのようにのんびり動くのみ。この時、船は少し揺れますので船酔いなど不安な人は要注意。ただ漁船の上でのんびり過ごす非日常的な時間は実に気持ちが良いものです。

漁師体験!ここから「底曳き漁」の始まり

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網の引き上げは緊張の瞬間!

海中に網を入れてから1時間ほど経過した頃、再び船は止まり、そして海中から網の引き上げが始まります。網にタコが入っているか、まさに緊張の瞬間!

網の中からは次から次へとタコが出てきて、他にも魚や海老、海藻など色々なものが網にかかっていて、ツアー参加者は大盛り上がり。そして、ここから漁師体験ツアーの仕事が始まります。タコを水槽のあるカゴへ移動させるなど仕分け作業をしていきましょう。

網の引き上げは緊張の瞬間!

写真:旅人間

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悲鳴と笑い声!タコや魚の仕分け作業体験

水揚げされた網からカゴへと無造作に放たれたタコは逃げ場を求めて必死に動き始めます。そのタコを手で捕まえて、大きなカゴに入れて行くのが漁師体験ツアーの仕事の一つ。

船長の戸田さんから「カゴに入れて行って下さい」と言われても、タコを手で触る勇気がなかなか出ない。「大丈夫ですよ」と言われても最初は誰もが恐る恐ると言った感じ。そして思い切って手でタコを掴むとニュルッとして、ベタッと手に貼りついてくる事も…。

悲鳴と笑い声!タコや魚の仕分け作業体験

写真:旅人間

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最初は「うぁ〜」「ぎゃ〜」と言う叫び声が響き渡るも、これは単なる遊びではなく漁師体験ツアー。勇気を持ってタコを捕まえ、大きなカゴに移動させなくてはいけません。1匹、2匹と捕まえて行くと、徐々に抵抗感は無くなり、タコを捕まえる事に慣れて来ます。

途中からはタコを手に吸い付かせたり、記念撮影をしたり、笑い声と余裕のムードが漂い始めます。先ほどまでの未知の生物に遭遇したかのような驚きと怖々しさは嘘のようです。

悲鳴と笑い声!タコや魚の仕分け作業体験

写真:旅人間

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これは有名な明石のタコ。明石海峡の激しい潮流にもまれ身が引き締まり、流されないように足をふんばるため「足が太く短い」のも特徴だとか。また明石海峡はカニやエビも多く、それらをエサにしているタコは格別に美味しいと全国的にも有名です。

そんな明石ダコが大漁です。お見事!

悲鳴と笑い声!タコや魚の仕分け作業体験

写真:旅人間

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うまっ!網で捕れたタコや魚をその場で食べる感動体験

この「明石海峡クルージング&漁師体験ツアー」は、クルージングを楽しんで、漁師体験をするだけではありません。このツアーの魅力はまだまだ続きます。それはタコの実食です。

1匹のタコを取り出して、まな板と包丁を手にした船長の戸田さんが目の前でタコをさばき始めます。戸田さんと言えば明石と神戸で人気の寿司屋を経営し、最近ではテレビでも良く見かける話題の人。そんな戸田さんの男料理が目の前で味わえるのです。

うまっ!網で捕れたタコや魚をその場で食べる感動体験

写真:旅人間

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豪快で繊細な見事な包丁さばき、揺れる船の上で調理してくれる様子は、見ているだけでテンションは上がりに上がります。

うまっ!網で捕れたタコや魚をその場で食べる感動体験

写真:旅人間

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最初に出て来るのはタコの刺身。これは言うまでもなく美味しい。弾力あるも柔らかい食感は何とも言えません。「こんな美味しいタコは今まで食べた事が無い!」そんな声も聞こえてきます。他にも、醤油で味付けさせた焼きタコなど海鮮鉄板焼き。また網にかかった海老や魚も一緒に食べられます。

船の上で食べる飾り気のない生粋の漁師メシ。時には座りもせず立ちながら、順番に紙皿を回しながら手で食べると言った雑な場合もあります。しかしこの漁船で食べる刺身の旨さは感動を超えるはず。この体験、この味はきっと生涯忘れる事はないでしょう。

うまっ!網で捕れたタコや魚をその場で食べる感動体験

写真:旅人間

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最後に…。

今回紹介致しました「海蓮丸 漁師体験ツアー」は、6名以上で出港となります。金額は大人7,560円、小人(3歳〜小学生)3,780円。6名以下の場合、希望により足りない人数×大人料金で出航も可能です。貸切の場合は11名までで54,000円。運行時間は7:00〜10:00頃、14:00〜17:00頃の一日2回から選べます。

尚、より詳しい内容&ツアー申し込みは下記MEMOの公式サイトにてご確認下さい。普通ではなかなか体験出来ない漁師体験ツアー、友人家族に声をかけ合って一緒に参加してみては如何でしょうか。きっと最高の思い出になるはず。絶対におすすめです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/06/05 訪問

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