写真:田中 六花
地図を見る台鉄・苗栗駅からタクシーで約10分、または中山路をまっすぐ歩いて徒歩約30分のところにある「猫狸山公園」。苗栗市民の憩いの場所でもあり、朝早く運動のために歩きに来る人が多いのだとか。広い敷地内では、四季折々の花や鳥のさえずりが訪れた人を癒やしてくれます。
緑いっぱいの遊歩道はマイナスイオンもいっぱい、大きく深呼吸してのんびり散歩してみましょう。
写真:田中 六花
地図を見る猫狸山公園内に、たくさんの観光客が訪れる昔の鉄道トンネル「功維敘隧道」があります。日本統治時代の1903年に建てられ、1998年まで実際に使用されていたもの。全長約460メートルで赤レンガの重厚な造りが印象的です。
トンネル北口の上には、名前でもある「功維敘」の3文字が刻まれています。これは、当時台湾総督だった児玉源太郎によるもの。日本と台湾のつながりに思いをはせながら、中へ入ってみましょう。
写真:田中 六花
地図を見るトンネル内はライトアップされ、たくさんの人がこれを目当てに訪れ、人気の観光スポットに。BGMには昔の列車が走る音や汽笛が流れ、雰囲気を盛り立てています。中は涼しくひんやり。水滴などで道が濡れて、泥が跳ねることがあるので注意して。
鉄道ファンならずとも楽しめるキラキラ鉄道トンネル、ライトアップは毎日17時〜20時です。
写真:田中 六花
地図を見る苗栗は客家の里としても知られ、おいしいグルメは食べ逃せません。客家料理でよく使われる乾物以外にも、新鮮な海産物や特産のパイナップルを使うなど台湾の風土に合わせたアレンジがいただけます。
「猫狸山公園」から歩いて約10分のところに、客家美食街と客家料理店が並ぶ通りがあります。その中で地元の人にも人気でおすすめなのが、行列のできる「江技舊記」。ワンタンがメインの店ですが、サイドメニューも豊富です。店の壁には、木工工芸で有名な苗栗らしい店名が見事に細工された木彫りも見られますよ。
写真:田中 六花
地図を見る店の看板メニューのワンタンと肉圓に麺をプラス。2人でシェアしてちょうどの量です。ワンタン…もちもち&ジューシー、うま味がぎゅっと詰まった味。キュウリの漬物…小皿コーナーよりチョイス。貢丸湯+麺…鶏のつみれスープに麺を追加、つみれは弾けるほどぷりっぷり。肉圓…プルプルの生地に肉団子を包んだもの。「千と千尋の神隠し」に出てくる"プニプニ"の正体はこれ。(写真左上より時計回り)
麺は客家の特徴でもある、たんぱくで薄味のスープであっさり。それぞれに個性のあるおいしさです。気軽に大満足できる客家料理、ぜひ味わって!
写真:田中 六花
地図を見る「江技舊記」から歩いてすぐのところに、苗栗っ子がこよなく愛する氷屋さん「随心園氷店」があります。1979年からの変わらぬ味で、地元の人なら誰でもお気に入りのメニューがあるのだとか。かき氷だけでなく、フレッシュなフルーツジュースやパールミルクもあります。季節によって変わる旬の味も見逃せません。
写真:田中 六花
地図を見る氷のトッピングがずらり。ハトムギ・ハス・黒糖ゼリー・小豆・仙草・ナタデココ・タピオカ・タロイモなどが並びます。昔ながらの台湾らしい氷に挑戦。この中から好きなものを、4種類もしくは6種類選びましょう。
タロイモ・ハトムギ・金時豆・ピーナッツ・小豆・タロイモ・梅ソースの6種類乗せです。ゆでたピーナッツはよくありますかそのままはめずらしく、歯応えがしっかりと感じられます。梅ソースは甘酸っぱくて、大人好みする味わいに。ほかの具材との相性もばっちり。昔ながらのほっこりするかき氷、お試しくださいね。
写真:田中 六花
地図を見る苗栗を通る台鉄の列車には、海線と山線があります。その名の通り、海線は海岸線にそったルートで、小さくて味わい深い駅も多数。
風車と夕日の絶景スポット「好望角」へは、苗栗駅→竹南駅で海線に乗り換え→後龍駅からタクシーが便利です。
展望台からは、建ち並ぶ風力発電の風車、苗栗名産のスイカ畑の間を走る列車、その先に見える海岸線が一望できます。展望台にも風車があり、その大きさに驚きます。地元の人は、風車の回る音の中に懐かしさを感じるのだそう。景色を眺めながら、耳を澄ましてみましょう。
写真:田中 六花
地図を見る言葉を失うほど美しい夕日。茜色の空が次第に夜のとばりへと飲み込まれていく瞬間です。旅の忘れられない思い出になる風景に出会ってくださいね。
写真:田中 六花
地図を見る「好望角」に向かう途中にある「海角楽園」、より海に近いここから眺める夕日も格別。休日には屋台も立ち並びます。
写真:田中 六花
地図を見る「海角楽園」と「好望角」の間にあるのが、100万〜600万年前頃に形成されたと推測される「過港貝化石層」。過港は、この辺りの昔の呼び名なのだとか。さまざまな種類の貝が見られます。
写真:田中 六花
地図を見るこうして見上げている貝塚が、はるか昔は海中だった事実に驚きます。自然の偉大さと変わりゆく地形、いろいろなことを黙って教えてくれているのかも知れません。
まだ知られることの少ない台湾の苗栗ですが、見どころも多く魅力にあふれています。自然やグルメはもちろん、どこかのんびりした時間の流れや人のやさしさは行ってみてのお楽しみ!帰りたくなくなるような居心地の良さで、新たな台湾の一面に出会えます。次の台湾は、苗栗へ出掛けてみませんか。
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(2024/4/18更新)
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