外資系ホテルと一括りにしてもブランドは多彩です。東京には未進出の大阪のラグジュアリーホテル「セントレジス」は、シェラトンやウェスティンなどで知られる「スターウッド」の上級ブランドであり、そのスターウッドを買収し世界最大チェーンになったマリオットでも、多彩なブランドが展開されています。
このように同じブランドの中でカテゴライズすることは多くあります。コンラッドは「ヒルトン」の上級ブランドとして位置づけられています。コンラッドは、世界5大陸に29のホテルがあります。国内のコンラッド・ホテル＆リゾーツでは、東京・汐留の「コンラッド東京」は有名ですが、「コンラッド大阪」はコンラッドブランドの国内2軒目となります。
写真：瀧澤 信秋
地図を見るコンラッド大阪のテーマのひとつが「天空のアドレス」。ホテルは中之島フェスティバルタワーの33階～40階というハイフロアに位置、パブリックスペースから客室に至るまで眺望への気づかいに溢れています。
床から天井まで広がる採光の窓からは大阪のパノラマビュー。思わずため息が出てしまいそう。さすが天空のアドレスを謳うだけのことはあります。大阪のパノラマビューは、コンラッド大阪のラグジュアリー感をもってゲストを非日常感へ誘い、インスパイアすることでしょう。
写真：瀧澤 信秋
地図を見る客室は164室を擁し全室50平方m以上と贅沢な広さです。50平方mといえば、東京の外資系ラグジュアリーホテルではスタンダードになりつつあるスケールですが、大阪のラグジュアリーホテルシーンでは特筆すべき広さと言えるでしょう。
コンラッドのコンテンポラリー感を醸し出しつつ、モダンシックスタイルと和テイストの融合が新鮮。コンラッドファンにも、これまでにないラグジュアリーステイの発見をもたらすはずです。
客室設備の充実度にも注目です。ベッドサイドテーブルに設置された“デジタル・コントロールパネル”では、照明・カーテン・室温などタッチパネルで調整できます。操作性も高くすぐに慣れて使いこなせそう。49インチプラズマテレビやBluetoothスピーカーも嬉しい設備です。シャワー・トイレ・バスタブに、アメニティセレクトも感動的。
レストラン&バーでは、フルブッフェスタイルのオールデイダイニング「アトモス・ダイニング(atmos dining)」に注目です。ライブ感あるオープンキッチンで、地産食材をふんだんに使用した料理、インターナショナルな料理など楽しめます。シーフード料理ならばその名も「C:GRILL（シーグリル）」へ。新鮮な素材の持つ旨味を存分に満喫できることでしょう。
その他、ロビー横の「40スカイバー＆ラウンジ」や「蔵－鉄板焼＆寿司」などホテルグルメの充実には目を見張るものがあります。
コンラッド大阪ではアート作品にも注目です。館内いたるところに鏤められた独創的なアート作品は、17人の作家によるもので作品総数389点。エントランスやロビーでは、松尾高弘氏や名和晃平氏の作品が印象的。中村丈治氏や黒川兼吉氏の作品は、客室に和の息吹をもたらしています。ホテルステイとアート。文化を感じるホテルとも言えそうです。
写真：瀧澤 信秋
地図を見るコンラッドはヒルトンの上級ブランドと前述しましたが、外資系ホテルの中でも有名な会員プログラムに「ヒルトン・オナーズ」があります。ヒルトン・オナーズの会員は、公認された予約チャネル経由からのリザーブで、支払いの一部をポイントに使えることができます。
その他、会員限定プランや充実した各種ベネフィットを備えています。国内のヒルトンブランドホテルは14軒で、世界には103カ国に約5000軒のホテルを展開しています。コンラッド大阪への宿泊の際にもヒルトン・オナーズの会員になっての宿泊はいかがでしょうか。
大阪ホテルシーンをリードしていく存在とも言えるコンラッド大阪。ラグジュアリーホテルの存在は都市の文化的成熟度を計る物差しとも言われますが、アート溢れるホテルステイならば、その意味を実感できることでしょう。
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(2024/4/25更新)
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