写真:浅井 みら野
地図を見るフランクフルト北東部にある動物園(ツォー/Zoo)。1858年にオープンし、ドイツ国内で2番目に古い歴史をもちます。その動物園前にある路面電車の駅で待っていると、赤や青、黄色に緑など様々な色が飛び交うリンゴ酒電車が到着します。4〜10月の季節が良い期間は、週末と祝日に1日10便が運行。11〜3月は日曜と祝日のみで1日5便が走ります。
写真:浅井 みら野
地図を見る動物園から出発し、反時計回りにフランクフルト市内をぐるりと回ります。終点の動物園には約1時間後に戻ってくる予定です。電車の横には、ドイツらしい木組みの家やリンゴ酒(アプフェルワイン/Apfelwein)をいれる青い容器などのポップアートが描かれ、見てるだけでウキウキ気分になります。ちなみに電車の名前にもなっている”エベルバイ”は、フランクフルトがあるヘッセン州で使われるリンゴ酒の方言です。
写真:浅井 みら野
地図を見る遊園地のような楽しい車内の雰囲気が、さらに訪れた人たちを盛り上げます。座席は2人掛けと4人掛けがあり、すべて自由席。チケットは乗車した際、各車両にいるスタッフさんから購入します。クレジットカードは使えませんので、現金(大人8ユーロ/14歳までの子供3.5ユーロ。2017年7月時点)のご準備を。
写真:浅井 みら野
地図を見る広い窓が両側にありますので、どちら側でも景色を楽しむことができます。街中を走るので、住宅地やオフィス街など、街の景色が絶え間なく変化し続け、ずっと見続けていられます。途中28ヵ所の停留所に停まりますので、気になるところがあれば座席付近のロープを引くか、スタッフさんに伝えると途中下車もできますよ。
写真:浅井 みら野
地図を見るチケットにはスナックと飲み物1本分の金額も含まれています。せっかくなので、フランクフルト南部ザクセンハウゼン(Sachsenhausen)で有名なリンゴ酒を試されてみるのはいかがでしょうか。リンゴの甘さがほんのりと感じ、スッキリとした後味が特徴です。こちらで出させるリンゴ酒は、1881年からポスマン一家が家族経営で作り続けてるもの。お土産屋さんやスーパーでも見かける人気ブランドです。
写真:浅井 みら野
地図を見るアルコールが苦手な方やお子様には、アップルジュースやミネラルウォーターもあります。アップルジュースに炭酸水を割って飲むのがドイツ流。アプフェルザフトシォーレ(Apfelsaftschorle)と呼ばれ、甘すぎずさっぱりと飲め、こちらもおすすめです。
写真:浅井 みら野
地図を見るリンゴ酒でほろ酔い気分になっても、視線は窓側に向けたままでいてくださいね。進行方向左手には、旧市庁舎が建つレーマー広場(Romer)が見えてきます。ドイツの伝統的な木組みの家も綺麗に建ち並んでいる、人気の観光場所です。
写真:浅井 みら野
地図を見るレーマー広場から5分も経たずに、今度は銀行の高層ビルが建ち並ぶ近代的なエリアへ。ヨーロッパで使われるユーロを発行する欧州中央銀行の本店もこちらにあり、ユーロのモニュメントが目印です。
写真:浅井 みら野
地図を見る1888年に建てられた中央駅(ハウプトバンホフ/Hauptbahnhof)も、見逃せない観光地です。ドイツで2番目の大きさを誇り、毎日35万人の人たちが利用します。左右にのびた駅舎からは絶え間なく電車が到着、出発し、常に活気が感じられる場所です。
リンゴ酒電車にはトイレが設けられてないので、ご注意くださいね。出発は動物園からですが、レーマー広場や中央駅からでも乗車可能です。おすすめのルートは動物園からマイン川を越え南下し、シュバイツァーシュトラッセ(Schweizerstr.)/ガーテンシュトラッセ(Gartenstr.)まで。降りた場所がザクセンハウゼンなので、リンゴ酒の飲み比べもできますし、街の落ち着いた雰囲気も楽しめます。訪れた際は、ぜひ飲んで見て楽しいリンゴ酒電車をお楽しみくださいね。
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(2024/4/26更新)
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