福井県の敦賀半島の先端に小さな無人島があります。そこは“北陸のハワイ”や“日本のニューカレドニア”など言われる「水島」です。ここは7月上旬から8月末まで期間限定で上陸できる、幻のビーチとも呼ばれる楽園の一つ。
透明度の高い水質と白砂が魅力で、この噂を聞きつけた人は誰しも、一度は水島で泳いでみたいと思うはず!ただ人気は年々上昇し続け、せっかく行っても混み合い船に乗れないといったケースもあるので、混雑が予想される土日などは十分に計画を立ておく必要があります。船は「色ヶ浜」と「浦底」と二か所から出航しています。
写真:旅人間
地図を見る船が水島に近づくと海は青からエメラルドの色に変化し始めます。確かにハワイやニューカレドニア、もしくは沖縄の離島に来たかのように胸は高まります。しかし、ここが福井県敦賀市ということを忘れてはいけません。
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地図を見るそして船が島に到着すると、所々で「わぁ〜!」と言った歓声が聞こえてきます。それもそのはず!桟橋を歩くと感じる海の透明度、美しいエメラルドと青のコントラスト、何もかもが対岸からの景色と全く違います。
ここには売店も自動販売機も何もない無人島。島の中央にトイレがあるのみ。船は7月上旬から8月31日まで。運行時間は9:00〜16:00までのピストン運航で、所要時間は約10分。運賃は往復で大人1200円、子供は650円(2017年7月現在)。半日とは言え、このような美しい無人島で過ごす時間は実に魅力的!
写真:旅人間
地図を見るこの水島は二つの小さな島が砂洲で結ばれ、船着き場からビーチをめがけて歩きます。距離的には100メートルから200メートルほどですが、左右を海に挟まれた白砂の道を歩くのは気持ち良く、ただ歩くだけでもテンションは上がります。
砂洲に覆われた島は全てがビーチに見えますが、実際には岩場も多いので、安全に泳ぐためにも松林の茂る付近のビーチを目指しましょう。
写真:旅人間
地図を見るテレビ番組や雑誌などで「北陸のハワイ」として紹介される水島は、注目度が年々上がり、多い時はこの小さな島に1000人上陸する日もあるというから驚きです。平日は100人前後という日もあるようです。
とにかく島に到着したら、まずは場所取り。中央の松林付近は木陰もあり、目の前の砂浜が最も安全に泳げる場所とあって圧倒的に人気。子供さんが一緒の場合は出来るだけ早くに上陸し、ベストポジションを確保しましょう。特に混雑が予想される土日は、早い時間に船乗り場に到着しておいたほうがいいでしょう。ちなみに島には日よけになる場所は殆どないので、ビーチパラソルやポップアップテントなど持参する事を強くお勧めします。
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地図を見る松林前のビーチは大人の膝上ほどの深さが続く遠浅で波は穏やか。小さな子供さんが一緒でも安心して泳げるのが何と言っても魅力です。ただ、海底には岩や貝なども多く、足を切ってしまう場合があるので、出来るだけマリンシューズを着用して泳ぐようにしましょう。
白い砂浜では山やお城を作る子供達の姿や、浅瀬では浮き輪に寝転がってプカプカと流れに任せて自由に浮かぶ人の姿も多い。まさに楽園そのもの!
写真:旅人間
地図を見る沖の方に目を向けると浮き台があり、そこで寝転がったり、飛び込んだりする事ができます。ここは行かなきゃ勿体ない! この浮き台は浜からは少し遠そうに感じますが、実際は道中の半分以上は大人の腰ほどの深さが続くので、見た目以上に行きやすい。泳ぎに自信が無い場合は浮き輪でマイペースに泳げば大丈夫。
また、この透明度抜群な海を満喫するならシュノーケリングもおすすめです。海中を覗き込むと、想像以上に魚は多く、海底には踏んでしまわないかドキドキするほどハゼが沢山見られます。とにかく水島のビーチは何から何まで面白い。
写真:旅人間
地図を見る水島に来たら、美しい海で泳ぎ、シュノーケリングを楽しむだけでなく、島内の散策も是非しておきたい!島内の散策と言っても、ここは細長い砂洲が伸びる小さな島。端から端まで歩いても30分もかかりません。
そう、ココで言う島内の散策とは、砂洲の先端まで目指して歩く事です。
写真:旅人間
地図を見る砂洲の先端付近まで来ると人も少なく、透明度も圧倒的に増してきます。そしてエメラルドグリーンから真っ青に続く色のコントラストが実に素晴らしい。
写真:旅人間
地図を見るそして砂洲の先端でクルッと後ろを振り返って見ると、思わず声を上げたくなるほど見事な景色が広がっています。左右から穏やかな波が白砂に押し寄せる光景は、見るのも贅沢なほど美しく、まるでファンタジーの世界。
海の上に浮かび上がるように続く砂の道は、松林が茂る島に続き、更に船着き場のあるもう一つの島に続く。ここは島の全貌を端から端まで見渡せます。記憶に残る美しいこの場所は、大切な人と一緒に見たい光景です。特に子供は連れてきてあげたいですね。
写真:旅人間
地図を見る北陸のハワイとも言われる「水島」は本当に美しく、人気も高いです。だから土日は多くの人で混み合い、駐車場の満車や、船に乗るまで途方もない時間を要する事もあるようです。確実に水島を楽しみたい場合は、混雑がマシな平日に行く、もしくは近隣の宿に泊まり朝一番の船に乗るようにしましょう。残念ながら水島に行けない場合は、環境は全く異なりますが近隣の「手の浦海水浴場」も同じ水質で透明度も良くおすすめです。
お盆以降は「水島」の混雑も大幅に緩和されますが、その時期はクラゲが気になりますね。地元の方いわく、クラゲはその年によって違い、あまり気にしなくて大丈夫との声もありますが、念のためにラッシュガードを着用するなどケアしておいた方が安心です。
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(2024/4/20更新)
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