写真:田中 六花
地図を見る新竹と台中の中ほどに位置し、海と山・温泉・果物・木彫・陶芸・客家料理などが楽しめる自然豊かな苗栗。
桃園空港から苗栗への一番早いアクセスは、桃園空港→高鉄・桃園駅→高鉄・苗栗駅→隣接する台鉄・豊富駅→台鉄・苗栗駅となります。スムーズにいけば、約1時間半ほど。また乗り換えが苦手な場合は、桃園空港→台鉄・桃園駅→台鉄・苗栗駅も便利です。
「新興大旅社」へは、台鉄・苗栗駅から徒歩約5分。駅前の大きなロータリーを進み、建国路を曲がればすぐ。コンビニエンスストアHilifeの一つ先の通りです。
写真:田中 六花
地図を見る年季の入ったドアを押して中へ。昔懐かしい雰囲気が漂うロビーで、チェックインをします。フロントデスクの前にある古いテレビやその上に置かれた黒電話をはじめ、さり気にあるものの多くが年代物。ぜひ、ゆっくりと時の流れを感じてみてください。
フロント横には、日本語の苗栗旅行ガイドがあるのでもらいましょう。フロントでもいろいろと相談に乗ってくれるので、旅のプランを相談してみては。筆談でOKです。
写真:田中 六花
地図を見る「新興大旅社」は、雑貨店をしていた先々代のオーナーが商人たちを泊めていたことをきっかけに、1950年ホテルとしてオープンしました。時代に合わせスタイルを変え、建物も2階3階を増築。当時の様子が分かる、苗栗の移り変わりを残す記録としても貴重な写真を、2階の壁に見ることができます。時の止まった歴史を感じてみてくださいね。
写真:田中 六花
地図を見る60年以上の歴史ある建物。その造り自体が、今では見ることのできないスタイルです。建物の真ん中が吹き抜けになっていて、その周りに客室が配置されています。ステンドグラスのランプやちょっとした色使いが可愛く、きょろきょろしてしまうこと間違いなし。よくあるレトロ風ではなく、昔から大切にされてきた本物のヴィンテージに出会えますよ。
写真:田中 六花
地図を見る1階から吹き抜けを見上げると、すてきなドライフラワーのインテリア。古い中にも所々に新しいセンスが感じられるのも「新興大旅社」の魅力。そのバランスを楽しんでみてください。
吹き抜けは見る角度によって景色がガラリと変わるので、ぜひ各階順番にのぞき込んでみましょう。
写真:田中 六花
地図を見る2階には小さな共有スペースがあります。ここにはさまざまなヴィンテージ家具が並んでいます。提灯の下にあるのは、台湾製の羽が2つある360度回転の扇風機、その横にある電話も実際に使われていたものです。いずれも50年ほど前のものだとか。
この共有スペースの中にはウォーターサーバーもあるので、ゆっくり座って「新興大旅社」の過ぎし日に思いをはせてみましょう。
写真:田中 六花
地図を見るシングルルーム。
シャワー&トイレ付きで、冷暖房・テレビ・スリッパ・シャンプー&ボディソープ・歯ブラシが揃っています。バスタオルはなく、タオルが2枚用意されています。
WiFi完備で、部屋は清潔そのもの。
ホテルに朝食はついていないので、近所の朝ごはん屋さんへ食べに行きましょう。
写真:田中 六花
地図を見るダブルルーム。
広めで、最大4人まで宿泊可能。こちらはお風呂付き。シャワーかお風呂かは、部屋によって違います。
写真:田中 六花
地図を見る全面タイルのなんとも可愛らしいお風呂。湯船につかれば、旅の疲れもほぐされます。
写真:田中 六花
地図を見る「新興大旅社」の名物に、綿被花があります。これは、布団でつくる花のこと。昔の旅館では、ただ敷くだけでなく華やかに見せて宿泊客をもてなす伝統があったのだとか。今では綿被花の技術を持つ人が少なくなり、このような姿を実際に見られるのは希少です。
写真:田中 六花
地図を見る実際に部屋に入ると、小さな綿被花がお出迎え。客家の地・苗栗の伝統的な客家花布とともに、ベッドの上に可憐な文化が咲いています。
写真:田中 六花
地図を見る綿被花は、薔薇などの花やつぼみなど10種類以上もあるのだそう。ここまでくると、芸術ですね。どんな花に出会えるかは、宿泊してのお楽しみ!
写真:田中 六花
地図を見る「新興大旅社」のお隣に併設されているのが、3代目の姉妹が開いたカフェ「The Spot Coffee Co.」。もとの建物をリノベーションした空間は、古さと新しさがうまく混じり合った居心地の良さ。香り高いドリップコーヒーが味わえると、宿泊客だけでなく苗栗っ子のオアシスにもなっています。
旅のひととき、時間を気にせずのんびり過ごしてくださいね。
写真:田中 六花
地図を見るおばあちゃんちの応接セットのようなテーブル。手編みのクロスに懐かしさが漂います。他にも昔使われていた机を利用したりと、ヴィンテージの良さを再確認できます。
写真:田中 六花
地図を見るミルクいっぱいのカフェオレと、苗栗の名産品・肚臍餅というお菓子。肚臍はへそを意味します。ミニサイズで、緑豆の味わいが口の中いっぱいに広がる伝統のおいしさ。甘過ぎず、コーヒーとも相性良し。
その日のデザートもあります。カウンターのボードをチェックして。
カフェは基本的に毎日10〜18時オープンですが、不定休なのでFacebookで確認を。
駅からも近く、あちこち足を伸ばすにも便利な「新興大旅社」。周辺には市場や夜市、客家料理のおいしさ店もあり、食べ歩きも楽しめます。
家族で迎えてくれる「新興大旅社」の魅力は、ただいまと帰りたくなるような温かさ。古さの中にある伝統と愛着が伝わり、知れば知るほど味わい深いホテルです。
次の台湾は「新興大旅社」を起点に、苗栗を旅してみませんか。
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(2024/3/29更新)
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