世界遺産でコンサートを聴こう!シドニー・オペラハウス

世界遺産でコンサートを聴こう!シドニー・オペラハウス

更新日:2018/08/13 20:41

ShinYah シンヤのプロフィール写真 ShinYah シンヤ 音楽・旅行ブロガー、ピアノ作曲家
オーストラリア・シドニーにある世界遺産「シドニー・オペラハウス」。ここは大小様々なホールが集う複合施設で、質の高いコンサートが連日開催されており、誰でも手軽にチケットを購入して聴きに行く事が出来ます。
壮大な空間に巨大なパイプオルガン!今回は、そんなシドニー・オペラハウスの中でも最も大きなコンサートホールで聴く、オーケストラコンサートの楽しみ方についてご紹介します。

シドニーの世界遺産「オペラハウス」

シドニーの世界遺産「オペラハウス」

写真:ShinYah シンヤ

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2007年、世界文化遺産に登録されたシドニー・オペラハウス。「白い帆」を象徴した、デンマーク出身の建築家Jorn Utzon(ヨルン・ウッツォン)による独創的なデザインは、今尚世界中から高い評価を受けています。14年もの建築期間を経て1973年に竣工、以来ジャンルを問わず様々な芸術文化を発信し続け、現在の年間公演回数は2,500を越える程です!

シドニー・オペラハウスは、コンサートホールやオペラ劇場の他にも、ドラマシアターなど計4つのホールで構成されており、またライブラリーやレストラン、アートギャラリーなどを携えた、複合型芸術文化施設です。

各種コンサートの他、普段は入る事の出来ないバックステージを巡るガイドツアーも開催されており、日本語での回もありますので、興味のある方は参加してみると良いでしょう。集合時刻や場所などの詳細は、HPをご覧下さい。

チケットはWebで予約

チケットはWebで予約

写真:ShinYah シンヤ

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シドニー・オペラハウスのチケットは同HPから購入出来、座席はシートマップを見ながら細かく指定する事も可能です。クレジットカードで決済後、発行されるオーダーナンバーとカスタマーナンバーを持って、当日会場内のボックスオフィスでチケット実券と引き換えをすればOK!

チケットはPremiumおよびA ReserveからD Reserveの計5つのカテゴリーに分かれており、価格は概ね50ドル〜200ドル程度(公演により変動)。また座席は平土間がStalls、両サイドのボックス席はBoxes、後方のバルコニーはCircle、ステージのバックサイドはGalleryとそれぞれ呼び方があり、眺望・音質ともに優れたStallsの座席は、価格の高いカテゴリーである場合が殆どです。

尚、チケットをボックスオフィスで直接購入する事も可能ですが、特に人気公演は早々にチケット完売する事も多いので、日本に居る間にあらかじめ購入しておく事をおススメします。

コンサート当日の服装とクローク

コンサート当日の服装とクローク

写真:ShinYah シンヤ

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会場へ到着したら、先ずはクロークへ手荷物を預けます。シドニー・オペラハウスでは、バックパック等の大きな荷物を客席内へ持ち込む事は出来ない為、貴重品はハンドバッグやポーチ等に入れて持って行く様にしましょう。クロークの料金は無料で、チップも不要です。

服装に関しては、堅苦しく考える必要はありません。ただ、日本で行われるコンサートと違って紳士淑女が社交場として集まる意味合いも強く、スーツを着たジェントルマンや高価なバッグを身につけたマダムの姿も目立ちます。煌びやかな装飾品や豪華なドレスを身につける必要は全くありませんが、少し綺麗目な格好をして行った方がモチベーションも上がり、よりコンサートを楽しめる事と思います。旅の思い出にもなりますから、ちょっとオシャレして出かけてみては如何でしょうか。

ホールの開場は、開演の1時間前(公演により変わる可能性あり)。会場付近は観光客で混雑しており、また会場までタクシーを利用の場合は渋滞の恐れもあるので、余裕を持って来場する様に心がけましょう。

壮大な空間に圧倒!世界遺産の大ホール

壮大な空間に圧倒!世界遺産の大ホール

写真:ShinYah シンヤ

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シドニー・オペラハウスの講堂は、巨大なパイプオルガンを背に持つ客席総数2,679の大ホール!頭上に広がる大空間は息を飲むほどに壮大で、斬新なデザインの天井には無数の照明が客席を照らしています。世界遺産のコンサートホールでの演奏を、存分に楽しみましょう!

壮大な空間に圧倒!世界遺産の大ホール

写真:ShinYah シンヤ

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シドニー・オペラハウスはシドニー交響楽団の本拠地となっており、毎回世界的に名の知れた客員指揮者と腕利きのソリストを呼んで、様々なクラシック・プログラムが演奏されます。チャイコフスキーやベートーヴェンなど誰もが知る作曲家の名曲が演奏される事も多いので、チケット予約の際にHPで演目をチェックしてみると良いでしょう。クラシック音楽に詳しくない方でも、十分楽しめるプログラムが揃っています。

休憩時間は社交場で優雅な気分を味わおう!

休憩時間は社交場で優雅な気分を味わおう!

写真:ShinYah シンヤ

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シドニー・オペラハウスを訪れる客層は、その殆どが西洋人。休憩時間になると皆一斉にホワイエへ繰り出し、ワイン片手に集まって会話に華を咲かせます。是非私達も一緒にこの紳士淑女が集う社交場へ繰り出し、共に優雅な気分に浸ってみましょう!

休憩時間は社交場で優雅な気分を味わおう!

写真:ShinYah シンヤ

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ホワイエにあるBarカウンターには、ワインをはじめビールやスプリットの他、ソフトドリンクもあるのでアルコールが飲めない方でも安心!ドリンクの価格はちょっとお高いですが、専門のバーテンダーが鮮やかにグラスに注いでくれます。

公演内容にもよりますが、休憩時間はおよそ15分と短く、またBarカウンターには長蛇の列が出来ますので、ドリンクを希望の場合は休憩時間開始後すぐにカウンターへ向かって注文する事をおススメします。

シドニーオペラハウスへのアクセス

シドニー・オペラハウスは鉄道駅から離れた所にある為、タクシーでのアクセスがおススメ。しかしオペラハウス周辺は車の乗り入れが出来ない遊歩道になっている為、タクシーの降車場からオペラハウス入口まで150mほど歩いて行く必要がある点には要注意。

鉄道で向かう場合は、シティ・サークルのCircular Quay(サーキュラー・キー)駅から向かえば、ゆっくり歩いて10分程で到着します。この間は観光客が集う飲食店が沢山あって、また沿岸沿いにハーバーブリッジを望む絶景が広がっているので、散策がてらゆっくり会場へ向かうのも楽しいものです。

世界遺産で聴くオーケストラコンサート、シドニー・オペラハウスへ是非訪れてみて下さい!

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/05/20 訪問

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