フランクフルトの老舗ホテル「シュタイゲンベルガーフランクフルターホフ」で忘れられない滞在を

フランクフルトの老舗ホテル「シュタイゲンベルガーフランクフルターホフ」で忘れられない滞在を

更新日:2018/07/25 15:04

浅井 みら野のプロフィール写真 浅井 みら野 総合旅行業務取扱管理者、全国通訳案内士(英語)、世界遺産検定2級、JSBA スノーボード バッジテスト 1級
レモネードはお好きですか。フランクフルト中心地にたたずむ「シュタイゲンベルガー フランクフルター ホフ(Steigenberger Frankfurter Hof)」は、この街を代表する老舗ホテルです。豪華な装いに落ち着いた空気が流れ、各国のVIPゲストが何度も滞在するほど。そこで飲むことができるレモネードは、伝説と呼ばれる名バーテンダーが作り出した特別なものと聞きます。

堂々とした佇まいにうっとり

堂々とした佇まいにうっとり

写真:浅井 みら野

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市内を縦横にかけ巡るフランクフルトの地下鉄ウーバーン(U-Bahn)。その駅のひとつ、“ヴィリー ブラント プラッツ(Willy-Brandt-Platz)”のすぐ目の前にたたずむのが「シュタイゲンベルガー フランクフルター ホフ」です。重厚感が感じられる正面アーチに左右対称の建物がすっと前に伸びていて、まるで両腕で訪れた人をあたたかく迎えてくれるようです。

旧市街に位置し、大聖堂(Kaiserdom)やゲーテ ハウスへは徒歩8分。ホテル目の前を走るカイザー通り(Kaiserstrasse)沿いに歩くこと6分で、ショッピングで賑わうハウプトヴァッヘ(Hauptwache)に到着するなど、立地の良さも人気のひとつです。

堂々とした佇まいにうっとり

写真:浅井 みら野

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ホテルの歴史が始まったのは1876年。第二次世界大戦ではほぼ全壊するほどのダメージを受けますが、ファサードに並ぶ4体の彫刻は奇跡的に生き残りました。今でも建設当時からのオリジナルの姿は見ることができ、ホテルの看板を支えながら街を静かに見守ります。

堂々とした佇まいにうっとり

写真:浅井 みら野

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ホテル正面には空にすっと伸びた高層ビル群と、昔ながらの趣きが感じられる建物が並びます。欧州中央銀行や見本市(メッセ)が盛んなフランクフルトは、ヨーロッパ経済の中心地と呼ばれるほど。ヨーロッパでは珍しいモダンな建物も多く、中世と現代が融合した独特な雰囲気を楽しめます。

非日常感たっぷりのお部屋

非日常感たっぷりのお部屋

提供元:Steigenberger Frankfurter Hof

部屋数は約300室あり、カテゴリーは大まかに4つ。きらびやかな装飾で統一された“スーペリア ルーム”は、クラシカルな雰囲気が味わえ、広さは25-35平米ほど。

非日常感たっぷりのお部屋

写真:浅井 みら野

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2012年に行われた大改装で、モダンデザインがキリッと光るお部屋も登場しました。約36-45平米の広さで、“グランド デラックス ルーム”と呼ばれています。

非日常感たっぷりのお部屋

写真:浅井 みら野

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約300平米という規格外の広さをもつ“ロイヤル スイート”。専用のサウナやキッチンなどの装備も完備。その場にいるだけで、文字通りどこかの王様、王女様になったような気持ちになります。

何度でも通いたくなるバー

何度でも通いたくなるバー

写真:浅井 みら野

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ライトに照らされたボトルが美しい“アウトレンバー(Autorenbar)”は、ドイツ語で“作家のバー”という意味。ゲーテ誕生の地など、実は本と深い関係を持つフランクフルト。一年を通して行う見本市でも最大規模を誇るのが書籍を扱う見本市だったりします。その時期になると深夜3時4時まで、関係者たちがこちらのバーに集まり、商談を重ねるのだとか。ベストセラーが誕生する瞬間を見てみたい気持ちになりますね。

何度でも通いたくなるバー

写真:浅井 みら野

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皮張りの椅子に身を預け、洋酒をしっぽりと味わう。そんな贅沢なひとときも素敵ですが、おすすめなのが“レモネード”。こちらのバーに40年以上務めるウーマ(Omer)さんのオリジナルレシピで作られる“ウーマ レモネード(Omer Limonade)”は、甘過ぎずさっぱりとした大人の味。甘みを程よく抑える隠し味は、日本とも深い関係のあるものが使われているんですよ。

何度でも通いたくなるバー

提供元:Steigenberger Frankfurter Hof

この他にもホテル内にある“フランセ(Francais)”は、ミシュラン1つ星を獲得したフレンチレストラン。ワインはドイツ産とフランス産のみですが、500前後の銘柄が揃います。ドレスアップした姿で、ヨーロッパの美食をぜひお楽しみください。事前予約がおすすめです。

日本人に嬉しいサービスも

日本人に嬉しいサービスも

写真:浅井 みら野

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ヨーロッパでは珍しく、日本人スタッフがこちらのホテルで働いているのも魅力のひとつです(2017年7月時点)。“日本人のお客様にゆっくりとくつろいで頂きたい”と話す三浦さん。毎朝フロント近くに置かれる日本の新聞や部屋で流れる日本語のテレビ番組など、海外にいながらホッとできる、三浦さんのきめ細かな心配りが感じられます。

日本人に嬉しいサービスも

写真:浅井 みら野

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雨の日は外出せず、ホテルに流れるゆったりとした時間を堪能してみてはいかがでしょう。図書室には世界中の本が並び、そこには日本語の本もあります。

日本人に嬉しいサービスも

写真:浅井 みら野

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全室ともバスタブつき。夏の冷房、冬の外気で冷えた身体をあたためてくれ、長旅の疲れも癒されますよ。シャンプーなどのアメニティは、ドイツブランドのアイグナー(AIGNER)が使われ、こだわりが感じられます。

昼と夜で見せる異なる表情

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写真:浅井 みら野

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昼間の白亜色に包まれた外観も素敵ですが、やわらかな光に包まれた夜の姿も魅力的です。彫刻の陰影もくっきりし、改めて装飾が美しい建物だと気付かされます。

昼と夜で見せる異なる表情

写真:浅井 みら野

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ホテル正面に建つ建物群も夕暮れと共に夜の装いに。昼間はビジネスマンや観光客で賑わっていましたが、一日の終わりは静かでゆるやかな時が流れます。

おすすめの時期

ドイツだけでなく、ヨーロッパを訪れるなら日照時間が長い5月〜7月頃がおすすめです。春秋は見本市によって、ホテル料金が大きく左右します。11月下旬〜12月はクリスマスマーケットが開かれ、こちらも訪れたい時期。さらにシュタイゲンベルガー フランクフルター ホフでは、その時期限定でロッジ風レストランがオープンします。

フランクフルト観光を締めくくるのにぴったりなホテルですし、飛行機の乗継でフランクフルトに立ち寄るなら、あえて一泊して一息つきたくなるホテルです。1階のエレベーターの前に立つと、階層を示す表示が昔ながらの矢印で、歴史の長さが感じられます。ぜひ訪れた際は見つけてみてくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/07/12 訪問

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