写真:Hiroko Oji
地図を見るオーストリアの風光明媚な観光地として知られる古都インスブルック。ここから西に広がるエッツタールは、国内で2番目に高い山ヴィルトシュピッツェ(標高3768メートル)を擁する深い深い谷。森林限界を超えた自然の中では、他の場所では見られない景色が広がっており、冬はスキーヤー、夏はハイキングを楽しむ人たちから多くの支持を集めています。
エッツタールに入り、最奥のオーバーグルグルの村までの谷沿いには、美しい壁絵や色とりどりのお花で窓辺を飾られた家屋が建ち並ぶ村が点在しています。その中心地となるのが「セルデン」です。
写真:Hiroko Oji
地図を見るスキーワールドカップの開催地としても有名なセルデンは、道路沿いにホテルやレストラン、スポーツ店などが建ち並び、車がたくさん行き交う賑やかな町。しかし、一筋奥に入れば、町中を流れる川沿いや山の斜面など、緑の豊かな風景の中にお花や壁絵で美しく装飾された家屋が点在し、かつての物静かな佇まいを感じることのできる風景が残っています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るセルデンでの人気のある展望台の一つ、ガイスラッハコーゲルへは、簡単に山上まで行くことができます。
谷の乗り場からは小型のゴンドラで、その後、中間駅で大型のゴンドラに乗り換えます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る標高3040メートルのガイスラッハコーゲル山上駅へ到着して外に出ると、すぐ隣には、十字架の建つ、ほんとの山頂(標高3058メートル)がある岩山がデンと聳えています。
手摺のついた通路に従って岩山の頂上に行くも良し。山頂駅に隣接されたレストランで休憩しながら眺めを楽しむも良し。ガレ場続きになるハイキングルートを下って行くのも良し。ここでは、お好きな過ごし方が楽しめます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る山頂からは、雄大なエッツタールの眺めが一望の下。ガレ場の足元の先にはハート型の湖が見えており、谷の向こう側にはセルデンの町並みが小さく見えています。その奥に続く山並みには雪が残り、ただただうっとりするばかりの眺めです。
写真:Hiroko Oji
地図を見るガイスラッハコーゲルよりさらに大迫力の自然美を求めるなら、ティーフェンバッハコーゲルがお薦め。ここでは氷河上に突き出た展望台からの眺めが人気を集めています。
セルデンの町から出る8404番のバスに乗ること40分。ぐんぐん高度を上げて行き、氷河に向かってまっしぐら!この氷河の下に造られたヨーロッパで最も高い自動車用トンネルをくぐり抜けると、ゴンドラ乗り場です。
写真:Hiroko Oji
地図を見るゴンドラに乗って10分ほどで到着する山頂駅からは、大迫力の氷河が目の前に広がります。そして、何よりも興味を引くのが、氷河の上に張り出した展望台となる通路!最近このような展望台が設置されているところが増えてきていますが、ここでも例に漏れず。鉄製の枠組みに足元は板を張り合わせただけのもので先端はスケスケの網目状態。手摺はガラス板ですので、氷河の上そのもの感が味わえます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るゴツゴツした岩山の間を流れ出る氷河の眺めそのものが見どころですので、ハイキングコースが延びているわけではありません。しかし少し周囲のガレ場を進んで山上ハイキング気分は楽しめますし、それなりの装備をして居れば、夏でも豊富に残っている雪上ハイキングができる所です。
写真:Hiroko Oji
地図を見るセルデンから簡単に山上へ行けるゴンドラは、もうひとつあります。それが、ギジヨッホバーンです。
山上駅まで乗り換えなしの10分少々で到着します。
写真:Hiroko Oji
地図を見る山上駅からは、ホッホセルデンのリフト駅が見下ろせ、谷の奥には森林限界を超えた山並みが見渡せます。
反対側には、ガイスラッハコーゲルの中間駅と頂上駅が見上げられ、いくつかのハイキングコースが延びているのが見通せます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る山上駅にはレストランも併設されていますので、ここでゆっくり眺めを楽しんでから、ゴンドラで麓へ下りるのもよいでしょう。
オーストリア・チロル州には、インスブルックの南に延びるシュトゥーバイタールの渓谷があり、最奥にはオーストリア最大の氷河スキー場が人気を集めています。しかし、今回ご紹介したエッツタールの渓谷にも、素晴らしい自然美が堪能できる風景が広がり、スキーにハイキングにもってこいの地域です。
この地域でのお得情報をひとつ。それは、「エッツタールカード」!3日間用と7日間用があります。各村の観光案内所で購入でき、エッツタール全域でバスやゴンドラリフトに乗り放題となります。使いようによっては、たった1日で3日間のカード代の元が取れるほど。また、この地域のホテルによっては宿泊者に「エッツタール・プレミアムカード」というのを発行してくれるところがあります。そのホテルに滞在すると、無料でこのカードを利用できるので、とってもお得!MEMOにリンクしておきますので、1日だけの滞在の方も是非ご利用下さいね。
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(2024/4/17更新)
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