「アートアクアリウム2018」日本橋の金魚で夏の涼!

「アートアクアリウム2018」日本橋の金魚で夏の涼!

更新日:2018/09/18 09:09

天草野 黒猫のプロフィール写真 天草野 黒猫 元バックパッカー
夏の涼といえば金魚!江戸時代ブームとなった夏の風物詩が東京日本橋「アートアクアリウム2018」で蘇ります。この「アートアクアリウム」2007年六本木から始まり、2017年までの入場者数なんと835万人!映像、音楽に生きた魚や金魚を融合する木村英智氏のアート。2018年のコンセプトは「真の日本」。2018年9月24日までの開催です。フォトジェニックで、五感で感じる日本の粋。体験してみませんか?

コンセプトは「真の日本」

コンセプトは「真の日本」

写真:天草野 黒猫

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江戸の夏の風物詩、金魚鑑賞。ゆたかな尾ひれをゆらゆらゆらし泳ぐ金魚の姿は精神的な涼を与えてくれる風景です。最近ではあまり見なくなった金魚の鉢。東京日本橋の「アートアクアリウム2018」で美しく蘇ります!巨大な水槽にゆらゆら動く金魚、時間とともに彩を変える光。2018年のコンセプトは「真の日本」です。

江戸時代の鑑賞方法が蘇る!

江戸時代の鑑賞方法が蘇る!

写真:天草野 黒猫

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入口から新作です。それは通路の天井。江戸時代、金魚を見上げて鑑賞したという豪商の伝説が蘇ります。一歩中に入れば、暗闇と光、通路の空間を見事に利用し、多種多様な金魚達が泳ぐ天井。鏡面効果により様々な角度から金魚を眺めることができます。この通路を通るだけで、外の暑さとは別の不思議な異世界へ!

江戸時代の鑑賞方法が蘇る!

写真:天草野 黒猫

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金魚はこの写真のように上から見る上見(うわみ)が本来の鑑賞法といわれています。金魚は元々自然界に存在しなかった生き物。中国で突然変異で発見された赤いフナの尾びれを改良して生まれた魚だといわれています。ゆらゆらと水面をゆらしながら泳ぐ姿はまさに夏の涼。「アートアクアリウム2018」ではカットガラスの良さを生かした、キリコリウムで、金魚の揺らめきをより美しく表現しています。

江戸時代の鑑賞方法が蘇る!

写真:天草野 黒猫

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「大政奉還金魚大屏風」は、日本の美術史の移り変わりをプロジェクションマッピングで投影。金魚達がその中を自由に動き回ります。テーマの大政奉還期とその前後、3つの時代が芸術にもたらした影響を描く壮大な作品です。

華やか!「超・花魁(おいらん)」

華やか!「超・花魁(おいらん)」

写真:天草野 黒猫

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会場の中心では、華やかな存在感の「超・花魁」が目を引きます。約3,000匹の魚たちが舞泳ぐ花魁は、世界最大、最高峰の金魚鉢。七色に輝くライティング。時間を忘れ、離れられなくなる美しさです。

華やか!「超・花魁(おいらん)」

写真:天草野 黒猫

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会場は光と金魚達の華やかさであふれる美しい空間。大人も子供も、鯉達もみとれています。同時イベントの「ECO EDO日本橋」の影響で浴衣の人々も多く、日本情緒もたっぷり。江戸の夜に迷い込んでみませんか。

見せかた色々!

見せかた色々!

写真:天草野 黒猫

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通路をぬけて最初に目を引くのは、地球をイメージしたアースアクアリウム・ジャポニズムです。直径1.5mの丸い水槽を泳ぐ金魚達。暗闇の中、宇宙に浮かんでいるような錯覚を感じさせてくれます。

見せかた色々!

写真:天草野 黒猫

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江戸時代に人の手によって生み出された金魚。現代では様々な種類の品種をみることができます。そんな品種の違いを通路を使って鑑賞できるのが金魚コレクション。あなたのお気に入りの金魚に出会えるかも。

見せかた色々!

写真:天草野 黒猫

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出口付近にあるのが新作「翔英美天命」。後ろの「床掛け金魚飾り」と共に大きな存在感のある作品です。奈良県指定無形文化財の月山貞利氏と木村英智氏のコラボレーションで生まれた日本刀は、月山彫の刀身に金魚を彫刻。真の日本の美を堪能できます。

一躍有名となった「獺祭」が味わえる!

一躍有名となった「獺祭」が味わえる!

写真:天草野 黒猫

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毎週木曜日の19:00からは「獺祭ナイト」です。「獺祭」は今や日本酒好きなら必ず聞いた事があるお酒。酒所としては無名の山口県で杜氏をおかずデーター分析により作られる人気のお酒です。特徴は最高峰の酒米「山田錦」を雑味を出さない為に磨きこみ作られている事。すっきりのみやすく、上品な香りと旨み。そんな獺祭が味わえます!

一躍有名となった「獺祭」が味わえる!

写真:天草野 黒猫

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暑い夜は「獺祭スパークリング」もおすすめ。ゆらゆらゆれる金魚と日本酒なのにシュワシュワのスパークリング、いかがですか?目の前には「翔英美天命」の美しい光。まさに味覚を加えて五感で感じることのできる場所です。

江戸の粋な涼が現代風に!

2018年7月6日(金)〜9月24日(月)開催の「アートアクアリウム2018」は12回目を迎え、益々賑わっています。それはさながら、江戸時代の日本橋のお祭りのよう。

地下鉄だと銀座線、半蔵門線「三越前」A6出口からでてすぐ。COREDO室町1の4階がエントランスです。並ぶ事が必至のため、チケットは事前に入手がベター。水分補給用の飲み物や時間つぶしを用意しましょう。夜の時間帯が比較的人は少な目です。写真撮影や鑑賞だけ楽しみたい方はイベントが無い日の夕方からがおすすめ。もし少し高くても並びたくないという方は日時指定の優先入場券もあり。事前にホームページで確認を。

会場内ではフラッシュ無しであれば撮影もOK。暗闇でも充分きれいな写真が撮影できます。夏の江戸の涼、体感してみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/07/24−2018/07/25 訪問

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