ロデオ!乗馬!アメリカ・モンタナでカウボーイ体験

ロデオ!乗馬!アメリカ・モンタナでカウボーイ体験

更新日:2017/07/21 09:22

松田 朝子のプロフィール写真 松田 朝子 トラベルジャーナリスト、ライター
モンタナで体験できるディープ・アメリカはカウボーイ・カルチャー。観光牧場も数多く、そのほとんどが家族経営なので、まるで親戚の家にでも遊びに行ったような感覚で牧場ステイを楽しむことができます。さらに馬に乗って、太古の昔は恐竜も闊歩していたというモンタナの大地を駆け巡ると、気分はカウボーイ、カウガール。週末はロデオ大会で盛り上がり、ウエスタン映画そのもののの世界を楽しめます。

牧場ステイを楽しもう!

牧場ステイを楽しもう!

写真:松田 朝子

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観光牧場の楽しみ方は、乗馬などで使う縄や鞭の使い方を学んだり、フィッシングやバーべキューなど、アウトドア三昧の体験をする宿泊型から、乗馬などを楽しんだりする日帰り型まで、様々な選択肢があります。なので、時間が許す範囲でプランニングするといいでしょう。

モンタナ最大の都市、ビリングスのダウンタウンから車で10分のところにあるビッタークリーク・アウトフィッターズもそんな観光牧場の一つ。アットホームな雰囲気の中、初心者でもわかるように馬の乗り方や、馬への指示の出し方なども丁寧に教えてくれます。

牧場ステイを楽しもう!

写真:松田 朝子

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馬たちは人を乗せ慣れているので、こちらが初心者でもきちんと指示通りに動いてくれます。そして、囲いの中を足慣らしで回った後はトレイルライドへ。馬に乗って縦横無尽に駆け巡る大草原の爽快さや、馬上から眺める渓谷の美しさは格別で、2時間のライドは短く感じるでしょう。

牧場ステイを楽しもう!

写真:松田 朝子

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そんな体験をすると欲しくなるのが、カウボーイブーツ。ビリングスの街でひときわ目立つのが、アルズ・ブーテリー&リペアショップ。北西部最大のブーツストアと称される店内に入ると、皮の匂いに圧倒されます。

店の裏の工場では、職人さんがブーツを造っているところも見られます。かつては高いかかと、尖ったつま先のデザインが多かったカウボーイブーツも最近はスクエアなつま先、低いかかとのものが流行りなのだとか。

店内狭しと陳列された、膨大な量のブーツの中から、お気に入りの一足を見つけるのは至難の技ですが、店員さんに頼んで、自分の足の形にあったものを何点か持ってきてもらうと、チョイスが楽になります。

レッツ・ゴー、レッツ・ショウ、レッツ・ロデオ!

レッツ・ゴー、レッツ・ショウ、レッツ・ロデオ!

写真:松田 朝子

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そしてカウボーイといえばロデオ。夏の間は毎週末、モンタナの各地域でロデオが開かれているのです。中でもビリングスから北東に約200kmのところにある街、マイルズ・シティでは毎年5月末の週末にマイルズ・シティ・バッキング・ホース・セールという、ロデオ大会と馬のオークションが開催されます。世界的にも有名なこの大会のために会場周辺の道路は歩行者天国になり、カウボーイハットなどのウエスタングッズやホットドッグなどの露店が通りに連なって、街はロデオ一色に染まります。

レッツ・ゴー、レッツ・ショウ、レッツ・ロデオ!

写真:松田 朝子

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日本には馴染みのないロデオですが、カウボーイの仕事の中で生まれたロデオは、アメリカを代表するスポーツ。大会は、星条旗を抱えたカウガールが馬に乗ってグラウンドを一周する中、全員起立での国歌斉唱から。程なくして「レッツ・ゴー、レッツ・ショウ、レッツ・ロデオ!」というノリの良いアナウンサーの掛け声とともに競技が始まるのです。

最初はベアバック・ライディングという、鞍をつけない暴れ馬に8秒間乗る種目からで、波打つような馬の背中を見ながら、固唾を飲んで数える8秒の長いことに驚きます。また、ブル・ライディングという牛に乗る競技もあり、暴れ馬に負けない牛の獰猛ぶりは迫力があります。

レッツ・ゴー、レッツ・ショウ、レッツ・ロデオ!

写真:松田 朝子

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微笑ましいのは、子どもが羊に乗るムートン・バスティングという競技。かわいいカウボーイ予備軍には大きな拍手と歓声が起こります。最後は馬や牛のオークションもあって、モンタナのビッグスカイのもと、ホットドッグを頰張りながら、現地の人と一緒になって楽しむことができるでしょう。

カウボーイの街、マイルズシティを歩く

カウボーイの街、マイルズシティを歩く

写真:松田 朝子

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カウボーイ気分でマイルズシティの街を歩くなら、モンタナ州の形をしたネオンサインで有名なモンタナ・バーへ。1908年創業のヒストリカル・バーは訪れる人をウエスタン映画の世界に誘ってくれます。イタリアンタイルのフロア、桜の木のテーブル、スタンディングタイプのバーには、早い時間からカウボーイスタイルの人々が思い思いにビアタップを傾けています。

カウボーイの街、マイルズシティを歩く

写真:松田 朝子

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ディープ・ウエスタンのマイルズ・シティでモダンな空間は、給水所跡を利用して造られたユニークなウォーターワーク美術館。ここでは、地域の人の作品などイベント的な展示のほか、常設展としてアメリカ先住民の写真、1950年代以前の移住者と移住者の写真、1900年代半ばから現代までの現代美術のコレクションなどがあり、そのまま残っている古い水道管とアートの思わぬマッチングが楽しめます。

馬と共にゆったりとした時の流れがあるモンタナ

ビッグスカイカントリーとも呼ばれるモンタナの広大な空のもと、大地を馬に乗って駆けるのは、都会に暮らす現代人には究極の非日常。馬と共にゆったりとした時が流れるモンタナで、自然回帰を楽しみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/05/16−2017/05/23 訪問

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