写真:伊都 をかし
地図を見る御番所公園は、三陸復興国立公園内にある公園で、牡鹿半島の最南端に位置します。御番所ってちょっと変わった名前ですね。この名前の由来は、鎖国をしていた江戸時代、ここに外国船を監視するための唐船番所があったことから来ているそうです。ここからお侍さんたちが太平洋を行き交う唐船を見張っていたんですね。何百年も前に、お侍さんたちが眺めていたのと同じ景色を眺めているのだと思うと、何だか歴史のロマンを感じませんか?
写真:伊都 をかし
地図を見る御番所公園は、標高188mの御番所山の頂上付近にあり、広々とした敷地は芝生で覆われています。そして、公園の最も高いところに六角形の展望棟があって、ここからの展望がまさに絶景なんです。青い海と青い空、海の中に浮かぶ島々、そして、どこまでも続く水平線。展望棟の中には、きれいな椅子とテーブルが設置されているので、絶景を眺めながらのんびりくつろくことができますよ。
写真:伊都 をかし
地図を見る写真:伊都 をかし
地図を見る展望棟から見える景色について、少しお話ししますね。
東側に広がる海は太平洋。そして、目の前に見える島は、島全体が黄金山神社の神域となっている金華山です。青森の恐山、山形の出羽三山とともに奥州三霊場のひとつとされ、「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」という言い伝えもある、有り難い信仰の島です。本当に目の前に見えるので、ここからお参りしても、ちょこっとはご利益があるかも?なんていう気分になります。
この金華山は展望棟のちょうど東側にあるので、金華山の向こうから上る朝日を見ることができます。水平線から海や空をを赤く染めながら上ってくる朝日は神々しいばかりです。
写真:伊都 をかし
地図を見る写真:伊都 をかし
地図を見る西側の景色もステキですよ。西側に見える島は、猫島として有名な網地島と田代島。その向こうには石巻湾が広がっていて、遠く松島や蔵王の山々も眺望できます。複雑に入り組んだリアス式の美しい海岸線もお見逃しなく!
そして、西側ですので、こちらからは海に沈む夕日を堪能することができます。早起きして朝日を狙うか、夕方行って夕日にうっとりするか、はたまた朝から夕方までいて、朝日も夕日も両方よくばっちゃうか、悩みどころかも。
写真:伊都 をかし
地図を見る御番所公園には展望棟の他に、アスレチック広場も設けられていて、ローラースライダーやネットクライム、木製の立体迷路など子どもたちが楽しめる遊具がいろいろあります。太平洋を望む傾斜にあるので、こちらも景色が抜群。太平洋を眺めながら、大人も童心に返ってもエンジョイしちゃいましょう!広い駐車場もあるし、トイレも完備されているので、安心して過ごせますよ。
御番所公園は360度の大パノラマと、楽しい遊具がいっぱいのアスレチック広場で、カップルにもファミリーにもカメラマニアにもお勧めの公園ですが、この夏、この公園はリボーンアート・フェスティバルの会場として、さらに注目度が高まることでしょう。
リボーンアート・フェスティバルは、7月22日から9月10日まで51日間にわたって、石巻の町や牡鹿半島で開催される、芸術と音楽と食を楽しむ芸術祭です。この夏、御番所公園を訪れて、景色もイベントも楽しんじゃって下さい。楽しむことが復興支援につながるなんて、ステキですよね。
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(2024/4/24更新)
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