京都で玉の輿祈願!「今宮神社」は幸せを願う女性に人気のパワースポット

京都で玉の輿祈願!「今宮神社」は幸せを願う女性に人気のパワースポット

更新日:2017/07/13 14:09

京都市北区にある「今宮神社」は別名「玉の輿神社」とも呼ばれ、玉の輿の夢を叶えたいという強い願いを持ち続けている女性に大人気!社務所には玉の輿守(お守り)も用意されています。また、門前名物あぶり餅も参拝客に人気!このあぶり餅には無病息災のご利益があるとされています。今、女性を中心に注目されているパワースポット・今宮神社へと足を運んでみませんか?

今宮神社は健康長寿と玉の輿にご利益があると信仰される神社

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京都市北区にある今宮神社は正暦5年(997年)、都で流行していた疫病を鎮めるために創建された歴史ある神社です。

毎年4月の第2日曜日には悪疫退散を願うお祭り「やすらい祭」が行われ、京都の春の風物詩のひとつとなっています。「練り衆」と呼ばれる行列の中には椿や桜などが飾られた大きな花傘があり、この花傘の下に入ると1年間厄を除けられるとの言い伝えがあるため、花傘の下に入ろうと多くの人で大賑わい!また、やすらい祭は鞍馬の火祭、広隆寺の牛祭と共に京都三大奇祭のひとつに数えられ、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

境内南側に建つ楼門の造営は昭和元年(1926年)と比較的新しいもので、鮮やかな朱色と荘厳で重厚感溢れるその姿は訪れる参拝客の目を引きます。

今宮神社は健康長寿と玉の輿にご利益があると信仰される神社
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境内の東側にも門(東門)があります。門前名物菓子・あぶり餅のお店が2軒向かい合って営業しているのはこちらの東門側!(後ほど詳しくご紹介いたします)そのため東門から入る参拝客が多く、東門へと続く参道はいつも賑わいを見せています。東門は南側の楼門とは違い、コンパクトで質素!周辺を木々が囲んでいるため四季折々に美しい光景を楽しむことができます。こちらは今宮神社の中でも特に人気の写真スポット!

今宮神社は健康長寿と玉の輿にご利益があると信仰される神社
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今宮神社は大己貴命(おおなむちのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)を祀り、健康長寿や開運のご利益があるとされています。

そしてもう一つ、注目のご利益が!それは女性なら誰もが憧れる「玉の輿」!この玉の輿のご利益は「お玉さん」(のちの桂昌院)のシンデレラストーリーが由来となっています。

京都西陣の八百屋の娘であったお玉さんは、13歳の時に江戸に入り、大奥で側室のお世話係として働いていましたが、後に将軍家光に見初められて側室となり、将軍綱吉の生母に。そしてその後も大奥で権力をふるい、出世街道を歩んだというシンデレラストーリーです。ごく普通の庶民だった女性が大奥で権力をふるうまでになるなんて驚きですね!

お玉さんは江戸で高い位についても故郷の西陣の氏神様である今宮神社のことが忘れられず、神社が荒れたと聞けば再興に尽力したりと、とても今宮神社と縁が深い人物であることから、いつしか今宮神社は玉の輿にご利益があると信仰されるように!境内には女性の参拝客が目立ちます。健康長寿と玉の輿のパワースポット・今宮神社は、婚活を頑張りたい!玉の輿に乗りたい!健康で長生きをしたい!そんな女性に特におすすめの人気観光スポットです。

今宮神社には七夕伝説の織姫に機織りを教えた神様も鎮座

今宮神社には七夕伝説の織姫に機織りを教えた神様も鎮座
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境内には今宮神社の末社のひとつ「織姫社」(おりひめしゃ)があります。この織姫社の御祭神は栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)で、七夕伝説の織姫に機織りを教えたとされる織物の神様!京都の伝統産業・西陣織に携わる方々や繊維業界から厚い信仰を集めています。

そして、織姫社は織姫と彦星の七夕伝説に関係する社のことから、遠距離恋愛を守ってくださるとも言われる有難いパワースポット!遠距離恋愛中の方はぜひお参りしてみてください。

霊石「阿保賢さん」で願いが叶うかを占ってみよう

霊石「阿保賢さん」で願いが叶うかを占ってみよう
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「阿保賢さん」と書いて「あほかしさん」と読みます。境内の片隅に置かれている阿保賢さんは「神占石」(かみうらいし)とも呼ばれる霊石で、この石をそっと撫でてから自分の体の悪い部分をさすると快方に向かうと昔から言い伝えられてきました。また、願いが叶うかどうか占うことができる試し石でもあり、阿保賢さんに立ち寄る参拝客が後を絶ちません。

霊石「阿保賢さん」で願いが叶うかを占ってみよう
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阿保賢さんで願いが叶うか試してみましょう。方法は簡単!まずは阿保賢さんを3回軽く手のひらでたたき、持ち上げます。一旦置き、今度は願い事を心の中で唱えながら阿保賢さんを優しく撫で、再度持ち上げます。この時、最初に持ち上げた時よりも軽く感じられれば願いが叶うのだとか!ぜひ、試してみてください。

社務所には女性の強い味方「玉の輿守」(お守り)も!

社務所には女性の強い味方「玉の輿守」(お守り)も!
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お参りの際には、ぜひ社務所にも立ち寄ってみてください。社務所には絵馬やおみくじなどがたくさん用意されています。

社務所で授与されているご利益グッズの中で特に人気があるのが何と言っても「玉の輿守」(お守り)!玉の輿守は京都の伝統産業・西陣織の高級感あふれる生地が使われ、柄は八百屋さんの娘だったお玉さんにちなみ、なんと野菜の柄!色の種類はとても豊富で、女性好みの明るい色合いが中心です。また京都土産や婚活中の友達へのプレゼントとしても最適!お守りを身に付けることにより、素敵なご利益が舞い込むと良いですね。

門前名物菓子あぶり餅は必食!無病息災のご利益も得よう

門前名物菓子あぶり餅は必食!無病息災のご利益も得よう
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先ほど少し触れましたが、今宮神社の門前名物菓子といえば、あぶり餅!東門から続く参道にはあぶり餅のお店が2軒向かいあって営業しています。

そのうちの1軒「一和」(いちわ)は何と創業千年を超える老舗中の老舗!日本で一番古い和菓子屋さんとも言われています。趣ある外観は何とも京都らしく、時代劇のセットのよう!建物は景観重要指定物となっています。老舗でありながらも気軽に入りやすい雰囲気なのが魅力で、行列ができることもしばしばの人気店です。

客席は屋外に面した縁側席や店内の座敷席があり、座敷席からは京都の町家特有の坪庭も見え、風情たっぷり!坪庭に置かれている手水鉢はなんと室町時代のものと伝えられ、一和の歴史の古さを物語っています。

また、店内にある井戸にも注目です。千年以上の歴史を持ち、なんと現在でも現役!あぶり餅と共に出されるお茶に使用されています。お店の方に一声かければ見学をさせてもらえますので、京都最古と言われる井戸もぜひ見学してみてください。らせん状の石の階段を降りた先にある一和の井戸は、見ているだけでも心が清められそうな、神聖な雰囲気に包まれています。

門前名物菓子あぶり餅は必食!無病息災のご利益も得よう
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あぶり餅は屋外で焼かれているため、今宮神社の東門へと続く参道はあぶり餅を焼く香ばしい香りでいっぱい!門前の情緒あふれる風景に一層の風情を添えています。雨の日も雪の日も。屋外であぶり餅を焼き、参拝客をもてなすスタイルはこれからもずっと続いていくことでしょう。

門前名物菓子あぶり餅は必食!無病息災のご利益も得よう
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あぶり餅はきな粉をまぶした小さなお餅を備長炭で香ばしく焼き、そこに白味噌風味の甘いタレを絡めた素朴な和菓子です。お餅を刺す竹串(斎串)は今宮神社に奉納されたもので、あぶり餅は食べると無病息災のご利益が得られるとも言われる縁起物!持ち帰り用(テイクアウト)もありますが、出来立て熱々を頂くのがおすすめ!

一和のあぶり餅はすべて手作業で作られています。ゴザの上にお餅を置いてきな粉をまぶすという製法は創業時の平安時代から変わっていないというから驚き!タレは季節に応じて味を変える徹底ぶりで、使用している白味噌は京都の老舗味噌メーカーのものです。添加物は一切使用されておらず、その日のうちにしか食べられないために通信販売や地方への発送はありません。

メニューはあぶり餅のみ!徹底したこだわりが詰まった、千年続く味わいを堪能してみてください。なお、もう一軒の「かざりや」も創業が400年近い老舗!一和と同様、お店は参拝客で常に賑わいを見せ、大人気です。

玉の輿神社とも呼ばれる京都の今宮神社は見どころいっぱいの人気パワースポット

京都の今宮神社は健康長寿と玉の輿祈願のパワースポット!社務所で授与されている可愛らしい玉の輿守は若い女性を中心に大人気です。また織姫社や阿保賢さんなど、見どころもいっぱい!京都観光の際にはぜひ立ち寄ってみてください。また、食べると無病息災のご利益が得られるとも言われている門前名物菓子・あぶり餅は必食!伝統の味を堪能してみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/04/18−2017/06/19 訪問

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