シグトゥーナは10世紀後半にエリック王により「唯一の神と、一人の王」を信念にスウェーデン最初のキリスト教の国家として成立しました。洗練されたストックホルムの街並みと随分と趣が異なるシグトゥーナは、ストックホルムからの日帰り観光にもおすすめ。
町はスウェーデンで三番目に大きな湖メーラレンの畔に位置しており、美しい湖と森の景観が広がります。また、小さなエリアに歴史的な町並みや史跡がぎゅっと凝縮されており、徒歩で十分に観光することが可能。それでは、シグトゥーナの町を歩いてみましょう!
スウェーデン最古のタウンストリートのストーラガータン通り(Stora gatan)は、カラフルな木造建築が並ぶレトロな街並みが魅力です。観光客向けのカフェレストランやギフトショップ以外にも、スーパーマーケットや書店、ファッションブティックなどの地元の人が訪れるお店もありローカルな雰囲気も兼ね備えています。
シグトゥーナ最古の木造建築の建物は、ブラウンおばさんの人形が名物のオシャレなカフェ(Tant Bruns Kaffestuga)が営業しています。お店の内部は驚くほど天井が低く、歴史を感じる建物です。
ストーラガータン通りに面する市役所(Sigtuna Radhus)は、18世紀後半に建てられたスウェーデンで一番小さな市役所。絵本の世界のような外観で人気の写真撮影スポットです。内部はシグトゥーナ博物館の一部として展示があり、6月〜8月の夏季のみ公開されています。
市役所のすぐ近くにツーリストインフォメーションがあるので、イベント情報や地図を入手してから町歩きを開始しましょう!インフォメーションは、入り口にあるドラゴンのモチーフが目印の小さな建物です。
ストーラガータン通りの入り口から北へ少し歩くと緑溢れる墓地が広がっており、二つの個性的な外観をした教会と出会います。石造りの聖オロフ教会(Sankt Olofs kyrkoruin)は、12世紀頃に建てられた教会の廃墟で、スウェーデン最古のキリスト教会と考えられています。
オロフ教会の石の一部には、ルーン文字も残されているので注目してみてください。
聖オロフ教会のすぐ近くにある聖マリア教会(Mariakyrkan)は1247年に建てられたシグトゥーナで唯一現存する中世の教会です。当初はドミニコ会の修道院として建てられ、現在もドミニコ会教会として使用されています。
シグトゥーナは夏場になると湖畔の遊歩道でのんびりと過ごす人々の姿が多く見られます。首都のストックホルムから約1時間ほどの距離で、これだけの自然が広がっていることに、初めて訪れた方は驚くかもしれません。ぜひシグトゥーナで北欧の暮らしに触れてみて下さい。
シグトゥーナへのアクセス方法は、ストックホルム中央駅から郊外電車でマーシタ ステーション(Marsta station)で下車、駅前からバスの570 番または575番バスに乗車し、シグトゥーナバスステーション(Sigtuna busstation)下車すぐ。またアーランダ空港からは、579番バスに乗車し同じくシグトゥーナバスステーション下車です。
今回ご紹介したスポット以外にも、シグトゥーナで製造されたスウェーデン初のコインが展示されているシグトゥーナ博物館や、古代から中世にかけて北欧で使われたルーン文字が書かれた石碑、廃墟となった史跡が多く残されています。ぜひシグトゥーナを訪れてみませんか?
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(2024/4/20更新)
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