写真:鈴木 旅人
地図を見る多くの伝説を持ち、日本神話の中でも人気があるヤマトタケルノミコト。その伝説の中で特に有名なのが「東征」と呼ばれた討伐で、今の奈良県から東に向けて蛮族を討つ旅に出掛けたのものです。
様々な苦難を乗り越え、東京湾を望む三浦半島の走水に辿り着き、対岸の房総半島まで船で渡ろうとしました。しかし、その海の荒れること荒れること…。
ここで登場するのが「オトタチバナヒメ」という女性。この方、実はヤマトタケルの奥さんで、荒れた海に自ら身を投げ、波を鎮めたのです。吾妻神社は、そんなオトタチバナヒメを祭る神社です。
写真:鈴木 旅人
地図を見る木更津周辺には、オトタチバナヒメにまつわる伝説が多く残っています。その最たるものがこの吾妻神社で、この場所にオトタチバナヒメの袖が流れ着いたと言われています。
木更津のすぐ北に位置する袖ヶ浦市は、その事から地名も取っていたりと、沢山の伝説が残っているんです。そんな歴史の背景も知っていると、参拝の気分も一味違ってきますよ。
写真:鈴木 旅人
地図を見る大通りに面していながら、境内には穏やかな時間が流れており、まるで見えない壁があるかのよう。
境内には他にも神様が祀られています。本殿へのお参りを済ませたら、境内一角に眠るもう一人の女性の神様にもお参りをしていきましょう。石で築かれた塚に祭られているのは、「コノハナサクヤヒメノミコト」という神様。こちらの神様は、一言で言えば富士山の神様。日本の風土の象徴、こちらもしっかりお参りしてパワーをいただきましょう!
写真:鈴木 旅人
地図を見るさぁパワースポットで運気をいただいたら、甘味へご案内しましょう。門前にたった一店ひっそりと佇む「東屋菓子舗」さん。こちらのお店、菓子屋と言いつつ、なんと一年を通してアイスしか販売していないんです!
お店の看板も掲げず、たった一品だけで門前を守る菓子屋さん。どんなお店なのでしょうか?
写真:鈴木 旅人
地図を見る店内に貼られたメニューは小倉アイスたった一つ。あとはカップアイスがあるのみです。代わる代わる地元のお客さんが現れ、一度に大量の小倉アイスを注文をすると、ご主人が一つずつテンポ良く作り上げていきます。
東屋菓子舗さん、先代が開業した60年前は木更津駅前に店を構え、小倉アイス以外の和菓子も販売していました。しかし、先代が亡くなると今の門前地に移転するとともに、商品も小倉アイス一本へと移行したそう。
というのも、先代が残したレシピなどもない中、ご子息である今のご主人が、小倉アイスだけを見よう見真似で復活させたからなんです!
こうしてたった一品復活を遂げた小倉アイスが、木更津市民の夏の定番となっていきました。今では木更津になくてはならぬ地元の味です。
写真:鈴木 旅人
地図を見るさぁ気になるその小倉アイスをご紹介しましょう。税込で150円のこのアイス。見て下さい、アイスたっぷりですよね!
手作りされるこのアイス、少しシャリッとした感覚があり、とてもさっぱり!後味もしつこくなく、何個でも食べれてしまいます。地元の方が大量買いしていくのも納得です。
写真:鈴木 旅人
地図を見る最中自体も、独特の食感。恐らく皆さんの想像と全く違います。普通しっとりしたものが定番ですよね?東屋さんでは「パキッ」なんです!この食感を大事にしていて、今では仕入れられる場所も少なくなり、わざわざ名古屋から取り寄せているのだそう。
写真:鈴木 旅人
地図を見るモナカの食感が強いと、ついモナカの印象しか残らない気がしてしまいますが、たっぷりのアイスが絶妙なバランス!
木更津に店を構え、小倉アイスだけをただ極めた究極のバランス。東屋菓子舗さんだからこそ辿り着いた味なのかもしれません。是非ご賞味下さい!
木更津のパワースポットと究極小倉アイス、いかがだったでしょうか?地元の人しか知らない場所にこそ、本当のパワースポットや名店が潜んでいるものですね。
東屋菓子舗さん、小倉アイス以外に販売されているカップアイスにもストーリーがあり、実はご子息が作っているのだそうです。実はご子息は県下でも有名なパティシエで、東京の名店で修行を積み、今は千葉県内に数店ある有名なロールケーキ店のチーフパティシエを務めているんです!
ご子息が作る抹茶のカップアイスも人気があり、すぐに売り切れてしまうようですが、やはり先代から作く伝統の味には敵いません。
究極の小倉アイス、是非ご賞味下さい!
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(2024/4/25更新)
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