京都駅横で“京の雅”に触れる滞在を「京都センチュリーホテル」

京都駅横で“京の雅”に触れる滞在を「京都センチュリーホテル」

更新日:2017/07/25 20:50

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
「京都センチュリーホテル」は、新幹線や在来線利用時にはもちろん、京都市内を網の目のように走る複雑なバス路線を利用するにも非常に便利な立地にあります。
2016年3月には全客室フルリニューアル。より一層“京の美意識”を感じられる空間に。
コンパクトなビジネスホテルが開業ラッシュを迎えるなか、古きよきホテルの佇まいを残す京都を代表する「京都センチュリーホテル」をご紹介します。

「京都センチュリーホテル」のノスタルジックモダンな世界

「京都センチュリーホテル」のノスタルジックモダンな世界

写真:東郷 カオル

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「京都センチュリーホテル」の前身である京都ステーションホテルは、天皇即位の礼の慶祝事業の一つとして開業したという由緒ある歴史を持ちます。新しいホテルが次から次へと建設・開業されていく中、90年近くの歴史と伝統を受け継ぐ京都を代表するホテルの一つが今回ご紹介する「京都センチュリーホテル」です。

1階に車寄せがあり、そこからワンフロア上がった2階にフロント・ロビーラウンジがあります。賑やかな京都駅前にありながらも、重厚な印象のロビーラウンジはちょっとした異世界。吹き抜けの正面に飾られた大きなタペストリーと同じ柄が内側に切り貼りされた大きなランプは必見!「見えないところ」にこだわる、京都の奥ゆかしい美意識を感じることのできる隠れスポットです。

「京都センチュリーホテル」のノスタルジックモダンな世界

写真:東郷 カオル

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大きなランプの下にあるソファーのエリアはティーラウンジとしても使えますが、宿泊者同士の待ち合わせにも使えて便利。

「京都センチュリーホテル」に宿泊するなら、部屋だけで過ごすのはもったいない。是非重厚なロビーラウンジやバーなど、雰囲気抜群の館内施設も楽しみましょう。

各フロアのエレベーターホールでは、着物作家・斉藤三才氏を父に持つ斉藤上太郎氏のアートを楽しむことができますよ。京都らしい繊細な工芸と大胆なデザインをお楽しみください。

京の雅が凝縮!「京プレミアムルーム」

京の雅が凝縮!「京プレミアムルーム」

写真:東郷 カオル

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今回ご紹介する「京プレミアムルーム」は、町家をイメージした京都らしい間取り。30平米あり、ゆったりと過ごすことができる広さ。開放的なビューバスが一層部屋を広く見せてくれます。

手前は国産天然木のフローリング、奥には畳のスペースが設けられ、靴を脱いで寛ぐタイプの部屋。ベッドも低く、低座椅子に七宝文様のテーブルで、寛げる空間を演出。

大きな窓のブラインドは、和紙のように優しい光を透す素材と紫色の遮光の二重仕立て。見た目だけではなく機能性にも優れています。

京の雅が凝縮!「京プレミアムルーム」

写真:東郷 カオル

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部屋の入り口は、「通り庭」をイメージした土間風で、下駄(木製スリッパ)の用意も。この下駄は海外からの観光客にも好評だとか。

「京都センチュリーホテル」の改装コンセプトは「BIOSTYLE(ビオスタイル)」。自然との共生・環境保全などをテーマに、自然環境に優しいホテル運営がなされています。この下駄もその一つで、間伐材を利用して作られています。

室内のタオルは吸水・肌ざわりに優れた完全オーガニックの今治タオル。コーヒーは小川珈琲のオーガニックコーヒーで、渡り鳥を守る取り組みがなされている「バードフレンドリー(R)認証」のもの。至るところに「BIOSTYLE」のコンセプトを感じることができます。

京の雅が凝縮!「京プレミアムルーム」

写真:東郷 カオル

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環境への配慮だけではなく、しつらえも京の雅を感じさせられるもの。クッションの飾りは帯締めの結び目のようになっていて、京都らしいこだわりが感じられます。

水回りとベッドルームは引き戸で遮ることもできますし、バスルームとベーシンは独立していますので、友人同士での旅行でも気を遣うことなく快適な滞在が可能です。

グランコンフォートルーム

グランコンフォートルーム

写真:東郷 カオル

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もうひと部屋ご紹介しましょう。こちらはグランコンフォートデラックスツイン。京プレミアムルームは日本の伝統的な生活スタイルを意識した目線の低いデザインですが、グランコンフォートルームのベッドは腰掛けやすい高さに設計。「京都センチュリーホテル」の全ての部屋のベッドにはSIMMONS社のマットレスが使われています。

他にもスイートルームや、3〜4人で泊まれるデラックスファミリールームもありますので、滞在スタイルによって選ぶと良いでしょう。

「星空テラス」に「スイーツビュッフェ」など企画も充実

「星空テラス」に「スイーツビュッフェ」など企画も充実

写真:東郷 カオル

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「京都センチュリーホテル」は館内のレストランが充実。レストランのお料理やスイーツを使ったイベントも頻繁に開催されていますので、タイミングが合えば是非利用してみてください。

9月30日までは3階のチャペル前が「星空テラス」に。オリジナルカクテルを楽しみながら星空観測できるテラスバーとして利用できます。ビクセンの天体望遠鏡もセットされ、かなり本格的な星空観測が楽しめます。

「星空テラス」に「スイーツビュッフェ」など企画も充実

写真:東郷 カオル

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ロビーラウンジ奥のオールデイダイニング ラジョウでは7月31日まで祇園辻利の抹茶を使用したスイーツビュッフェが楽しめます。京都ならではの贅沢なスイーツは大人気。

宿泊時にどんな企画が行われているか事前に調べてから観光プランを立てるのも良いでしょう。

朝食にも「BIOSTYLE」のこだわり

朝食にも「BIOSTYLE」のこだわり

提供元:京都センチュリーホテル

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朝食はオールデイダイニング ラジョウで朝の7時から。オーガニック食材を積極的に取り入れた、目にも鮮やかな野菜とフルーツ。もちろん和・洋・中と取り揃えられ、朝からガッツリいただきたい人も満足のいくラインナップ。

※8月1日〜10月31日(予定)の期間は改装のため朝食会場は別会場となります

朝食にも「BIOSTYLE」のこだわり

写真:東郷 カオル

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京都に来たならお漬物は外せません!洋食で盛り付けても、お食事の最後は京都らしくお漬物で締めてみては?
錦市場の打田漬物の商品がずらっと並びます。お土産探しの味見としても使えますね。

京都だけではなく近郊観光にも便利

「京都センチュリーホテル」は京都市営地下鉄や、観光客には複雑に思えるバス移動にも始発ターミナルなので非常に便利な立地。加えて、奈良へのショートトリップも近鉄電車で1本。
連泊して奈良や大阪への日帰り観光を楽しむのもおすすめですよ。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/06/10−2017/07/01 訪問

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