写真:六三四
地図を見る鹿児島県霧島市にある「霧島神宮(きりしまじんぐう)」。
6世紀に創建された歴史の古い神社です。但し以前は現在の場所ではなく高千穂峰近くに建てられたそうですが霧島山の噴火により焼失。その後も再建、焼失を繰り返し、約500年前に現在の場所に移されたそうです。
杉に囲まれた参道、境内、そして格調高い朱塗りの社殿が印象的。外部だけでなく内部も贅を凝らした格調高い装飾から西の日光とも呼ばれています。毎年100余りの祭典も行われ、国家安泰、家内安全、商売繁盛、交通安全などの祈願に鹿児島県内外から年間約150万人の方が参拝されるそうです。
霧島神宮の境内は花と紅葉の名所ともして知られており、春は桜、夏(6月下旬〜7月上旬)はミヤマキリシマ、そして冬(11月上旬〜下旬)は紅葉と四季折々の自然も楽しめます。鹿児島でもパワースポットとして知られている鹿児島三大神宮のひとつでもあります。
階段・傾斜☆☆
霧島神宮
【主祭神】瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)
【配祀】コノハナサクヤヒメ・ヒコホホデミノミコト・トヨタマヒメ・ウガヤフキアエズノミコト・タマヨリヒメ・カムヤマトイハレヒコノミコト
鹿児島県霧島市霧島田口2608-5
写真:六三四
地図を見る宮崎県高原町にある「霧島東神社(きりしまひがしじんじゃ)」。
宮崎県高原町と都城市にまたがる「御池(みいけ)」は標高309m、周囲約4km、水深103m。火口湖では日本一の深さがあります。その御池を見下ろす高千穂峰の中腹にあるのが「霧島東神社」です。
かなり強いパワーをもつ神社だと聞いていたのですが確かに霊感の全くない筆者でも何か不思議な感覚があったのは事実です。参道には神龍の泉「忍穂井(おしほい)」や注連縄、御幣、石灯籠で囲まれた遥拝所などもあり神秘的な雰囲気を一層深めていました。また高千穂峰の頂上は飛び地境内になるそうで山頂に立つ「天の逆鉾」は霧島東神社の神宝になるそうです。
余談ですが、かつて幕末の英雄坂本龍馬とおりょうさんは高千穂峰に登りこの「天の逆鉾」を抜いたというエピソードがあります。
階段・傾斜☆☆☆
霧島東神社
【主祭神】伊弉諾尊(イザナギノミコト)・伊弉冉尊(イザナミノミコト)
【配祀】アマテラスオオミカミ・ニニギノミコト・アメノオシホミミノミコト・ヒコホホデミノミコト・ウガヤフキアエズノミコト・カムヤマトイハレヒコノミコト
宮崎県西諸県郡高原町大字蒲牟田6437
写真:六三四
地図を見る宮崎県高原町にある「狭野神社(さのじんじゃ)」。
狭野神社の名前の由来は神武天皇「神日本磐余彦天皇(カムヤマトイハレヒコノスメラミコト)」の幼名「狭野尊(サノノミコト)」に由来しています。
狭野神社は薩摩藩島津家との関わりが深く社殿の寄進なども度々行われていたそうです。朝鮮の役では薩摩藩主島津義弘公の戦勝祈願、その後、祈願奉賽として島津家重臣新納忠元が境内に杉を植栽しました。そして大正13年に「狭野の杉並木」は国の天然記念物に指定されました。
鳥居から社殿までの約1kmに及ぶ杉並木の参道はパワーロードと呼ぶにふさわしく清浄な空気が漂っています。木漏れ日に照らされたまっすぐ伸びた参道をゆっくり歩くと穏やか気持ちになっていくのが実感できます。
階段・傾斜☆
狭野神社
【主祭神】神日本磐余彦天皇(カムヤマトイハレヒコノスメラミコト)
【配祀】アヒラツヒメ・アマツヒコニニギノミコト・コノハナサクヤヒメ・ヒコホホデミノミコト・トヨタマヒメ・ウガヤフキアエズノミコト・タマヨリヒメ
宮崎県西諸県郡高原町大字蒲牟田120
写真:六三四
地図を見る宮崎県小林市にある「霧島岑神社(きりしまみねじんじゃ)」。
建てられた年代ははっきりしませんが「続日本後記」にその名が示されている歴史ある社です。前述の神社同様に霧島山の噴火により社殿を焼失しており、現在の「霧島岑神社」が鎮座している地にあった霧島六社権現のひとつ「夷守神社」(ひなもりじんじゃ)と1872年(明治5年)に合祀しています。
「霧島岑神社」は「霧島神宮」や「霧島東神社」のような煌びやかさこそありませんが、かつて「霧島山中央六社権現」と呼ばれていたことから霧島六社権現で最も格式高い社であったと伝えられています。
参道前には1716年(享保元年)頃に造られた仁王像が立ち荘厳な雰囲気。木々に囲まれた森の中の本殿に伸びるゆるやかな傾斜の参道が印象的です。苔むした石階段、石畳が伸びる静寂な樹木のトンネルは身を清めてくれるような気持ちにさせてくれます。
階段・傾斜☆
霧島岑神社
【祭神】瓊々杵尊(ニニギノミコト)・コノハナサクヤヒメ・ヒコホホデミノミコト・トヨタマヒメ・ウガヤフキアエズノミコト・タマヨリヒメ
〒886-0004 宮崎県小林市大字細野4937
写真:六三四
地図を見る宮崎県都城市にある「東霧島神社(つまきりしまじんじゃ)」。
第五代孝昭天皇※の頃に建てられたと伝えられる歴史ある神社。噴火により焼失し埋没した神殿が再興され現在に至っています。農工商、開運、治病、縁結び、安産など庶民信仰的な神社でもあります。
「東霧島」と書いて「つまきりしま」と呼ぶのですがこれは霧島山系の東の端にあることから物の端を俗に「つま」というところからきているとか。
イザナギの神が帯刀していた東霧島神社の神宝「十握の剣(とつかのつるぎ)」で切ったといわれている真っ二つに割れた『神石』。『龍王神水』と呼ばれ商業の人はお金を洗い身に納め、病の人は飲むと良いと伝えられている霊水。鬼が一夜にして石を積み上げ作った『鬼岩階段』など見どころも多いです。敷地内至る個所で沸々とパワーを感じる神社です。
※孝昭天皇:古事記、日本書紀に伝えられる天皇(紀元前475年〜紀元前393年)
階段・傾斜☆☆☆☆☆
東霧島神社
【主祭神】伊弉諾尊(イザナギノミコト)
【配祀】アマテラスオオミカミ・ニニギノミコト・アメノオシホミミノミコト・ヒコホホデミノミコト・ウガヤフキアエズノミコト・カムヤマトイハレヒコノミコト
宮崎県都城市高崎町東霧島1560
霧島六社権現(夷守神社は霧島岑神社に合祀されたので5か所)は自動車でしたら半日あればまわれます。ただしお正月は初詣に六社権現参りされる方もいらっしゃるので時間に余裕を持ってお巡りください。
東霧島神社の看板犬「空(ソラ)」は神様の場所まで連れていってくれると言われています。ソラを見つけたら後をついて行くのもいいかもしれませんよ。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/29更新)
- 広告 -